イァハーツ7月号掲載の『囀る鳥は羽ばたかない』最新話・第27話のネタバレ感想になります。5巻に収録されるストーリーかと思いますのでコミックス派の方はご注意ください。
衝撃的な終わり方をした第26話でしたよね。本当に竜崎がどうなってるのかドキドキでページをめくった7月号。またも衝撃的な展開に・・・涙が出てきてしまいました(´;ω;`)またこれからどうなっていくのか本当に今の段階ではわからなくてちょっと放心状態です。
囀る鳥は羽ばたかない 5巻(27話)あらすじ・ネタバレ感想
囀る鳥は羽ばたかない 27話の簡単な感想
①百目鬼の大事な鳥は羽ばたいていってしまったの!?
②平田の顔にぞっとした・・・
③竜崎(´;ω;`)私は竜崎の言葉の方を信じたい!
囀る鳥は羽ばたかない 4巻の内容のおさらい
そういえば・・・メモリーからごっそり囀る鳥は羽ばたかないの記事お引越ししてきました。メモリーで「重要な記事が削除されてます」とグーグルさんから警告みたいなのが出ててちょっとドキドキしました。ふぅ~。。。
注意ポイント
俺はただ あの人を繋ぎ止めたかったんだ
今回は扉絵がカラーです。百目鬼と矢代・・・この2人を見るだけでなんだか胸がぎゅっとなってしまいますね。アオリからはどうしてもネガティブな印象しか受けないのが気になるところです。
百目鬼がまだ矢代の体にキスをしていると・・・「も・・・いいって・・・」と矢代は言います。
「犬だったらお前今ごろ尻尾垂らしてんな」
「身体は平気だって 俺結構 頑丈だし」
ここのね、犬が尻尾垂らすときの心理ってなんだろう?と思ったんですよね。ヨネダさんがこういうセリフを持ってくるということはしっかり調べられてから使われると思うので・・・。
犬の尻尾が下がっているときは「不安・恐怖」というような負の感情があるときのようですね・・・。ストレスサインだったりするようです。
矢代もきっと百目鬼のそういった負の感情を読み取って「身体は平気~」のセリフを言ったんでしょうね。。。百目鬼が暴走してしまったことを悔やんでると思っていたりするのでしょうか・・・。
(謝ることすらできない 謝ったらまるで間違いだったようで)
百目鬼はバスルームで矢代の気持ちを聞いたとき、『自分はちゃんとこの人の何かではあるのだと』思ったようです。
(例えそれが自分とは違うものでもいいから縋りたかった)
コクっと意識が飛びそうになる百目鬼。
「あれ そういやお前寝てる?全然見てねーな寝てるとこ」
大丈夫ですというのですが、矢代は「寝ろよ少し」と寝るように促します。
「・・・目を閉じるのが・・・怖くて・・・」
そして百目鬼は・・・矢代がどうしてさっき泣いたのか尋ねます。
『見るな これ以上俺を―…』
そういって涙を流した矢代。でも矢代は「決まってんだろ 気持ちよかったからだよ」と。
意識が遠のいていく中、百目鬼はそれは矢代の本心ではないと「嘘だ・・・」と思います。
この「泣いた」というのは3月号の時の場面ですね。私はてっきり事後、カーテンから覗くひかりを見ながら涙を流していたのかと思ったのですが・・・
きっとこの時の事だと思うと、3月号の涙を流した時はまだ百目鬼との最中だったと考えられますね。
そして・・・今回のこの百目鬼と矢代とのやりとりは、イァハーツ3月号の矢代が涙を流したシーンのあと黒い部分があるのですがおそらくその部分でのやり取りなのかなと。次ページでは百目鬼はすでに寝ていますので・・・。
そっと目を開ける百目鬼。次の瞬間ぱっと見開きます。
バッ
起き上がると・・・矢代の姿はどこにもありません。このね、、、百目鬼の表情がすごくせつなくて。自分を寝かし、いなくなった矢代。
百目鬼は矢代が自分に少しでも特別な感情を持っているなら、それに縋りたかった。。。
そして身体を重ねる事で繋ぎ止めたかったんだと。(ここはモノローグを読みながらの私なりの解釈です(;'∀'))
ここのモノローグがちょっと最初はよくわからなかったのですが、百目鬼自身も矢代が平田に狙われていることを知っているんですよね。銃まで用意しています。これからどれだけの危険が彼を待っているのかも察しているのだと思うんです。
だからこそ、一人で無茶をしないようにそして自分を捨てないように繋ぎ止めておきたかったのかなと。そんな風に私はここのモノローグは受け取りました。
でもね、ここのシーンがまた黒いんです( ノД`) そして1羽の鳥が羽ばたいていっているの。
「囀る鳥は羽ばたかない」タイトルはそうなんだけれど。。。何も囀らない(言わない)鳥は羽ばたいていってしまうという事でもあるのでしょうか・・・。
「ほしい」とも言ってくれず、泣いた意味も教えてくれず・・・そんな矢代と被るものがありました。
竜崎はまだ生きていた!
