イァハーツ2022年11月号に掲載、ハルさんの『東京-臨界点- 3話』のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
エピソード3は【東京-臨界点-】に収録予定です。
神宮司と警視総監の息子の雉真とのやり取りがハラハラしてしまった2話・・・そして恭平が再び神宮司の部屋にきましたね。
恭平と神宮司・・・うまくいけばいいのですが、なんか明るい未来が想像できなくて少しだけ怖いです。でもハル先生だから、絶対ハピエンにもっていってくれるだろうと思っているので、この暗い感じをどう幸せな方向へもっていってくれるのか楽しみなのですよね。
東京-臨界点- 3話 作品紹介
東京-臨界点- 3話 ネタバレ感想
展開としたら予想した展開とだいたい同じ感じだったかな?と思いました。やはりあの飲ませた薬は違いましたね。(⌒∇⌒)
それがわかっただけで随分とほっとしました。
そしてやはり雉真はまだまだ関わってきそうです。自分をどん底に追い込んだ神宮寺を逆恨みしているので‥‥怖い~。
ちょっと怖いのはこの雉真の存在なのよね。
殺してやるみたいなことを口にしているのでそれが怖い。 それに・・・彼に加担する子もいるようなので、本当に要注意です。
後がなくなった人ってどのような行動にでるのかわかりませんからね。。。
そうそう!!!!!!今回読んだ人に聞いてみたいのですが・・・
神宮寺が目にしたビタミン剤のポスター?CM???の人って涼介だったりしませんか?(アクマと契約)
違う雑誌の作品だから出てくることはないかな・・・と思ったけど、そうだったらいいなぁ・・・なんて(⌒∇⌒)久々にアクマと契約が読み返したくなりました。
俺はゲイじゃない
薬を飲まされ、そして神宮寺もそれを飲む。まぁ・・・危ない薬なら飲まないでしょうし、やはりあれは麻薬ではなかったのだろうなって思いましたヨ。
前回も書いた通り、神宮寺は麻薬でダメになった人を2人も見ているの。だから余計に自ら麻薬を摂取するなんて考えられないです。
この薬に関しては後からちゃんと何であったかが出てきます。
恭平はというと・・・本当に麻薬を飲まされたと思っているようですね。
そして神宮寺から逃げたいと思っているのに、、、読んでいると期待している気持ちももっているのかなと。神宮寺がズボンを下げたところでちょっと目が見開かれてます。
でも、恭平が拒否するのは「俺はゲイじゃない」という気持ち。
これは・・・弟の蓮がどういうことになったかを目の当たりにした恭平だからこその拒絶だったのではないでしょうか。
認める事はできないのですよねおそらく。
しっかし・・・まだ何もしていないというのに神宮寺のT子がおっきしてて・・・どれだけ久々の恭平に興奮しているのだろうかと(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
表情はそんな風には見えないけれど、やっぱり大好きなのだろうな~って思いました。
入れたりはしないと言って自分のものと恭平のものを接触させていく神宮寺。
このシーン・・・ちょっとエロい。挿れていないだけでやってるような態勢ですからね(*ノωノ)
先に達してしまったのは恭平でした。
そしてすぐさま神宮寺は自分の口を恭平の下半身に沿わせて・・・・挿れる部分に口をつけます。
神宮寺にせめられてまた達してしまった恭平に・・・「入れてほしい?」と聞く。
入りそうで入らない神宮寺のT子。俺が欲しいって言えと言われるけれどなかなか恭平も素直になれません。
すると・・・明日にはどうせ全部わすれる、素直になれと言われて・・・!?。
これは薬を飲んだのだから。。。という意味でしょうね。
絶対に殺してやる
神宮寺の言葉に恭平の心が・・・身体が従います。これはすべてクスリのせい。
そう言い聞かせながら自分を解放していきます。
薬は麻薬ではないから、この行動は恭平自身の本当の気持ちなのだろうなと。。。本当は、神宮寺と絡みたかったのではないでしょうか。
薬のせい・・・何かのせいにしないと自分のこの行動を正当化できない恭平ではあるけれど、それでもこうやって動いたということは、以前の契約として絡んできた時とはまた違う関係になったということなのかなぁ。
ちなみに、恭平に飲ませた薬の正体は・・・神宮寺の回想でわかります。
そして・・・雉真を階段から突き落としたのは・・やはり神宮寺でした(-_-;)
その雉真ですが、ここは母親の方がかなりの過保護ですね。父親は、麻薬は犯罪だといって息子を探しています。
これからしなければいい、人を殺したわけではない。自分の息子なのにどうして見逃してくれないのか?と雉真母は言うの。
「親の務めを果たすべきはあなたの方よ!守ってくれないなんて親の資格もない!」
この言葉に父親は青ざめます。
「親だから 正しい道に戻さなければならないんだ!!」「子供の人生をつぶすつもりか!?」
この父親ならまだ雉真は。。。救われるんじゃないかしら。見て見ぬふりしてなかったことのように切る親よりも全然素敵だと思う。
だって自分の息子が麻薬で捕まったら、雉真父だって今の役職からは退くでしょうし。
それをわかった上でそれでも間違った事をしたのなら、正しい道に・・・という親がいてくれる。すごくありがたいことですよね。ただ・・・そんな親の気持ちを今の雉真が受け止めれるかどうかは。。。わかりませんが。
