イァハーツ2022年11月号に掲載、秋平しろさんの【巣箱の王子様 3話】のネタバレあり感想になります。雑誌最新話のネタバレ感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の3話は【巣箱の王子様】に収録予定です。
汚部屋に住む王子様は・・・なにやら秘密を抱えてそうで!?まだまだ二人がラブになるのは先になりそうですが、ラブになっていく過程がすっごく楽しみだなと思う作品です。
巣箱の王子様 3話 コミックス紹介
巣箱の王子様 3話 ネタバレ感想
ちょっとずつ浅桐の方に変化が出てきたのかな?と思ったり・・・!?これからの展開が楽しみになってきました。
青柳➡浅桐はわかっているのですが、なんとなく浅桐➡青柳になっても青柳は素直に好意が受け止めれない感じがしてしまいます。好きな人はいてもその人と両想いに。。。なんていうのが全く想像できていないというか、考えられない感じというか。
気持ちの行き違いとかあって拗れないといいけれど・・・と思うばかり。
内容としてはなんかと~~~~~ってもさわやか~なイメージを受けました。では早速。
青柳からの告白をスルー中の浅桐
いつものように過ごしている浅桐ですは、最近何かあったんですか?と警備員さんに聞かれます。
ぼんやりしている気がすると言われた浅桐ですが、最近何かをずっと忘れているような気がするのだと返します。何を忘れているのかが思い出せなくてぼんやりしているということでしょうか!?
部署に戻ると、部長さんがバレンタインのお返しをもって入ってきました。
そこでバレンタインの事とか告白の事とかを話していると・・・・!?はっと青柳の事を思い出します。
彼からの告白を完全にスルーしていたと青ざめる浅桐。部長とはうまくかみ合ってるようなかみ合っていないような会話をしていますが、なかなかナイスなアシストを部長がしてます。
好きじゃなないのかい?と聞かれれば「まぁ‥好きは好きですけど」と言い、何が問題なのか?見た目なのか?人間は中身だよなどと言われれば、「可愛い人ですよ とても親切でしっかりしているし」と。
部長の質問の返しだけ読むと確かに何が問題なの!?って感じですよね(笑)
でも・・・青柳が男の子というのは言えないので、そのあたり部長との会話にすれ違いが(-_-;)
思い返せば青柳からは返事を要求されていないけれど、それでもちゃんと考えておかないとと思う浅桐。
自分に好意のある相手をあんな部屋に招いて、よく嫌われなかったなとちょっと落ち込んでいます。
こういうのを読むと、やはり浅桐っていい人なのだろうなぁって感じてしまいますね。相手からの告白はしっかりと考えてあげようとする姿勢だけで好感度UP!!!
最初からNGの人もいるだろうに、それでも(僕は・・・同性を愛せるのだろうか?)と真剣に考えているのがね。
ここからさらに色々と青柳を知っていって気持ちを深めていくのかもしれません。
本当に真剣に真剣に。。。浅桐は考えてくれそう(⌒∇⌒)
待ちに待った週末
週末、にっこにこ笑顔で浅桐のマンションを訪ねてきた青柳。すごく嬉しそう♥
でも。。。浅桐はなんだかソワソワしています。そんな彼の部屋に。チューリップが飾ってあって・・・!?
青柳はいつも浅桐と様子が違うことに気づき、元カノが好きだった花なのか、もしかしたら命日だったのかも!?と考えてしまいます。
きっとこの花には意味があり、やはり今でも彼女の事をずっと想っているのかと、その一途さにウルっときた青柳。
「掃除っ始めますね」と言って浅桐にはゆっくりするように伝えます。
が・・・浅桐からは意外な提案が!!!
