CRAFT vol.71から連載開始の山本小鉄子さんの『笑う鬼には福きたる』のネタバレ感想です。3ヶ月に1回の発刊なのでこれがコミックスになるのはかなり先になるかと思うのですがとても面白かったのでこれから連載を追うことにしました。早く続きが読みたいです。読んだ感じ、ツンデレ受な感じですね(#^.^#)
山本小鉄子/笑う鬼には福きたる 新連載
今回の感想を簡単にまとめると・・・・
①タイトルから凝ってて面白そう。
②同級生BLで苦労人の笑がどう幸せになっていくか期待!
③福富にはガンガンいって欲しい~!
以下、笑う鬼には福きたる第1話の盛大なネタバレ感想になります。
コミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
お父さんが1週間前に亡くなってしまった怒谷笑。そのお父さんがなんと借金500万円を作ってたというのが発覚しそこから物語がスタートします。
背負った借金五百万! 笑に残された道はー
タイトルが凝ってて面白そう
今回のタイトルは『笑う鬼には福きたる』なんですよね。
今回、主要な人物となっていくのが主人公の怒谷笑(いかりやえむ)と、同級生だった福冨稔持(ふくとみねんじ)。
ピンと来た人もいるかもしれませんね。
名前に注目です!笑と福冨・・・。タイトルからこれは彼ら2人のストーリーなのだとわかりますよね(#^.^#)
福冨が苦労人な笑にとっての本当に「福」になってくれたらいいなぁ~と思いながら読み進めていきたいとおもいます。
借金はどうやって返していくのか!?
父親が残した借金500万・・・どうやって返していくのでしょうか。こういうのって、お父さんが残した借金だったら法的手続きを踏めば子供は返済義務はなくなると思うのですが・・・。相続放棄ですね。
お父さんは、読むからにプラスの財産はないから笑はこれをすべきだと思う・・・笑は身よりなどいなさそうなのでこれをやったらいいのになぁ・・・とふと思いました。でもそれじゃ物語が終わってしまうわ・・・。あくまでマンガですよね(#^.^#)
でも最後の最後でこれを選択して晴れて借金ナシになるっている展開もあり得るかもしれない。福冨が大学生で法律を勉強してたらいいなぁと思うけれど「俺が買う」っていう最後のセリフからちょっとそれはないかな・・・。
福冨の事は苦手だった!?
今回は同級生の福冨とおそらくなのですが5年ぶりに会うんですよね。(高校1年で中退した笑、それから5年後設定のようですので)。
高校生の時、クラスメイトが財布がないと騒いだ事がありました。そしてその子は犯人を笑と思いカバンの中を見せて欲しいと言うんです。笑は貧乏だったので疑われたのでしょうね。そんなときに、
「なぜ怒谷を一番に疑うんだ?」
そう声をかけてきた福冨。彼はクラス委員だったようです。
福冨は笑だけを疑うんじゃなくてクラス全員を調べるべきだろうといい、疑われた笑に「すまなかった、クラス代表として謝る」と言います。
それが笑には腹立たしく思えたようです。
(こーいうサムい言葉本気で言う奴)
(さぞ恵まれた環境で育ってきたんだろうなって)
(ムカムカすんだよ)
「どーせおまえも思ってんだろ 俺んちが貧乏だから盗んだんだろうって」
こう言うのってやっぱり育ってきた環境でも物事の見方とか変わってくるでしょうし、笑の気持ちもちょっとわかるような気がします。いつも人から「貧乏」という目で見られてきたんですよね。優しい声をかけてくれる人などいなかったかもしれない。
だから逆に福冨のように自分をかばって優しい言葉をかけてくれる人の気持ちがうまくくみ取れないんですね。
「気持ちいーのか? 俺みたいなビンボー人助けてご満悦かよ」
笑はいつも反発して生きてきたことで、なけなしのプライドを保ってきたようです。だから福冨のような存在は余計に自分を惨めにさせちゃうんですね(・_・、)
その後、福冨に頭突きをくらわせてしまった笑は退学届を出して学校をやめてしまったようです。
(つかアレは黒歴史だ サイテーの思い出だ)
そう過去を振り返る笑。
ゲイ専門の秘密クラブ
バイトの帰り道・・・、借金取りさんが待ち伏せしていました。
「笑くんの貯金いくらあんの?」
「貯金までとんのか」
当たり前だという彼ですが、なさそうな笑を見て「良ければ高級の仕事紹介するよ?」と言います。
「ちょー肉体労働だけど大丈夫かな」
「貧乏人の体力ナメんな」
「ゲイ専門の秘密クラブなんだ」
この言葉に固まる笑。「無理」と断るのですが・・・・そんなときに
「怒谷笑?」
暗闇から人が笑の名前を言いながら出てきました。
「福冨」
「やっぱり怒谷か 珍しい名前だし」
そう近づこうとしたときに、手を握られて迫られている風な笑を見て「その人は友人か??? 助けは必要か?」と尋ねてきます。
(マジかよ こいつぜんぜん変わってねぇ)
ここでもまたなけなしのプライドが傷ついちゃったのでしょうか。本当は助けて欲しいんでしょうね・・・でもその言葉を彼に言えないんだと思います。
「笑くんすんげー困ってんの 借金あるからね」
そう口を挟むお兄さん(借金取りの)。
借金の金額を聞いた福冨は、その額が500万だという事を知ります。立て替えれるか?と聞かれる福冨ですが「無理だ」と・・・。
「じゃぁ用はねぇ 係わんな サヨナラ」(借金取り)
すると、次は笑が・・・
「そーだよ福冨 俺ら別に友達でも何でもねーだろ そんじゃ元気でな」
そういって福冨の前から去って行く2人。
俺が怒谷を買う
後ろから2人を見ている福冨。
ですが。。。急に走り出し笑を抱きしめます。
「じゃぁ俺が 怒谷を買う!」
というところで次号です。
笑う鬼には福きたる第1話で思ったこと
面白かったです。笑の性格と福冨の性格ってだいぶ違うんだけれど、きっと福冨の素直なイケメンな性格に笑がどんどんと絆されていっちゃうのかな~なんて思ったり。だらしないお父さんと一緒に生きてきた笑ですが、福冨の素直さに触れて徐々に変化していってくれたらいいなぁって思います。
福冨は正義感強そうで、いかにも硬派!!!な感じがして好青年なのですがぜひ!!!むっつり路線でお願いしたいです(〃・ω・〃)こういう子のむっつりな感じがだいっすきなので・・・(笑限定でね)これから先が楽しみです。
福冨との関係がこれからどうなっていくかわかりませんが、ぜひ萌え展開でお願いしたいです。
そして借金は・・・蒸発したお母さんが実は超お金持ちになってた!とかっていう設定だったりするのでしょうか?どうなんでしょうね。お父さんがどうしてそんなに借金を作ったかも謎ですし、それは今後の展開で明かされるのでしょうか。
これがね・・・3ヶ月に1回しか読めないというのがう~カナシイ。せめて2ヶ月に1回になったらいいなぁ・・・。
ということで感想でした。第2話も楽しみに待ちたいと思います。