なんか蓮の両親はスゴイ鬼畜だなって思いました。雉真父と違って、自分たちの地位や名誉の方が大事でしたから。だからこそ・・雉真は恵まれてることに早く気づいてほしい。
今の幸せな環境から転落してしまったのはすべて自分のせいなんですよ。誰のせいでもない。
でもそれを今の雉真は全くといっていいほどわかっていません。
エリート人生の自分をこんな風に追い込んだ神宮寺を恨んでます。そして神宮寺の周辺を調べてくれる女の子をみつけたようで。。。
「神宮寺結人 絶対に殺してやる」
自分のせいでこんな風になった、というのが理解できない彼は・・・その恨みが全部神宮寺に向かっていってますね・・・怖い。
間違っているのはよくわかっている、でも・・・
彼の母親はこんな考えになった彼を見て、自分の行動が正しかったと思うのでしょうか?見逃し、逃そうとした結果・・・彼は殺人者になってしまうかもしれない。
雉真父の言うように、ちゃんと罪を償おうとしておけば・・・更生もできるもしれません。きっと雉真父なら支えてくれると思えるので。
神宮寺を傷つける前に早く見つけて捕まえてほしい・・・。
とにかく雉真が神宮寺に殺意を持ったのは確かなので、それが実行されないことを願うばかりです。
でもねぇ・・・なんか・・・おそらく襲ってはきそうなのですよね。でも、傷を負うのはなんとなく・・・恭平のような気がします。
恭平が神宮寺をかばってしまうのではないかなと。
最後は刺された同じ位置にタトゥーがあったりするんじゃないかしら???と予想。
なんかこのタトゥーも意味があるのだろうなと思いながら読んできたので・・・でも綺麗な恭平の身体に傷なんてない結末が一番いいですね。
なのでなんとなく思い浮かぶ結末は・・・はずれてほしいですね。
今回読んで一番印象深かったのは、作中にあるモノローグ。
恭平のクスリの事も、雉真母のことも・・・そして雉真自身のことも・・・すべては作中にあるモノローグがすべて。
(俺たちは もっともらしい言い訳を探し続けている 間違っているのは 自分でもよくわかっている)
ここにつながるなぁ・・・とこのモノローグにおおおお!!!ってなりました。
みんなわかってるけど、戻れないって感じですね。恭平もまた。。。薬によって意識が飛んでるとか記憶があいまいになってるとかそんなことはないと気づいているけど、神宮寺を求めてますし。
神宮寺自身にもこのモノローグはあてはまる気がします。登場人物にみんなあてはまる・・・。
そしてそのモノローグには続きがあるの。
そのモノローグも・・納得。お・・・・重いお話ですワ。
ラスト近くに恭平母が登場するのですが、なんと!蓮と恭平が写った写真を目にして驚いていました。
これ。。。エピソード1で恭平が持ってた写真ですよね・・・。どういうこと?恭平の部屋で何か探してたってことなのかしらこの母親。。。
しかも破って捨ててるしこわい~~~~。
こんなの大学生の息子にすることじゃないですよね。こんな風に逐一チェックとかされてたら気がおかしくなりそう。
なんか・・・読んでいてこの母親にとっては子供は単に大好きな夫を繋ぎとめる道具でしかない気がしてきました。。。
子供になんて愛情はあまりない気がする。だからチョコケーキを持たせたりできるのですよね。蓮は、かなり大変な思いをしてきたと思うけど、結果としてこの早乙女の家から解放されてよかったのではないかとさえ思ってしまいます。
それに縛られてる恭平は・・・可哀想。逃げ出したいのに逃げられない・・・そんな風に苦しんでた彼の気持ちがすごくよくわかります。
医者になる息子、だけが大事な母親・・・だけじゃないですね(-_-;)家ですから。。。。なんか不憫になってきました。だから、「俺はゲイじゃない」と拒絶しようとする恭平の言葉もよく理解できます。
神宮寺によって恭平が解放されるといいですね。いっそのこと二人で逃げて離島で腕のいいお医者様にでもなってくれないかしら?
感想まとめ
今回はやっと・・・やっと神宮寺と恭平の絡みが読めました。
麻薬ではないので、今回の行動は恭平の望んだものだったのなのでしょうね。ここから少しずつでも恭平と神宮寺の関係が変わっていくといいのですが。
でも、雉真の依頼で神宮寺の事を探ろうとする女性が出てきそうなので・・・2人の関係がバレたらどうなるか。
今回読んでもわかりましたが・・・恭平母は怖い。
兄弟写真を持ってることがそんなにダメなのかしら?蓮だって自分の子でしょうに。
分のおなかを痛めて産んだ子なのに、そんなに排除できるものなのでしょうか。本当に不思議・・・。恭平もそうだってなったら、彼でも平気で排除してしまうのかしら。
無理やりお見合いとかさせて結婚させてしまいそう。
雉真母もなんだかなぁ・・・と思いましたが、子供かわいさに守ってあげたいという気持ちが働くのはわからないでもないので・・・
恭平母よりは共感できる部分はありました。
でも、雉真母の行動はさらに雉真をダメにしてしまうので雉真父の言ってることの方が厳しいけれど愛が感じられましたね。
神宮寺と恭平が幸せになるにはたくさんの悪魔を倒していかないといけないですね。。。
これからさらに重いお話になっていきそうです・・・。
次話はイァハーツ2023年1月号に掲載予定です。
電子書籍
4月の東京は・・・シリーズが激安で読めるチャンス!