一緒に外出することになったのですが・・・これもまた青柳が、やはり今日は別れた日かもしれないからこんな日は外で遊ぶ方がいい!!!変な勘違いをしてしまいます(-_-;)
まぁ・・・自分の考えてる事に対して色々と自己解釈で辻褄があっていくと・・・こんな感じになってしまいますよね(笑)
浅桐の心情を思うと胸は痛いけれど(勘違い)、二人で外出できるのはまたとない機会だということで!!!青柳が嬉しそう。
水族館デート
ペンギンが好きだという浅桐。デートは水族館に決定したようです。
二人で色々とまわって、本当に楽しいと感じます。そんな彼に浅桐も笑顔を向けます。
楽しいねと浅桐も言うので、青柳は実はこういうの初めてなのだと嬉しそうに答えるのですが、「こういうデ・・・」と言いかけて言葉を飲み込んでしまうのよね。
「デート?」と浅桐はクスクスを笑いながら聞き返してきたので、デートっていう認識でも嫌悪感はないみたい。
そして同性の人たちはデートしないんだ?という浅桐の問いに、青柳は、自分の場合は付き合ってると呼べた関係ではなかったからだと素直に言います。
昔の事を振りかえると・・少しみじめになってしまう青柳。
浅桐とのデートは、今までにないくらいの幸せを感じさせてくれるから、こんなに人を幸せにできる浅桐さんはよほど幸せな恋をしてきたに違いないと感じるのでした。
ちょっと青柳の浅桐補正がスゴイなっていうのは感じるけれど、本当に浅桐とでデートできてうれしくて幸せなのだろうなというのが伝わってきます。
嬉しそうでにっこにこの青柳・・・可愛い。
途中ラッキースケベに遭遇した二人。パンチラで「いいものみちゃいましたね」という青柳に、「青柳くんもそんなふうに思うんだ」と失礼でごめんねと言いながら聞く浅桐。
興奮はしないけれど、珍しいものが見れてラッキーだとは思いますと素直に青柳は答えます。
ふむふむそういうものか~とメモ。ちなみに浅桐もラッキーだと思ったようですヨ。
それを聞いて、王子もちゃんと男なんだなと青柳は感じます。
さて・・・目的のペンギンの島についた二人。本当にペンギンが好きなんだなぁというのがわかる浅桐のきらきらぶり!!!
写真を撮るときに距離感が近くて読んでる方がドキドキしちゃいました(*ノωノ)
こんな風に近くに来られると。。。きゃ~ってなるので、青柳の反応にうんうん、そうなるよねぇ~って共感してしまいました。
まだ答えは決まっていない
お昼はピクニック。シートを広げてランチボックスを広げる二人。
シロツメクサが自生しているエリアで摘み取っていいらしい♪さっそくシロツメクサを摘み取って輪にしていく浅桐。。。
ここで幼少期の事や兄弟姉妹の事を二人は話していきます。
「それで・・・会社の方はどう?今は辞めたいとか思ってない?」
そう聞かれてまだ保留中だという青柳は。。。はっきりと答えは決まっていないけれど実家に帰るかもと伝えたと言います。
青柳の実家は農家で、お兄さんは継がないので自分があてにされているという。
だからこの際、実家を継いで結婚でもして親を安心さえてあげようかと思っていると話すと・・・・・
「・・・でも結婚って」と浅桐。
ゲイだけれど、親孝行に残りの人生をささげるのも悪くないかなと思っていると青柳は言い、うだつのあがらないサラリーマンで終わるよりはいいかなと話すのですが・・・
浅桐は「青柳くんはうちの会社でも十分役に立っているし 必要なんだよ」と。
ここの会話を読んでいると、本当に浅桐は青柳に会社を辞めてほしくないんだろうなぁ・・・って感じてしまいますね。
それでも本当の恋を諦めてしまうの?とさらに青柳に突っ込むのよね。。。これってもう浅桐の中で青柳の存在が大きくなっていってないのかな???って思ってしまいました。
青柳は青柳でなんか夢見てる子かと思っていたら。。。かなり現実的は考え方をしていてビックリして、意外だなぁと思ったシーンでした。
ただ、自分をまげてまで残りの人生を親に捧げるのもいいかもって・・・ちょっと切ない。
女性と結婚して子供を作って・・・でもそれも青柳の幸せのひとつなのかもしれません。そして青柳ってけっこうポジティブな考え方してて、どちらの道を選んでも幸せって彼なら言えるんじゃないかなって思うのがなんかすごい。
ウジウジしてるタイプかと思いきや、ちゃんと前を向いてたり周りの事も考えてたり・・・青柳のような人かなり好きだなって思いました。
そういう話の中で浅桐は過去の言葉を思い出していました。
【ごめんなさい・・・私どうしても・・・ 赤ちゃんを抱きたかったのー・・・】
浅桐の元カノの言葉でしょうか。。。こういうのはどっちが悪いとかそういうものではないですよね。
別れた原因が、その”赤ちゃん”だったとしても責められないです。
浅桐が赤ちゃんほしくない人なのか、できない人なのかは全然わからないですが・・・やっぱり赤ちゃん問題は色々な考え方があるから何が正しいかなんてまわりにはわかりませんよね。
浅桐にとっては悲しくツライ出来事だったかもしれませんが、元カノにしてもそれを口にするというのはかなり勇気のいったことなのだろうなって思います。赤ちゃんが欲しかったらやはり現実的には年齢のこともありますし。
楽しそうなほかの家族をじっと見つめている浅桐を見て青柳ははっとし、浅桐にエールをおくります。
浅桐さんは世界で一番素敵な男性であり、一生応援してるからという彼に。。もし、好きな人と結ばれたら青柳くんはどうしたいの?と聞く浅桐。
男女だと結婚やら子供やらというわかりやすいライフプランがあるけど。。。ということで!?
