凪良ゆうさん原作の【美しい彼】が北野 仁さんの作画でコミカライズで登場☆Chara 2022年2月号から新連載スタートということで楽しみにしていました。そういえば先日、ちょろっとしか観なかったのですがこの作品のドラマがしていましたヨ。
【消えた初恋】にキュンキュンしてた身としては、ややシリアスそうな雰囲気に観ようかな、どうしようかな・・・と思っていたのでコミカライズの雰囲気でちょっと考えようと思います(^_^;)
小説はたまにしか読まないので、面白ければ年末年始のお供にしようかしら。多分。。。とっても面白いんだろうなぁ(●´∀`●)ウズウズしちゃう。
この【美しい彼】は先ほど書いたように凪良ゆうさんのBL小説が原作です。
無口で友達もいない、クラス最底辺の高校生・平良。そんな彼が一目で恋に堕ちたのは、人気者の清居だ。誰ともつるまず平等に冷酷で、クラスの頂点に君臨する王―。自分の気配に気づいてくれればいいと、昼食の調達に使いっ走りと清居に忠誠を尽くす平良だけど!?絶対君主への信仰が、欲望に堕ちる時―スクールカーストLOVE!!
そうか、カースト系のお話か。
絶対君主が案外ピュアだといいけれど・・・未読のワタクシはちょっとこのお話がどう進んでいくのかわからないのでどきどき。
ということで!毎号ハラハラどきどきしながら感想を書いていくことになりそう!?です。(といいながら小説読む気満々)
北野仁さんも大好きなので、嬉しいです。楽しみです!!!小説の方も葛西リカコさんの絵柄も素敵ですよね!
美しい彼1話 Chara 2022年2月号
掲載P数 | 58P |
満足度 | |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 吃音の平良は緊張すると言葉が出てこず、そのことで浮いた存在になった幼少期
- 人との関わりが苦手で、親からカメラを与えられた中学時代
- 高校2年生の春に平良の人生を変えるような出会いがある
- 自分勝手で王のように君臨する清居に心奪われ、彼の所有物になったと感じたところから物語が始まる
【ネタバレ注意】美しい彼(コミカライズ)第1話 あらすじ・感想
1話目・・・58Pという長さなのに面白くてサクっと読んでしまいました。清居くん確かに美しい・・・・
そして平良の若干気弱そうな病んでそうなそんな感じがよく出ていて面白い!!!!!そういえば・・・ちょこっとだけ観たドラマを思い出していました。
ドラマの方も確かにキヨイ君が綺麗でした。でも何もストーりー知らなかったので、相手役の子がちょっと好みじゃないなぁ~って思ったので観るの辞めたんだった・・・。
だけどこの1話を観て、なかなかいいキャストなんじゃないかと思いました。平良の子もイメージに合ってるなぁ~と。
平良のキャラを考えたら、あのちょこっと影を背負ってそうな実写の平良くん、良い味だしてると思います。ということで・・・ドラマもちゃんと観てみようと思いました。
マンガの話に戻りますが、1話を読みながら平良と一緒にドキドキしてしまいました。
キヨイのキャラと平良のキャラは正反対なのに、どう交わるのだろうか?と。平良が頑張るのかしら?いかにも王様と奴隷みたいな展開になっていきそうだけれど、平良は誰に対しても興味薄そうなのが気になる。
そんなキヨイにとって一生懸命な平良がもしかしたら大事になっていくパターンだったり・・・するのかな☆
これは年末年始に小説読むぞ~~~~~!!!!楽しみが1つできました♡
小説読んでコミカライズも堪能したい。北野仁さんの平良が可愛くて、1話だけでもうわぁ・・これはハマるやつ・・・って思ってしまいました。
ということで!もしかしたら知っている人が多い作品かもしれませんが、コミカライズの感想を書いていきますね。
ちなみに、ワタクシこの1話で初めての【美しい彼】の内容知ったので、違ったことを書いていても許してくださいね☆
吃音の平良は緊張すると言葉が出てこず、そのことで浮いた存在になった幼少期
冒頭から暗い展開だったので、ちょっと平良が病み系な感じなのかなと・・・暗すぎたらやめようかな(^_^;)って思っていたのですが・・・・
確かにくらいし卑屈な感じもするし、もじもじっていうのもあるけれど・・・そんな平良のラストは清々しいくらいに霧が晴れたというか、光が差したような気がしました。
平良は小学生の時、国語の音読でうまく言葉が出ず、吃音症だと診断されます。
緊張するとより吃音が強くでるので、緊張したときは大きく呼吸をして落ち着いてから話すようにするといいとアドバイスされます。
ですが、学校生活においてその【落ち着いてから】を待ってくれる子がほとんどいませんでした。
クラスではトロいやつと言われるようになります。
そんな時に見かけたアヒル隊長。
アヒル隊長とは、川を漂っている玩具。
彼にとってはその玩具も恐らく心の支えだったのかもしれません。
アヒル隊長は好きで汚い用水路を流れているわけじゃない、自分も同じだ。好きでえ言葉を詰まらせているわけではないと。
人との関わりが苦手で、親からカメラを与えられた中学時代
平良は成長し、カメラで写真を撮っていました。
そのカメラというのは両親が与えてくれたもの。中2の時、担任が両親に【友達がいなくて学校でういているようです】と報告したようで・・・
そんな彼に「何か趣味でも」とカメラをプレゼントしてくれたらしい。
このカメラは後々に何かに繋がっていくのかな??????ここでカメラの話が出てきたということは平良は将来カメラマンになったりするのかしら!?
