イァハーツ11月号掲載、ヨネダコウさんの【囀る鳥は羽ばたかない】42話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の42話は【囀る鳥は羽ばたかない7巻】に収録予定です。
雑誌の方でも7巻発売の情報が掲載されてましたね!来年3月1日に『囀る鳥は羽ばたかない7巻』が発売されるようです。
今回は珍しく通常版と限定版が発売されるようで・・・限定版!?と驚いてしまいました。
限定版の方はアニメDVD『Don't stay gold』付なのですよね。ちょっとお高くはなると思うのですが・・・影山と久我の話。。。好きなのですよ~。
ワタクシ久我が大好きなので限定版にも惹かれるのですが・・・同じ限定版なら先生の描き下ろし漫画の方が嬉しいなとも、、、。それなら迷わず限定版購入するのですけどね。
アニメとかTVとかあまり観ないのでどうしようかな~~~~~~と発売はまだまだ先なのに考えてしまいました(≧∇≦*)ゆっくり考えよう・・・。
今回は扉絵からなんだか切なさが伝わってきましたね・・・。この先どうなるのか本当に気になるけれど・・・動きそうなまだ動きがなさそうな!?
囀る鳥は羽ばたかない7-42話 イァハーツ11月号
掲載P数 | 25P |
満足度 | |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 神谷はやはり勘が鋭い
- 桜一家へやってきた矢代・七原。ここで綱川と対面し。。。
- 綱川の口から矢代の知らない事実が次々と明かされて!?
- 綱川と矢代の静かなバチバチ!?
- 一泊することになった矢代と七原だけれど・・・
【ネタバレ注意】囀る鳥は羽ばたかない7巻42話 感想
今回のメインは綱川と矢代の初対面。そして彼らの心理戦が!?掛け合いが面白かったです。
綱川は対応に余裕がみられてさすがだな~と思いました。どちらかといえば、あの矢代が押されてるような・・・!?もしかしたら今回の事がきっかけで矢代が百目鬼を取り戻したいと思うようになるのかも!?しれませんね。というかそうなって欲しいです。
では早速!今回は感想交えながらの流れを書いて行きますね。その前に!前話までの流れは、
矢代たちは目的(城戸)が一緒ということで、綱川の呼び出しもあり桜一家へ行く事になる。
詳しい流れは41話を参照してくださいね!
[kanren url="https://bl-magazine.com/saezuru7kan-41wa "]
ここからが42話の流れです。
神谷はやはり勘が鋭い!?
神谷は、急いで城戸弟の元へ向かったのは矢代たちも城戸を探していることに気付いたからだろう?と言います。そして会いたくなかったんだろう?と。
百目鬼は、先を越されたくなかっただけだと言うけれど、神谷は『会いたくなかったんだろ?』と食い下がります。
破門にしたヤツになんか会いたくないよな?どんなヘマをしたんだ?と。百目鬼が、破門などではなくそもそも組員ですらなかったと正直に言うと・・・
『なんだよ 盃も貰ってなかったのか そりゃ忘れられても仕方ねぇな』
普通ならこういう風に思いますよね(^_^;)組員にすらしてもらえなかったのか?と神谷が思うのも当然といえば当然。
神谷は途中まではかなり鋭いところをついてきてると思いました。人の気持ちを読み取るのに長けてる人なのかな?