それに対して青柳は、特に目的はない、好きな人とずっと一緒にいられたらそれだけで幸せだからと答えます。
青柳って自分と浅桐が結ばれる未来とかぜんぜん考えていないですし、なんか予想もしてないのが面白いですよね。
浅桐はまだ元カノを想っていて、そんな彼の傷心の心が少しでも晴れたらいいと思っていたり・・・。
でも過去に何があったのかは確かに知りたいですね。知らないから色々と考えてしまいますし。。。本当に別れた原因は赤ちゃんだけだったのかな。
前に出産祝いを渡せなかった云々出てきたのですが、それはやはり元カノへの贈り物だったのでしょうね。。。
浅桐の気持ちが少しずつ変化してきた!?
デートも終わり、青柳はマンション前まで送ってもらいました。
嬉しそうにお礼を言う彼と向き合う浅桐は・・・「青柳くんと・・・」という言葉を発した後に固まってしまいます。
そしていや、なんでもないんだと「じゃぁまた会社でね」と言って車に乗ってしまいます。
青柳は・・・諦めると決めているのに浅桐への想いがちっとも減っていかず。。。大好きだと改めて思うのでした。
車を運転している浅桐は・・・さっきは何を言おうとしたのかと考えていました。
そして、青柳と会えなくなった寂しい、ほんとに実家に帰ってしまうのだろうか?と。
自分の中に芽生えた感情に・・・・!?
浅桐は女性が対象だったと思うので、同性を好きになったことはないのだろうなと思います。
こういう人って、どんなタイミングで自分の気持ちを自覚したりするのでしょうか・・・もし、青柳を好きになったとしたら、浅桐ってバイってことになりますよね。
まぁ・・・彼の場合は考え方から言って同性だから異性だからという考えよりも「人」としてどうか、なのだろうなとは思いますが。。。
3話ラスト読むと、もう青柳の事好きになり始めてるんじゃないかなと思ったりしました。
でも・・・青柳も浅桐が自分を好きになるとか考えてもないですし、恋愛に関してはかなり自己肯定感低いから・・・両想いになるまでまだまだ大変そう。
心情の変化がとても丁寧に描かれている作品だなぁって3話を読んで思ったのでうしょね。特に浅桐の気持ちの変化がよくわかる!!!
部屋を綺麗にしながら、それぞれの話を少しずつしていって人ととなりと知りながら特別になっていっているのだろうなっていうのが伝わってきました。
だからかしら?たとえ恋愛対象が今まで女性でも、浅桐が今後青柳の事を好きになっても全然不自然じゃないなって思うのですよね。
次はどんな二人が読めるのか今から楽しみです。
感想まとめ
青柳はほとんど変わらない感じですが、浅桐の方に徐々に変化が見られるかな?という展開でした。
やはり部屋がきれいになると色々な事が変わってくるのよね。。。これって漫画の世界だからというわけではなくて、現実でも部屋を綺麗にすると気持ちの変化ってあるなと思ってたり。
部屋を綺麗にしたことで、浅桐もなんか前を向くことができてきたのかも???なんて期待してしまいます。
青柳ともいい雰囲気で。。。このままもっと仲良くなっていってほしいです。
でも元カノ登場はマストでしょうね・・・そして渡せなかった出産祝いを渡して気持ちに区切りをつけるという感じでしょうか?
次話は、次号予告にお名前がなかったので・・・読めるのは少し先かもしれません(´;ω;`)ウゥゥ
早くてイァハーツ2023年3月号に掲載予定です。早く読みたい~!!!!
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