もっと早くに書こうと思ってたのですが、気づいたらもう明日が最新号の発売日( ̄。 ̄;)なんて早さ。11月号の次は1月号って・・・年が変わってますね。
さて、この記事はネタバレ記事ではなく考察記事。考察というのはちょっとおこがましいのですが・・・
まとまってない頭を記事を書くことで少しでもまとめようと努力してみる!そんなゆる~い記事ですので・・・これが正解だなんてまったくなくて・・・
読み返したときにこのときはこう思ってたのかぁ~違ったな!とあとから楽しむために残しておこうと思っています★
皆さんもここはこう思ったよ~!というのがあれば是非是非。
囀るさんはけっこう難しいですよね。
行間を読むじゃないですが・・・ほんと読み手によっていろいろな解釈ができるのだろうなぁ~と思う部分も多々あったりして。
そこが面白いのですけどね!
言い回しが難しいと私の場合1日悩むこともありますけど・・・( ̄。 ̄;)
今回のこの矢代の心情(こいつには一生わからない)も・・・なぜ!?ってずっとずっと悩んでしまいまして・・・
答えなんてないでしょうが、このときの矢代の気持ちに少しでも近づけるように自分なりに考えて見たので読んでやってください。
おさらい
とりあえずこの場面のおさらいです。
百目鬼が甘栗くんたちと交代して矢代を迎えにきましたヨね!
もう百目鬼はこのときになったら気持ちを隠しもしない。
しかし、百目鬼がやってきたことは矢代にとって誤算。とにかく百目鬼がこの場からいなくなるように冷たい言葉をバンバン投げかけます。
「お前なんかとやらなきゃよかったよ」「しつこいんだよ だから切ったのわかんねぇ?」
「夢みてんじゃねぇよ 全部芝居だよ芝居」「お前に最後にいい夢見させてやったんだろ」
百目鬼は、全部芝居だと言われ「俺を綺麗だと・・父親とは違うと言ってくれたこともですか」と悲しそうにする。
矢代はそんな百目鬼に対して「部下でいるならかわいかった それだけは本当だ」と。(ここら辺は一番傷つくことは言えないのだろうなぁと・・矢代の優しさを感じた箇所でした)
そして今回の考察箇所ですね!厳しく突き放すように百目鬼に接する理由なのだと思いますが・・・
(こいつを受け入れたら 俺は俺という人間を手放さなきゃならない)
(それがどういうことか こいつには一生わからない)
考えてみる①【俺という人間を手放さなきゃならない】
【俺】という人間は一体何なのかを考える。
①ヤクザな俺
②淫乱でドMな俺
③孤独に慣れた俺
④人をまともに好きになれない俺・・・
⑤人間嫌いな俺
いろいろとあると思います。【手放す】と表現してい所を読むと、これは本来の矢代ではなく彼がつくりあげた【俺】だという事にたどり着くかと思います。
本来の俺はどういう俺か・・・
①ヤクザになりたかったわけではない
②本当は痛いのは嫌だし淫乱でもない。(普通のセックスでも本当は感じる)
③孤独は・・・?????