今回どうしても知りたかったこと・・・竜崎が生きているのかどうか。
竜崎は平田を刺した後もしっかりと生きていました。
「てめぇらに踊らされんのにもいい加減飽きたんだよ」
「・・・そんなに死にてぇなら殺してやるよ」
そういって竜崎に襲い掛かろうとする平田子分ですが、「待て」と平田が言います。
なんとね・・・平田の傷は「大したことない」のだそうです(; ・`д・´)平田本人が言ってますから・・・・。
「俺が殺る 抑えろ」
「ありがたく思え・・・この俺が手を汚してやるんだからよ・・・てめぇみてぇなチンピラのために」
ヤッパ(短刀)をよこせと言って近づいたところで見張ってた子分が「警察だ!!」と知らせにきます。
平田は車に乗って逃げたようですね。警察も、「あれは俺らの獲物じゃねぇ」と深くは追わず・・・・・。
彼らの目的は竜崎だったようです。
「容疑者確保!竜崎篤士だな?」
竜崎は覚せい剤取締法違反の容疑で捕まりました。
竜崎・・・篤士だったのね・・・名前・・・。(〃▽〃)
逮捕のきっかけになったのは、松原組の事務所から覚せい剤が4キロ押収されたからだそうです。
「・・・事務所?」「ちょっと待てそんな覚えはねぇぞ しかも4キロって・・・」
パトカーに押し込められる竜崎。
「イテテ!いてーんだよ触んな けがしてんだよオレは・・・」
↑ここのセリフ・・・全部読み終わってからまた読み返すとちょっと涙が出そうになります。
これ俺からのお願い
パトカーの中に入ると「よう」と言う矢代に目が点になる竜崎。
10分だけ話ができるようです。
「矢代!?てめえなんでここに」
「分かんねぇの?ホントに?」
「・・・っ まさかおまえが?」
「ピンポーン」
そうかぁ。。。松原組事務所に覚せい剤を置いたのは矢代なのですね。甘栗くんたちを使って、覚せい剤を移動させていたのかぁ。。。
逮捕はされたけれどこれは竜崎を守るため。
警察に連れていかれればこれ以上平田たちは手出しができないわけですからね。
矢代なりの竜崎の守り方だったのでしょうね。
それにしても!矢代が「甘栗ちゃんたち」って言っててちょっとかわいらしかったです。
「あまぐりってだれ・・・あ! 平田の私兵かっ」
「お前よくアレを仲間にできたな」
組の奴らじゃないからそんなに難しくはないと矢代は言います。
「とりあえずシャブの件はお前が単独でやったことにしてよ 本家筋のウチが関わってたなんてマズイからさ これ俺からのお願い」
「何よりムショのが長生きできるんじゃねーの?」
これはね、「どっちが長生きするだろうな」と前に矢代が言ってた事があるのですが(4巻)このことですね。
「お前、おれを殺ったりしたら用無しとばかりに即消されるぞ」
「・・・ふん どっちにしたって八方塞がりだったんだよ」
こういうセリフを読んでいくと、やはりどちらも「長生き」するためには竜崎が逮捕されるというのが一番だったと思いますよね。
竜崎が薬の件で単独犯として捕まった後、平田には何かしかけようと矢代は考えているのではないでしょうか。
お前が女だったら・・・
「ところでお前その服どうしたよ」
矢代のちょっとした服装にまで気が付く竜崎。
「あーちょっと濡れちゃったから拝借したんだよ」
Tシャツ姿の矢代を見つめながら「そんな格好してっと嫌な事思い出すな」と。。。
ここのね、いやなことっていうのはきっと矢代への気持ちを自覚した時の事なんだと思うんですよね。。。
竜崎はぐいっとシャツをひっぱり「やっとお前のムカつく面見なくて済むんだ 最後によく拝んどくんだよ」と。。。
もうね、ここも読み終わってからまた読み返すとほんと切ないです。普通に捕まるからと思って言ったセリフかとおもうじゃないですか最初・・・。。。
竜崎は、シャツに顔をうずめながら(クソこんなすえたニオイさせやがって)と。。。
「…慰問行ってやろっか」
「歌でもうたうってか」
ちょっと冗談ぽく会話をしながら竜崎は矢代のT首を舐め始めます。
そしてガリッと。。。
「・・・相変わらず」
「乳首噛むのが好きなわけじゃねぇ」
「? あーそーなの?」