神谷の言う『会いたくなかった』というのは百目鬼の本音だと私も思います。なぜそう思ったかは、甘栗くんと会った時に甘栗くんに『もしかして捨てられた腹いせでもすんのか?』と言われて、『ああそのつもりだ だが今はまだしない』と答えています。(40話参照:イァハーツ7月号)
まだその時期ではないと百目鬼が思っていることがこの文面ではわかるのかなと。だからあの時点では百目鬼自身、矢代との対面はまだ先だと考えていたのだろうなとここで思ったのですよね。
でも会うかもしれないという可能性は常に考えていたと思います。矢代の賢さや鋭さは百目鬼自身も知ってる。『先を越されたくなかった』というのもこれも本音だろうと思います。
会うのであれば先を越されたくなかった、なのかな。
先に矢代たちが城戸弟や城戸を捕まえてしまったら、百目鬼の役目が失敗に終わる可能性がある。百目鬼は、綱川の所に長くいるつもりはないというのも40話の『時間がない身分なんだ』というセリフからわかります。
だから、綱川にお世話になっている間はミッションをクリアしていかなければいけない。失敗すれば百目鬼の考える『矢代への腹いせ』に遠のいていくからなのだろうなと。
ここの神谷・百目鬼の会話はなんとなく本音が出ていたのかなと思います。それを引き出した神谷はさすがというべきか。
あ、でも・・・盃貰ってなかったのか、からの『忘れられても仕方ねぇな』はちょっと違いますよね( ´艸`)矢代は百目鬼が大事で堅気に戻してやりたいという気持ちがあったからですし★
そういう気持ちは百目鬼には伝わってるのかな!?矢代は突っぱねたけれど、ちゃんと百目鬼を大事に想っていた事や忘れていなかった事とか・・・これからちょいちょい出て来るようなそんな予感はしてます。
ニキちゃんと矢代が面白い
百目鬼たちより早く着いた矢代たち。ここで防犯カメラの多さに驚いているのですが、待っている二人に『おたくさんたちウチに何か用ですか』と車に乗った人物が声をかけてきました。
百目鬼を待っていると言うと、後部座席からニキちゃんが『百目鬼!?』と顔を出します。
おじさんたちは百目鬼のお友達なんですか?とニキちゃんが尋ねると。。。矢代がニキちゃんに逆質問。『お嬢さんこそお友達なのかな?あの唐変木と』
唐変木という意味が分からないニキちゃんは、矢代にその意味を聞くのですが。。。ちょうどその時百目鬼たちが到着します。
次にニキちゃんは百目鬼に『この人たちはお友達?』と尋ねると、『客人』と百目鬼は答える。そんな百目鬼にもニキちゃんは唐変木の意味を聞きます(笑)
当然百目鬼はスルーなのですが、『コラ-無視しないでっ』って言うニキちゃんカワイイ。矢代が横から、唐変木っていうのはめっちゃ気が利くヤツって意味だと言うと・・・
『あなたウソつきね 私嘘つきはキライ』って(笑)意味がわからなくてもそれはウソだとわかるのか(^_^;)って笑ってしまいました。
ニキちゃんも百目鬼は気が利く男だとは思っていないのかな(笑)
あとは矢代の事を『ウソツキ』と見破ったのもさすが!!!
綱川と矢代
部屋へ案内される矢代たち。
ここでニキちゃんの誘拐事件の事を聞き、さらにはその時に彼女を見つけ出して助けたのが百目鬼だとも教えられます。
『そこから組長に気に入られちゃったわけですけど』
『へーえ なるほど』
まずここで『組長に気に入られてる』というワードに反応した矢代に注目しました(≧∇≦*)
実はその後に矢代が『おたくの組長っておいくつー?』って百目鬼に聞いてるんですよね。明らかに綱川に対して興味を持ったな・・・と。
まぁ読んでると、客間?というかお客さんを出迎える時の演出が気になったみたいな感じでしたけど★
ここでやっと綱川が登場します。
天羽さんと三角さんの関係を知った矢代
綱川の口からは、豪多組(平田の件)との一件で、矢代が詳しく知らなかった事が明かされていきます。
豪多組の件は、綱川自身もちょっと厄介者扱いしていたから消えた事は万々歳なのですよね。だから協力したというのもあるのですが。
矢代もここで初めて『なるほど アンタだったのか三和側の協力者ってのは』とその人物が綱川であった事を知ります。
『天羽は余計なこと言わねぇからな』
『天羽さんとはどういう間柄なんです?』
大学の頃からの知り合いだと言う綱川。そして、天羽さんと三角さんとの関係なども矢代たちに話します。
矢代は最初、三角さんが天羽さんをこの世界に引きずり込んだと思ったようですが、それは逆で天羽さんの方から自ら選んだことなのだと綱川は言います。三角さんは堅気にさせたかったのに、彼は三角さんの元にいることを選んだと。
矢代は自分の時との違い(自分は外堀から埋められた)をポロっと口にするのですが。。。堅気にと思ったのは、三角さんは身内びいきな所があるし、天羽さんは出来が良い。そして彼の母親の為というのがあったのだろうと綱川は言います。
綱川は、生まれつきヤクザな自分には選択肢があるのはピントこないと思っていたけれど、身内は別だとこのときの三角さんの行動に理解を示しています。自分自身にもニキちゃんがいますからね!