③人を好きになるし実は一途
④情が深い
つくった俺と、本当の俺はわりと正反対なのかなと思います。
この【俺は俺という人間】に関しては・・・私は百目鬼とのエロではっきりと自覚してしまった事なのではないかと思うのですよね。
百目鬼と寝た時に、窓の明かりを見ながら過去、義父に犯された場面を思い出すカットがあったかと思います。(25話)
あの時の涙・・・ずっと抑えてたものがこの時も溢れ出てきてしまったのではないかと。そして、この場面は百目鬼といることで本来の矢代が顔を出してしまうという事を表現しているのかなと思いました。
その後にまた仮面を被り(被ったように見えただけですが・・・(≧∇≦*))部屋を出て今に至ります。
まず、この【俺は俺という人間を手放さなければいけない】という心情はわりとフクザツなのですよね。
【こいつを受け入れたら】とあるのですが、ここでも受け入れたい、でもダメという気持ちが私にはどうしても見え隠れしているように思います。
一緒にいることで【受け入れたい】という気持ちが膨らんでくる事に対しての怖さもあるのではないかと。
ただ。。。私は最初に何故受け入れたら俺を手放さなきゃいけないの?って思ったんですよね。
百目鬼を受け入れて何が壊れちゃうんだろう?って。考えてみると・・・
百目鬼を受け入れる事で隠してきた本来の自分が顔を出すことで矢代に不都合が生まれる可能性も考えられるからかなと。
例えば①のヤクザな俺。
今・・・抗争真っ只中。皆を守るためにも自分を守るためにも平田とは闘わなければいけません。
でも・・・実際に矢代はヤクザになりたかったわけではないのですよね。
そこに道があっただけだと言っています。それも好きな人の為。正直なところ、自分自身は出世欲も何もないから平田に負けようがどうでもいいのかなと。
でも今そういう気持ちが出てきては困る。三角さん、七原、杉本もいます。
②は、これを矢代は利用してきたのだと思います。情報を得るため、警察と仲良くするためetc・・・
百目鬼と一緒にいたら・・・・百目鬼は「この体を誰にも触れさせたくない」「俺しかいらなくなるように 俺しかほしくなくなるように」と言っていたので・・・
それも受け入れる事になります。(本来の矢代は誰かに愛されたいと(最初は母親ですが)すごく思っている人なので・・・百目鬼を受け入れたら百目鬼だけになってしまうのでは?と)
③④⑤今まで一人で殻に閉じこもってきた矢代。三角さんだろうが七原だろうが・・・矢代の本質まではたどり着けてないですよね。
長年一緒にいる影山は・・・他人に興味が薄いから深く知ろうともしないですし。
そこに入り込んできた百目鬼を受け入れたら・・・・もう一人では居られなくなるという怖さもあるのかなと。
【人を好きになる孤独を知った】【それが“男”だという絶望も知った】と私の大好きな2巻でそんな場面があったかと思います。百目鬼は・・・
この全て受け入れてきたという矢代の心を変化させちゃうのですよね。
【人を好きになる孤独】【男だという絶望】・・・百目鬼はこれらを全て覆す人物なのですよ・・・
1を得れば10欲しくなる。知らなければ心乱されない事でも、知ってしまえば心が乱れる・・・言い方悪いですが現在の矢代にとっては百目鬼との事は【知らぬが仏】状態だったのかな・・・と。(使い方あってるかしら!?)
どこだかで考察したことがありましたヨね、吐き気。
女みたいに抱かれたり、好意が見えると吐き気がするのだという「人間嫌い」な矢代。これは、つくりあげた矢代が拒絶するからなのかなと思います。
読んでて感じるのは、矢代は基本人間嫌いじゃないです。人間嫌いにこんなに人は寄ってこないはずなので。
本来の矢代は愛情を欲しているし、人に愛されたいと思ってる。でもそれを放棄して自己防衛のためにつくりあげられたのが今の矢代だと考えるとこの【人間嫌い】の部分も納得行く気がします。
