ディアプラス2020年8月号掲載、南月ゆうさんの【ラブネスト 2nd】第10話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の10話は【ラブネスト 2nd】に収録予定です。
この作品は・・・本当に毎回読み応えありますよね。どちらの気持ちもわかるから、読んでいて感情移入しちゃうのですよね。
旭さん・穂積さんのお話ではあるのですが、やはりこの二人はナルがいてこそ!な気もします。ナルがイイ感じで二人のバランスとってたりするのですよね。
穂積さんと一緒にいることで旭さんの心の傷が癒やされていけばいいなって思います。
ラブネスト2nd-10話 ディアプラス8月号
掲載P数 | 32P |
満足度 | |
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簡単なあらすじ・ポイント
ナルの言葉を聞いて穂積さんが考えたことは・・・・
【ネタバレ注意】ラブネスト2nd-10話 感想
【欠陥品】という言葉に縛られているかのような旭さんがすごく気になる展開になってきましたが・・・ここから穂積さんがどんな風に旭さんに接していくかで旭さんの気持ちも変化していくのかなと思っています。
ただ、穂積さんと旭さんは環境も考え方も違うところがあると思う。そんな二人のバランスをうまくとってるのがナルなのでしょうね。
ナルの存在はかなり大きいなって思いました。
匡人にしかできないことが沢山ある
旭さんが部屋から出て行き、残されたナルと穂積さん。
ナルは、何か旭さんが抱えているならば吐き出すことで楽になるのでは?と言うのですが、ナルは「吐き出すことで傷口を拡げてしまう可能性があるとしたら?」と問いかけます。
今回はその続きから。
穂積さんは、旭さんを傷つけるつもりなんてないと少し悲しい顔をしています。
「ああそんな顔しないで あくまで可能性の話だよ」
するとナルは「匡人の不満は旭に話をしてもらえないこと?それとも旭の事情がわからない現状かな?」と穂積さんに聞くのですが、穂積さんは旭さんが苦しんでいるときに何もしてやれない自分に対しての不満なのだと言います。
この辺りのナルは・・・すごくいいな~って読みながら思いました。
語りかけながらしっかりと色々なことを整理できるように話してる。
話せば楽になることもあるし、問題や状況によってはいくら考えても答えが出ないものもあるんだよ?と。
「本当に苦しいのは「考えても仕方ないとわかってる」のに頭の中で反芻するのを止められないことじゃないのかなぁ」
「俺に話せば余計考えちゃって だから傷口が広がるっていうの?」
それならば黙ってそばにいるしかないとショボン・・・って感じにちょっとギュっとなりました。
そんな彼にナルは・・・そばにいるだけで癒しになることもあるし、匡人にしかできないことが沢山あるよと言うの。
そして「大丈夫だよ」と。
旭さんの問題には時間が必要だからと言って帰るナルですが・・・・ちゃんと返りに旭さんにも穂積さんのフォローしていくのはさすがだな~って思いました。
戻ってきた旭さんに「匡人は気付いてたよ 旭の様子が時々おかしいって」とちょこっとだけ旭さんのお尻叩いてる気がしました。
隠すつもりなら最初から完璧にやれ、それができないなら頼ればいいと。
「・・・俺にそんな真似はできねぇ オメェもよく知ってんだろうが」
でもナルは「そうかなぁ」と言うの。匡人に縋る心地よさを知ったんじゃないのか?と。
それはどうしてそう思ってるかというと、口では知られたくないなんて言いながら、気付いて欲しいというサインを出していたからだと言う。
「あとは二人で何とかしよろ」
一人で勝手に辛いんだ
旭さんが事務所に戻ると、まだ穂積さんもいました。
「・・・まだここにいたのか」
「ああ、うん 帰ろうと思ったんだけど」
そう言いながら普段通りのちょこっと痴話喧嘩をする二人。だけど穂積さんは旭さんの背中を見て・・・
【考えても仕方ないとわかってるのに 頭の中で反芻するのを止められない】というナルの言葉を思い出します。そして自分の過去と重ねます。
(些細なことにいちいち結びつけて 一人で勝手に辛いんだー)
それでも自分は旭さんに救われたと感じます。
彼が何に対して悩んでるのか知りたい。だけどそれで旭さんが楽になれないのならば意味がない。
時間はたっぷりあるのだから、いくら時間がかかっても自分が旭さんを癒やしたいのだと後ろからぎゅっと抱きしめます。
「・・・どうした?」
「やっぱ冷えちゃってる・・・」
「・・・なぁ、匡人 お前さっきナルと・・・」
聞きたい気持ちをギュっとおさえ、穂積さんはこれはヘルスケアで俺の旭成分の補給をしているだけだと言います。
要は・・・何か聞きたいわけじゃないよってことなのでしょうね!
