【獣・人外BL】のアンソロジーからはじまり、【獣・人外BLSpecial】そしてビーボーイゴールドでも連載が始まりました!
高永ひなこさんの絵柄・そしてエロが好きなので飛びついてしまいました(*^_^*) 獣人BLは羽純ハナさんの【ペンデュラム】を読んで以来大好きなんですよね!
このストーリーは主従関係だった2人の下克上LOVEです。
むちゃくちゃ面白い!!!最初の獣・人外BLの時はう~ん・・・・だったのですが回を重ねるごとにすごく好みだなって思うようになりました。
何よりやっぱり高永ひなこさんの絵柄だから!っていうのが大きいですね。キレイ!
わななく牙のダリアのこれまで
[topic color="yellow" title="これまでのあらすじ(アンソロジー)"]今回のネタバレ感想を書く前に、、。この作品の今までのあらすじを。
初めて読んだのは「獣・人外BL」というアンソロジー。囚われの男】というので登場します。
主従関係のあった2人。王子様ニコルと従者のトラヴィス。
この2人の下克上LOVEが今回のストーリーになっているかと思います。
最初の「獣・人外BL」は全然進展もなく、王子様が囚われただけのシーンなので不完全燃焼の人も多かったのではないかと。
実際読んだとき、えぇぇ???なんじゃこれは・・・って。たったこれだけ!?って思ってしまいました。
そして次に【獣・人外BL Special】で「火種」というので再登場。
王子様の事を「ニコル」とトラヴィスは呼んでいたのですが、正確にはニコラウスというのがわかります。幼いころからの友人だったようです。
トラヴィスはニコルに想いを寄せていて・・・・。
specialはすごく良かったと思う。トラビスのニコルへの気持ちが大きくなればなるほど欲望も増えていきます。
そして・・・トラヴィスの元帥であるギル=ガルの計画に彼が加担してしまう事になるだろうという暗示が。それはニコルを手に入れるため。
アンソロジーで読み切りであっても、なんとなくまだまだ続きそうな感じで終わるので個人的にはビーボーイゴールドの方を読んで興味があればこの2つのアンソロを読めばいいかな?と思います。
出版された時系列的にはアンソロ→ゴールドなのですが、ニコルとトラヴィスは王子様と従者だったというのを知っていればゴールドさんの話はすんなり読めるかと。
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注意ポイント
以下ネタバレ盛大ですのでご注意ください。
ビーボーイゴールド10月号掲載 わななく牙のダリア1話目のネタバレあり感想
1話目はゴールドさん10月号でした・これを読んで思ったのは・・・・
時系列的には【獣・人外BL special】→【ビーボーイゴールド10月号】→【獣・人外BL】→【ビーボーイゴールド10月号】なのだと思います。
前後しているんですよね。。。それもこの10月号を読めばわかるかと。。。ニコルの父母である、王と王妃が殺されたとという出来事からはじまります。
これは、ギル=ガルがクーデターを起こしたんですね。
ギル=ガルは獣人の統帥であり、軍のトップだった人物。軍の最高司令官です。
ギル=ガルは獣人の地位向上のためにクーデターを起こしたとされています。
そして、のクーデターの時王子ニコラス(ニコル)はどこかへ逃げたようです。
ギル=ガルの計画に加担したトラヴィス・・・。
「トラヴィス! 王子の行方はどうなっておる」
「・・っそれは追っておりますが なかなか足取りがつかめず・・・」
ギル=ガルはニコルの行方がわからないのはやっかいだと言うのですが・・・
「元帥 今夜は宴ですよ 王子一人逃したところで・・・それほど脅威ではないでしょう」
仲間たちは上機嫌。宴が始まります。
するとそこへ・・・一人の踊り子が。
女性のようです。
(・・・!?)