何が言いたいかというと・・・この【俺は俺という人間を手放す事になる】というのは百目鬼の存在は、ぐるっと180度矢代が変化してしまうことを意味するのだと思います。
考えてみる② こいつには一生分からない とは
さて・・・・私がグルグル考えて・・・やっぱわかんないなぁ~~~~~~~ってなった部分です。
「こいつには一生わからない」のはどうしてか。
シンプルに、百目鬼と矢代が違うから。
矢代は百目鬼もどこか壊れてるのだと思ってたと以前言ってましたよね・ここのセリフがヒントになるのかなと思ったり。ただ・・・この部分は影山の存在がが否定するので(私の中で)なんか違うなぁ~ってなりました。
どうしてそう思ったかというと、矢代のこの【俺は俺という人間を手放す】【それがどういうことかこいつには~】はどこか壊れていると言っている影山でもわからないと思ったから。
影山も壊れてたとしても影山は影山ですからね・・・裏表があるわけではないです。他人に興味のない影山こそ、余計に百目鬼よりもわからないかもとも思いました。
だから壊れているか壊れていないか・・・は関係ないのだろうなぁと。
では次に・・・・矢代は矢代Aと矢代Bがいると考えます。(実際はそうなのですが)
自己防衛するために矢代Bをつくり、今までのトラウマを自分の中でプラスにかえることにした。そうすることでしか自分が保てなかったのかもしれません。
「俺は俺という人間を手放す事になる」はドMで淫乱はやはり自己防衛のためにつくりあげた矢代Bなのだということがわかります。
手放すということは、「矢代B」で出来てた事が「矢代A」では出来なくなってしまう事も含むのだと考えたり。。。
Bになることで自分を保ってたのにAになる事がどんな変化を生むのか・・・・それを百目鬼にはわからないと言っているのだろうなと。
どうして百目鬼には一生わからないのか。
それは彼が彼だから。そしてどこまでも真っ直ぐで矢代が綺麗だと思うくらいのピュアさがあるから。
インポだろうがなかろうが、お父さんを恨んでいようが受け入れようが…百目鬼は百目鬼なのです。
影山もそうだし・・・多分久我もそう。久我こそ虐待を受けてた節はあるけど・・・自分を受け入れてるし自分自身をよく知っている。冷めてるようでほどよく熱さもある。だからこそ矢代には久我が太陽にみえたのかなぁと。(1巻)
光と影って歌ってましたしね。正反対だぜって矢代もわかってるのだろうなぁと。
矢代は、自分を受け入れるために矢代Bをつくりあげたので、やはり百目鬼たちとは違うのだろうなぁと思ったりもします。
そして、矢代自身が変わると、周りも変わってしまうという変化も生んでしまいます。
今まで見て見ぬふりをしてきた事だと思うのですが、百目鬼との事ではっきり自覚したのだろうと・・・。
矢代のこの心情は、例えば本当は臆病なのにもう一人の活発な自分をつくってそれになりきることで強くいられる人とか・・・もう一人の自分を演じることで周りの環境に馴染もうとしている人とか・・・そういう方が形的には近いのかなと思ったりします。
傷つかないための自己防衛。
それがなくなったときの変化は・・・・未知だし怖いものですよね。ただその怖さって同じような人は共感できるけれど、そうでない人にとったら理解が難しい。
この点をもしかしたら矢代は言っているのかなぁ?と考えたりしました。
百目鬼は百目鬼1も2もないですしね。。。そこが大きい気がします。
本来の矢代でふと思ったコトがあるのですが・・・・矢代は最初から好きな子は虐めたいとかそういう気持ちは持っていたのでしょうか?
それともMになった時に、一緒にSの気も持ち合わせてしまったのでしょうか・・・!?!?この辺りはわりと私の中で疑問だったりします。
もともとはSなのか?とか・・・。好きな人に限定ではなさそうですよね。中学の時女子にサドの気が出てしまって・・・とあったので。
Mはつくりあげたものだけれど、Sはもともと・・・・だったりします?