(お前が女だったらって そしたら俺が守ってやったのにって)
昔はそんな風に考えていたなんて死んでも知られたくないと思う竜崎。
矢代は、自分が慰問行かなくてもムショでいいの見つけてケツ貸してもらいなよと言うのですが、竜崎は「誰がお前以外の男とヤるかよ ホモじゃねんだよおれは」と言います。
竜崎にとっては矢代だけが特別だというのがここでもわかりますね。
T首を噛むという行為は・・・矢代が女じゃなく男だということの悔しさの表れ?なのかしら。噛むというのは独占欲というか、マーキングみたいなものでもあると思うんですよね。
竜崎が矢代のT首を噛むというのにはいろいろな感情が混ざっているのだろうなぁと今回読んで思いました。きっと矢代がイタイのが好きとかそういうのは関係なく、竜崎の心理的なものだったのでしょうね。
「守ってやる」「守られてりゃ世話ねーな」ここの心情からやっぱりマーキングみたいなものだったのかな?とも思います。
ちょっとシリアス展開ではあるものの、最後は竜崎と矢代らしい会話にほっこりします。でもそれがかえってこれからの展開をより切なくしてしまうんですヨ。。。
「おれは女がいいんだ」という竜崎に
「—女ねぇ いっそそうなら何もかも簡単だったかなー」
「とりあえずお前は極道やめろ ガンの元だ」
「奇遇だなぁ 俺もそう思う 辞めないけどな」
ここで話ができる時間が終わり、竜崎は矢代にトカゲのしっぽになる代わりに、平田につかまってる自分の女を連れだして逃してやってほしいとお願いします。
「またな竜崎」
そういって見送る矢代・・・。
矢代はあと2か所どこへ行くのか
鮫さん鯨さんの待つ車へ戻る矢代。
「さてと、も一か所頼むわ ん?2か所かな?とにかくよろしくー」
それにしても・・・このね鮫さん鯨さんの会話笑います。それに加わる矢代にも笑います。
矢代がこれから行く2か所ってどこでしょうね。
平田のところと三角さんのところでしょうか。
できれば三角さん・平田セットで・・・あとの1か所は尻尾垂れた百目鬼のところであってほしい・・・・。
平田にしっかりとどめを刺されてた竜崎
パトカーにて。
竜崎の様子がおかしい事に気が付く警官。
竜崎の腹部から出血しているのが目にとまります。
「りゅ、竜崎ケガしてます!!」
矢代に刺されたのかと疑うのですが、これは平田がしっかりとおなかを刺していたんです!!!!!ヨネダさ~~~~~~~ん( ノД`)
(クソつまんねぇ意地張っちまったじゃねーか・・・)
竜崎は意識が遠のきそうになる中、矢代の事を思い出します。
『辞めねーけどな』と言ったときの顔ですね。
(あいつ・・・腹が立つほどいいカオしやがって・・・)
一方・・平田はというと・・・
本当にすぐ元気になるようですヽ(`Д´)ノ
ここで次号。
囀る鳥は羽ばたかない 第27話を振り返って/感想まとめ
今回は本当に・・・百目鬼が霞んでしまうほどの展開でした(´;ω;`)
まって。。。竜崎は死にませんよね。
「またな竜崎」て死亡フラグですか!?ちょっと今回はもう何度か読み返したけれどず~~~~~~~っと胸が苦しいです。
竜崎。。。早く病院に行ってほしいけれど、あの時の平田の形相からしてそんなに甘い刺し方はしてない気がする。
きちんと「殺る」って言ってましたからね平田。
でも本当に辛すぎる。矢代の前では意地をはっちゃう竜崎とかもう一度読みたいです。
だから死亡フラグではなくって「生き残ってやるんだよ」の竜崎の言葉を信じたい。。。平田が生きてて竜崎が・・なんての絶対嫌です( ノД`)
ちょっと今はまだ落ち込んでしまっているのですが、冷静になってから感想等追加したいと思います。
スミマセン。
是非!!!竜崎大丈夫だよ、ここにこれがあるから!!!というようなものがあればコメントください(´;ω;`)
今回の27話 イァハーツ7月号の電子書籍はおそらく2週間後配信になるかと思います。
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2024/12/3