撮った写真をPCに取り込み、眺める平良ですが・・・
自然の花を撮ったはずなのにカラフルな花たちが人工的に見えてきて気分が悪くなってきます。
ですが・・・両親の顔を思い出し自己嫌悪に陥ります。
自分のために両親が連れていってくれた場所だったのに、ネガティブなことを思っている自分が許せなかったのかもしれない。
(ごめんなさい こんな俺でごめんなさい)
「アヒル隊長 アヒル隊長」
そう口にするのは・・・・
汚れた人工の川をクルンとした瞳で流れていったアヒル隊長のようであれ、と自分を落ち着かせるため。
アヒル隊長の境遇を自分と重ね合わせているっぽい平良は・・・
それこそ激しい流れに巻かれ満身創痍になってたアヒル隊長のように自身もそうなっているのかもしれませんね。
高校2年生の春に平良の人生を変えるような出会いがある
そんな平良に転機といえる出会いが。
高校2年生の春。クラス替えの初日ですが、初日は自己紹介があります。
絶望的に苦手な自己紹介ですが、長年の悲劇のおかげでそれほど致命的な失敗はしなくなったらしい。
が・・・今回の自己紹介ではわりと致命的な失敗を平良はしたのかもしれない。
自己紹介の順番がまわるまで気持ちを落ち着かせて準備していた平良ですが、彼の前に【清居奏】という男の子が自己紹介をします。
その彼に気持ちを持って行かれ、自分の自己紹介で失敗してしまします。
清居は・・・とても美しかった。
もうこの時点で平良にとっての清居は・・・王?神?それこそ自分の頂点に君臨する何か、になってしまったのかもしれないなと読みながら思いました。
さて・・・自分の自己紹介で失敗してしまった平良。
名前がなかなか口から出てこず、「ヒイ君」と言われるようになります。(ひ ひ ひ ひひ ひ、と「ひ」しか出てこなかったため)
周りは平良のことをヤバイやつ認定しているけれど、清居は・・・平良のこの失敗にはまったくもって興味なし。
清居は自分にも他のクラスメイトにもまったく興味ない様子で、それがまた平良の心を動かす要因でもあったのかもしれません。
(死にたい自分とは逆の意味で 彼とクラスメイトの時間も一ミリも交差していない)
(彼と自分だけがひとりだった)
なんでしょうね・・・真逆ではあるけれど、、、あ、自分と一緒だ!みたいなアヒル隊長に感じた気持ちをこの清居にも感じちゃったのかしら?