その後の二人のチューはなんか・・・アツくて良かったです(≧∇≦*)
穂積さんは何かを聞き出そうとするのではなく、待つことを選択したのだろうなってこの時思いました。
穂積さんの誕生日♪
今回も要祐登場できゃわわでした♥
昼食時に隣で食べるほど実は仲良し(笑)
「?何コレ 伊藤君」
「あげます」
要祐が置いたのはプリンだったようです。
どうやら有村から今日が穂積さんの誕生日だと聞いたようで・・・でも穂積さん自身も誕生日を忘れてたみたい(^_^;)
「勘違いしないでください 先輩がプレゼントに仰々しいものを贈りそうだったのでその代わりです」
穂積さんにはせいぜいこのプリン程度で十分だと言う要祐ですが・・・穂積さんはとっても嬉しかったみたいですね♥
自分の誕生日を忘れてた穂積さんですが・・・旭さんも知らないだろうなと帰っていると・・・真理江さんからはしっかりとおめでとうメールが届いていました!
ここで・・・「あれ?穂積君?」と声をかけてきた女性が。
それは高見さんでした。
「仕事帰り?お疲れー 今八島の事務所につめてんの 明日大事な仕事があってさ」
「ああ 旭から聞いてますよ」
高見さんはここで・・・本当に旭さんには恋人がいないのか?と尋ねてきました。
どうしてかというと、以前仕事していた時とは別人だからと。
以前は離婚して暫く経っていたけれど、仕事はそれなりにしていても無気力だったという。
「それが今じゃリテイクの鬼よ鬼! 妥協一切無し!」
特に高見さん➨旭さんってことはなさそうでほっとしました。
仕事が忙しいのに、全力投球で疲れるどころかパワーアップしてるから気になってるらしいのですよね!
どうしちゃったの?と聞いたら「美味い飯食ってるから」って言ったらしく・・・( ´艸`)
それを聞いて穂積さんは・・・少しは旭さんの力になっているのかと感じて嬉しく思います。
穴や傷を抱えても
「でも今回八島のおかげで勉強になったなぁ」
そう話す高見さん。
虫食いの木材のことについて語り始めます。
最初はコストダウンのために使おうと思っていたけれど、新プランでは内装デザインのメインに据えることにしたのだとか。
どうして変化したかというと、何度も建材屋さんに見にいって感銘を受けたのだといいます。
木は切ってみないと虫食いがあるのかどうかがわからない。生えているときはそれがわからないくらいに立派だと。
「そういうの見てたら 穴や傷を抱えても頑張って生きてるのは人間と同じだなって なか感動しちゃってさー」
高見さんは、そのような虫食いのある木でも一番魅力的に見える形に加工してあげたいと思うようになったのだと言います。
「明日のコンペ勝てるように俺も祈ってますから」
「ありがとう 八島にも伝えとく あ、自分で伝える?」
穂積さんは今日は顔は見れそうにないので伝えといてください、と言って高見さんと別れます。
自宅へ向かう階段を上がりながら高見さんの言ってた言葉を振り返ってました。
(外から見えない穴も傷も 頑張って生きてた証拠か・・・)
ふと下から旭さんの吸ってる煙草の匂いがしてきます。
(ーなら 全部丸ごと大事にすればいい)
それも自分ができることだからと。
ちゃんと報われたんだ
ちなみに。。。。コンペの件は戦うまでもなくあっさりと決着が付きます。(内容は本誌で確認してくださいね(*^_^*))
ということで!!!このまま旭さんの仕事は続行されるようです。
プレゼンもうまくいったようで、そのことに関して旭さんは穂積さんにお礼を言います。
「これもお前のおかげでな」
「俺?別に何もしてないけど・・・」
「「虫食いでも選ぶのに納得できる理由があれば別」 そう言ってただろ」
そう言われて、付加価値を付けたのだと言う旭さん。
海外での人気や企業イメージなどを考慮し、一番目に付く場所に虫食い材を使って建物自体のテーマにしたのだと言います。
先方も納得・懇意にしてた建材屋もそのままで大円満解決だったようです!
「へーよかったじゃん」
(旭の思いちゃんと報われたんだ)
お祝いにと飲む二人ですが・・・旭さんは旅行のことを話ながらウトウトと寝てしまいます。
寄っかかって寝る穂積さんに・・・愛しいな~~って思ってるような旭さんの表情にキュン♥
黙って隣にいてくれる穂積さんに感謝してる感じでした。
そしてラストは・・・有村・要祐・旭さん・穂積さんで旅行!?!?
まとめ
ここのラストはちょっとセリフが????って感じです。
教えてもらったのですがここはセリフがズレてるらしいですヨ。先生がツイッターに書かれてた?ようで教えてもらいました(≧∇≦*)
そう思って読んでみると・・・ズレるだけでこんなに面白いのか!!!と楽しみました( ´艸`)
要祐が「野郎どもー」って言ってるかと思って最初は(o・д・)えぇぇぇ!?ってなりましたから!
コミックスではここは修正はいるでしょうし、雑誌ならではのズレですね!!!
雑誌でも電子では修正されてるかもしれないので、気になる人は是非紙で~♥
旭さんも穂積さんも読んでたら大丈夫そう!という印象でした。旭さんの傷はまだまだ時間がかかるかもしれないけれど、今回穂積さんが(なら 全部丸ごと大事にすればいい)と思っていて、それが一番大事なのだと思います。
全部含めて旭さんですからね(*^_^*)
次は旅行ということで・・・!有村・要祐からも何かしらヒントがもらえるのでは!?と期待しています。
単にイチャコラでも嬉しいですが( ´艸`)たのしみです!
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