組を持たない理由
ここで綱川が、真誠会を解体して今は何をしているのか?と矢代に尋ね、矢代はしがないカジノ経営だと答えます。
『組を持たねぇのは何か理由が?』
これに対しては身軽なのが性にあってるからと。ここからが綱川が一番聞きたかったことですね。
百目鬼の事を矢代に尋ねます。昔真誠会にいたらしいなと。破門にしたわけじゃないようだけれど、どういう経緯で離れたのか聞いてもいいか?と直球で聞いています。
矢代の言葉は是非注目してみてください。
ちゃんと百目鬼の事を真面目に話しているのですよね。ここはとても意外でした。
ここは読んで欲しいので、簡単に感じ取った内容を要約してかきます。
百目鬼は、最初から極道になりたくてやってきたわけではなく、手違いで迷い込んできたガキ。自分に対しては、最初に見たものを親だと思い込むような雛鳥みたいなものだったと。
何も自分の頭で考えられない低能・低レベルな男だったけれど、それ故の無鉄砲さで命を助けられた事もあった。でもそれを憂いもした。
極道の中でも異端な自分に従う百目鬼が不憫で心を鬼にして捨てたと。
これを聞いて七原もかなり本心を話している(5割くらい)と驚いていましたね。ワタクシもびっくりしました。ニキちゃんにあなたウソツキね!と言われたばっかりだったので・・・・
綱川には意外にもはぐらかす事なくわりと本音で話しているなと。これは綱川が『気に入ってる』というのを聞いて、自分も理由もなく捨てたわけではないと伝えたかったのでしょうか!?
『命を助けられることもありましたが』のセリフのとことで百目鬼もすごくびっくりしてましたね。憂いもした、に驚いたのか・・・どこの部分に驚いた表情になったのかはここではよくわかりません。
今までこういった感謝のような言葉を矢代から聞いた事がなかったのと、百目鬼はずっと矢代を守るという事だけを随分と前から思って動いてきたと思うので・・・
百目鬼の中で矢代の言葉は驚きだったのかもしれませんね。
ただ。。。このシーンを読んだ時、ふとお風呂場での事を思いだしたのですよね。
5巻の23話。矢代の本音が出たシーンです。『お前が可愛い・・・でも怖い』『俺のために何でもするって言いながら 俺のせいで簡単に死にそうになる・・・っ』と言ったシーンとなんだかかぶってしまいました。百目鬼はこのとき涙を流してましたよね。
またあの時と同じような事を言われたから驚いたのかもしれませんし。。。。みなさんはどう思います?
そんな矢代も『ところがだ』と話を切り返します。
四年ぶりに会った百目鬼に『身も心も立派な極道になったようで』正直驚いたと。
『人は変わる 変わらないのは死人くらいだ』
このセリフも・・・なんとなく百目鬼の夢を見た矢代だからこそのセリフだったのかな?って思いました。現実の百目鬼は変わっていた、変わってなかったのは俺のなかの百目鬼だ、みたいなニュアンスでもとれたのですよね。。。
矢代の中の時間がずっと止まったままだった事が伝わってきたような気がします。
綱川がどうして直球な質問をしたかは、百目鬼を目の前にして矢代がどう答えるのか知りたかったらしいです。
『うちも不良の中古品持たされんのは勘弁して欲しいからな』
『持たされる?』
百目鬼が天羽さんに連れてこられた事を綱川は話します。『へぇ・・・』という矢代の返事がちょっと気になりますね(^_^;)
天羽さんは今後、高確率で綱川・矢代・三角・百目鬼の関係に入ってきますよね。天羽さんが力を発揮するときでしょうか!?!?(≧∇≦*)
第3の選択肢
綱川はゆっくりしていってくれ、と言って席を離れます。その時、矢代にこう質問するの。
人は変われるもの、変わるもの どっちだと思う?と。矢代はどっちかしかないなら"変わるもの"・・ですかね?と素直に答えます。
でも。。。綱川は『俺は"人はどうせ変わらない"派だ』と。矢代もてっきりそう言うと思っていたと言って去っていきました
これ最初読んだ時は綱川サンひねくれてますね(≧∇≦*)って思ったのですよね笑
あとは以前に矢代は『人はどうせ変わらない』に似た言葉を言ってないかな~?って探してみたのですが、言ってはなかったですね(^_^;)
でもこの言葉の意味って結構深いと思います。
まずは百目鬼が変わったと言った矢代への言葉だと感じました。人間変わったと思っても(ように見えても)本質的にはそんなに変わらないモノだと言っているのだと思います。
それは矢代に対しても然り。可愛がっていたのなら、今でも可愛いだろ?って意味なのかもしれません。
この質問面白いですよね。
連も言ってましたけど、選択肢にないよ!って(笑)『人は変われるもの』『変わるもの』という2つの選択肢しか出していないのに、綱川は『俺はどうせ変わらない』派といってるんです。
そして『てっきりアンタもそう言うと思ってた』って。何となくこれも綱川に試されたのかな?とか色々考えてしまいましたヨ。
この質問で何が言いたかったのかなぁ?