王様君臨
自己紹介の時に言葉がつまったことが原因で【ヒイくん】とからかわれるようになった平良。
あるグループプに目をつけられたようです。(このグループにキイヨも入っています)
平良をパシリに使おうとしている彼らですが、その時に清居くんが間に入ってきました。
清居くんの言葉に考えが変わる彼ら。その様子を見て平良は少し不思議に思います。
清居くんは城田という人たちのグループの一員。でも彼らとは違い、いつも静かにマンガを読んだりスマホを弄ったりしている。
【なのにグループの中では特別にリスペクトされていて】
【その姿は 生まれつきのキングみたいだった】
掃除が終わったと清居に報告する平良。すると彼が『お前並んどいて』とカラオケの列に並ぶように言ってきました。
清居は城田達と先にマックにいくようです。
『俺らマックで待ってるから 部屋空いたら連絡しろよ』
連絡はどうやってするのか?と尋ねる平良に。。。清居は手をだします。
それをサイフをよこせ、と勘違いしてしまうのですね(^_^;)
彼が手をだした理由はスマホよこせ、という意味だったのですが。
平良のガラケーに連絡先を入力する清居。平良は・・・はじめてお母さん以外の番号と名前が入力されてうれしそうでした。
帰るために教室へ戻った平良ですが、教室担当の子達が遊んでいてバケツの水を零していました。すると戻ってきた平良に『あ ヒイくん待って』とクラスメイトが声をかけてきます。
清居の所有物に
(嫌な予感がする 今まで俺のことを「ヒイくん」て呼ぶのは城田たちだけだったのに)
すると彼らは、、、こぼれた水を拭いておいてくれないか?と言ってきます。
力を振り絞って『・・・今 急いでるから』と言うと『え?ヒイくんの分際で急ぐこととかあんの?』『ヒイくん 掃除得意じゃん』とバカにする彼ら。
女子達は「やめなよ」と止めるのですが。。。ここでまた卑屈な平良が出てきます。
自分の前にはラインが引かれている、ここを間違えたら城田たちからだけでなく クラスの中の奴隷にされる。
分岐点だと感じた平良。心を平らかにすること、刺激に敏感にならないこと・・・そして汚れた人工の川をクルンとしら瞳で流れていったアヒル隊長のようであれ、と自分に言い聞かしてると・・
『めんどくせぇ お前なにしてんだよ』
『早くカラオケ予約してこいよ』
声をかけてきたのは清居でした。
教室の空気が変わります。
清居は平良をバカにした子をぎゅっとにらみ『おまえなにいきなり「ヒイくん」とか呼んでんの?』と。
『え だって 清居たちも呼んでんじゃん』
『俺らが呼んでるからなに? なぁなんだよ』
↑なにげにこのセリフに惚れました(●´∀`●)かっこよくないですか?俺らが呼んでるから何?ですよ。
もうそのセリフで一気に掌握した感じがしましたね。
そして背を向けたあとに振り返って「おまえはカラオケ行っとけよ」と。
これはね・・・・平良が惚れるのもわかるような気がしました。王様が自分を助け出したんですから。
嬉しかったでしょうね。今まで友達が誰ひとりいなくてトロいだの言われ続けた平良が・・・こんな風にピンチを助け出されたらそりゃ清居のために走ろう!って思うと思う。
こういう心情の流れが手に取るようにわかってすごいなって読みながら思いました。
小説ではどう表現されてるのでしょうか。気になる~!!!!
でも平良本人は
(清居は俺を助けてくれたわけじゃない)
(清居は自分が命じたことを後回しにされることが我慢ならなかった ただそれだけの理由で吉田を潰した)
筋も何も通ってないけれどそれでもそれを押し通すだけの力がある。なんてすごいのだろうか?と清居のことを考えます。
誰も自分のことを引き上げてくれなかった、優しさや正しさが救いにならないことは嫌と言うほど知っている、そんな中清居は・・力任せにつかんで自分を引き摺り上げてくれたと。
明らかにここから平良の世界がかわった!そう思える場面でした。
子供が持ち物に名前を書くように、キヨイソウのものになってしまった、とちょっと興奮した様子で感じるシーンも印象深い。
そうそう。。。この場面ね、(俺はキヨウイソウのものになってしまった)と書いてあるのですが、これはどういう意味なのかしら?間違い???
おでこにはキヨイソウって書いてあるから間違いかな?と思っているのですけど、、、。でも何か意味があるのかなとも考えてしまってしばらくう~ん・・・ってなってました。
間違いかどうかはコミックスになった時にわかるかな☆
なにはともあれ、高校2年の春・・・平良の世界がかわった瞬間が読めてキュンキュンでした。
感想まとめ
すごく面白かったです。さすがドラマ化されるわけだ・・・と正直に思いました。
今度からドラマもちゃんと観てみよう。でも・・・・まって。コミカライズよりドラマの方が早く展開していくのかしら?
と思って先ほど確認してみたら・・・ワタクシがちらっと観たのは5話だったみたいです(^_^;)けっこう進んでました。。。6話は明日みたいなので頑張ってみようかな☆
マンガに関しては、北野仁さんの作画も素敵☆
お話もスっと入って来てただただ感動しました。これからどんな感じに展開していくのかはまだ未知ですが・・・早く続きが読みたいです。
巻末の予告には『クラスの底辺・平良とキング・清居の高校時代からを待望の漫画化』って書いてあったのですが・・・すぐにこれは高校時代が終わって大学生とか大人になるってことでしょうか!?
高校生BLが好きなので、なるべく長く高校時代が読みたい~。
小説は3巻まであるようなのでさっそくぽちるぞ~安くなってますしね( ´艸`)
平良➨清居から清居➨平良が多くなっていく展開だと嬉しいのですけど、平良もどんどん成長していくのかワンコを極めていくのか・・・かなり気になります☆
ということで!また第2話を読んだら感想を書こうと思います(*^_^*)
早く2ヶ月経たないかな♪
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