あ、脱線しちゃいました。
強引なまとめ笑
【こいつには一生わからない】とはどういうことか?ということに関しては、百目鬼は壊れているのではなかったのと、トラウマが与えた欠陥があってもなくても「百目鬼」なのがまずポイントなのかなと。
反対に、矢代はもう一人の自分をつくることで自分を保っているとう事を認識していると思います。
百目鬼といると、その本来の「矢代」が出てきてしまうのを矢代自身が自覚したからこその「こいつを受け入れたら)に繋がるかと。
百目鬼が関わると、「矢代」が出て来るというのは度々ありましたよね。
2巻でも百目鬼を見たあとに走馬燈のように思い出した過去・・・それを見ながら思った心情。2巻では言い聞かせるような場面でしたが・・・5巻ではおそらく素直な子供の頃の感情にリンクしたと思います。
5巻(25話)。矢代が涙を流した場面を振り返ってみると・・・幼少期涙を流している場面→痛いの好きだよな、うん(笑っている場面)→歯を食いしばり泣いている場面→痛くないと感じないんだ俺(Mになったような場面)→涙を流す矢代(現在)
2番目4番目は成長しているのに対し、1,3番目は幼少期の泣いている場面。交互に出てきます。
順番から考えても・・・・大人なあの矢代の涙の場面は本来の彼が出てきた証なのではないかと。(私が勝手に思っているだけですけどね(≧∇≦*))
それがわかったからこそ、百目鬼を受け入れると今の自分が壊れていく。すべてがかわる。
できていた事が出来なくなる、欲しくなかったものが欲しくなる・・・ドM淫乱という自分で保ててた自分がなくなってしまったら・・・
今の矢代だったらどんな自分がでてくるのかさえ分からないし恐怖なんじゃないのかな・・・と思ったりもしました。
未知の領域に足を踏み入れる事になる。変化が生まれても基本変わらない百目鬼にはわからないことだと思います。
まとめになってないまとめですが・・・ただ言えるのは・・・難しくないですか!?!?(笑 結局これ)
32話で、母子を見た時の矢代の表情とか・・・これも百目鬼との事で出てきた感情のような気がします。封印していた母親への感情みたいな!?!?
矢代は百目鬼と身体を重ねたことで確実に変化は出てきていると思っているので、これからはその変化が多少なりとも描かれていくのではないかと思います。
そう思ったら。。。ダークではありますが少し楽しみでもあります。
さて!!!!明日はイァハーツの発売日。ちょっと用事があって読めるのが夕方近くになってしまうかと思います。
どうなっているのか楽しみですね。。。
ちら見せがありましたが、どういう状況なの!?ってちょっと焦りました。
まさか捕まったとかそう言うのじゃないですよね( ̄。 ̄;)
普通に休憩するために倉庫みたいなところにいただけですよね・・・?むちゃくちゃ不安。少しでも矢代の本音が読めますように。
でも最近読み返して思うのですが・・・器用なようで不器用な矢代が愛しいです。
あと!コンタクトケース・・・いつ出て来るんだろう。百目鬼はまだ矢代→百目鬼というのには気づいてないですもんね。
一度別れがやってくるのかな・・・その時に渡すのかしら。その時にコンタクトよりも百目鬼のTシャツを大事にしている自分に気づくとか!?!?
いや、別れなんてやってこないはず(T^T)そんな場面あったら1週間寝込む。。。
考察じゃない考察はもう一旦終って・・・・ちょっと32話で思った雑談を。
影山ってやっぱりズレてません?笑
一人、矢代がフラれたと思っててクスっとなりました.
一方的に矢代→百目鬼だと勘違いしてたってことですよね。あの雛の話から・・・。単純なのかピュアなのか・・・それこそ興味がないのか( ̄。 ̄;)
まぁこのくらいの鈍感さはあってもいいと思うけれど。。。このセリフで影山が自分から矢代→百目鬼に気づいたわけじゃないんだろうなぁ~って思いました。
久我が言ってたからそう思っただけなのでしょうね。。。影山恐るべし。
影山と似てると思ってたのに、だいぶ正反対な男を好きになったんですね矢代は!百目鬼たんは影山と違って矢代命ですからね★
そういうのもいいなぁ~って思います。
ちょっと明日は、、、怖いから最後から読もうかな(ヘタレ発動しそう・・・)平田と甘栗くんどうなってるかな・・・ドキドキしますね。
それでは長い雑談にお付き合いくださりありがとうございました。また明日!囀るさんの最新話感想で!!!
ちょっとここの視点違うよ~というのがあれば・・是非ヒントください!よろしくお願いします!