ちょっと引っかかったので、なぜこの質問が出てきたのかな~~~とう~んと考えました。
それで思ったのですよね。これは矢代が百目鬼と離れた経緯を話した時に、自分自身の事をひん曲がった人間と言った事に対しての質問だったのではないかと。
自分をひん曲がった人間と言い、そんな自分に従う百目鬼が不憫に思ったと言ってるのですよね。
それを綱川は、ひん曲がったと言うなら俺と同じ事を言うと思ったけどな!という意味合いを含んでいるのではないでしょうか。
だから選択肢の中から選んだお前は、自分が想うほどひん曲がってなんかないと思うけどな!みたいな。違うかもしれませんが。
でも何となく綱川自身にも矢代が百目鬼を大事にしていたのは伝わってのかな・・・って思いました。色々な意味を含んだこの質問・・・なかなか面白い。(ワタクシの考え過ぎかもですが笑)
綱川VS矢代になる!?!?
今回読んですごく思ったのは、百目鬼を巡る綱川VS矢代・・・始まったわね!と思ったけれど、一周回って共同体になる可能性もあるかな。。。
綱川はさすがの貫禄ですね。
城戸の件も桜一家との取り分の分配が6:4と矢代たちの方が多いのですが、それを聞いて矢代は(俺じゃなくて三角さんが見えてんな)と綱川という男がどれだけ強者か感じ取った気がします。
しずか~に何となくバチバチが始まったような気がして、お互い分析分析でちょっとワクワクしてしまいました。
あと気になった箇所がありまして★百目鬼が連の事を『頭』って読んだ時、矢代は微妙な感じでしたよね!?このシーンちょっとよく解らなかったのですが、矢代は最初自分が呼ばれたと思ったのかな?
それで連が対応してたので矢代が(・・・・・)という感じなのかなって思ったのですがどうでしょうか(^_^;)
綱川は今回の矢代の話を聞いて、百目鬼の事はどう考えるようになるのでしょうね。
欲しいと思うのか。。。また矢代の元へ戻っていくと思っているのか。
前者だと、三角さんへ恩を売っておけば桜一家にとってもなかなか有用な使い道は出て来ると思います。後者だと、、、百目鬼が矢代の元へ戻る後押しをするのが綱川になるのかな?って考えたり。
綱川にとって百目鬼はニキちゃんの命を救ってくれた恩人。欲しいと思うようになったのもこの件があったからですよね?
だから、かなり百目鬼には恩を感じてはいるはずです。百目鬼の気持ちをもし察しているのならば・・・百目鬼が望むのであれば矢代の元に戻るために動きそう。その時にこういった細かな恩の積み重ねが役立つのでは!?って・・・甘いかな!?
ラスボスは三角さんですからね~。どう動いていくのかこれからも注目です。天羽さんもきっと深く関係してくるとは思います。
綱川は天羽さんがどうして三角さんに内緒で百目鬼を連れてきたのかも気になってましたし、色々と矢代との関係も気付くかもしれませんね。
今回は百目鬼があまり動いていなかったのですが、次話で何かしら進展がある・・・かな!?
まとめ
次話で何かありそうかな~っていう雰囲気ではありますよね!?
矢代・七原達が桜一家に泊っていくのですよ~(≧∇≦*)
できれば・・百目鬼と二人で話す時間とかあったらいいなと願うばかり。矢代には冷たくされるでしょうが・・・
真剣な百目鬼の目にゾクゾクする矢代とかそろそろ見たいです!!!
あと、ニキちゃんには矢代は本音で話をしそうだから、ニキちゃん。。。活躍してくれないかしら!?彼女や愛人はいなくて年増が好きとかそういうのポロっと言ったり(笑)
もう暫くは切ないもどかしい展開は続くかもしれませんが・・・その中でもちょろっと萌えがあればいいなって思います(≧∇≦*)
まだ城戸のバックにヤバイ奴らがいるかも!?という状況なので安心はできません。
百目鬼の『腹いせ』も気になりますし・・・・矢代の消えた言葉(飛行機でかき消された)も気になりますし・・・・色々とまだ知りたいことがありますね★
ほんと先がわからないくて毎回ハラハラ。
なんとなく脳天気にハピエンで終わるよね?なんて思ってはいるけれど、ヤクザの世界だから何があるのかはわかりませんし。
でも今離れているから、やはりラストは二人一緒にいるのかなと思っているしそう願っています。
ということで!読み返していてこれ書かなきゃ!って思ったものが何かあったような気がするのですが・・・思い出したらまた追記します。
ちょっと言葉の意味も考え過ぎて暴走しちゃったかな!?と思うところはあるのですが・・・ここのセリフはこうだと思うヨ!というのがあれば!いつものように教えてください♥
ではでは・・・また何かあれば考察記事で書きたいと思います(*^_^*)