トラヴィスが何かに気づいた様子。
踊りながら彼女はギル=ガルに近づいていき・・・ナイフを首にあて「動くな!!」と声をあげます。
それは踊り子に扮したニコルだったんですね。
でもニコルはトラヴィスに捉えらえ、石牢に入れられてしまいます。
この場面がおそらく・・・「獣・人外BL」の場面だと思うのですよね。
助けに来たはずが、父母がすでに亡くなったと聞き戦意喪失してしまったニコル。
獣人たちと良い関係を築き上げてきたと思っていたのにギル=ガルはなぜ、何が不満でこのようなことを・・・と考えます。
1話目では、トラヴィスとニコルの出会いが描かれていました。
2人の出会いは6つの時。
ニコルはすぐにトラヴィスが気に入ったようです。
そんな事を思い出しながら、ニコルは彼の事を思います。
トラヴィスは強くかしこい男で心やさしく忠実だったと・・・。自分自身を誰よりも理解してくれてると思っていたのに、彼はギル=ガルの方についてしまったのですよね。
悲しく思っていると、そこへトラヴィスがやってきます。
「全く・・・愚かなことをしたものですね・・・」
トラヴィスの話から、、、ニコルをとらえたのは彼を守るためだったことがわかります。
でも、父母が殺され、それを知ってて加担したトラヴィスをニコルは「裏切者」だとにらみつけます。
「信じていたのに」
涙を流すニコル。すると、トラヴィスが壁ドンをしてきます。
「わ・・っわたしが いままで・・どれだけ・・・あなたを・・・」
「ニコル・・・」
「もっ もうその名で呼ぶな・・・っ」
トラヴィスは初めて会ったときにニコルからもらった花の事を話し始めます。ダリアですね(⌒∇⌒)
「あなたの好きな花だ・・・」
「花の意味は「優雅」「華麗」それから「裏切り」」
トラヴィスは、ギル=ガルの計画を知ってそして自ら自分の意志で加わったのだと話します。
そして・・・許さぬと言うニコルを、トラヴィスはそのまま無理やり抱いてしまいます。
「ニコル・・ニコル・・・あぁ お前は・・・お前は俺のものだ」
「誰にも渡さぬ」
トラヴィスの異常なまでの執着が読み取れたところで1話が終わります。
マガジンビーボーイ12月号掲載 わななく牙のダリア第2話のネタバレあり感想
その後、トラヴィスはザラ(specialで登場しています)を石牢に連れてきます。ニコルの治療のためですね。
「王子!? な なぜこんなところに」
ニコルの姿を見てザラは驚きます。
「どういうことなんだトラヴィス なぜお前がクーデターなんかに関わった・・・!」
ザラは言いたいことはあるでしょうが、ニコルの状態がアブナイので先に治療をしようとします。
この石牢では診れないので、ギル=ガルをなんとか言いくるめてこいと。
トラヴィスは、王子の存在は邪魔だからそのままにしておけ、移動はさせるなと言うのですがトラヴィスは王子は民衆の間で人気が高く、民衆の反発を避けるためにも生かしておいた方が良いと提案します。
ギル=ガルはトラヴィスの言う事も一理あると、医務室への移動を許可しました。
途中でニコルの夢?回想が描かれています。
ニコルが民衆に襲われそうになった時、身体をはって助けたトラヴィス。
「私は無力だ 民の怒りが恐ろしかった お前にまでこんなケガまでさせて・・・」
「ニコラス様 私たちはあなたをお守りするのが仕事・・名誉の負傷です」
「ニコラス様・・・一生全力でお守りしますから・・・」
やさしくトラヴィスに抱きしめられるニコル。
「・・・トラヴィス・・・」
そう口にしながら目を覚まします。
「王子!!気付かれましたか!良かった・・・!」
「ザラ・・・?」
夢をみていたのだと思ったニコルは急に起き上がろうとするのですが、体中に痛みが走ります。
(そうだ 夢ではない)
父母が死んだこと、トラヴィスが裏切ったこと、そして・・・・トラヴィスとの行為も全部現実なのだと思うニコル。
ザラは、ケガでかなり血を失っているので今は休んでほしいと言うのですが、ニコルはそんな悠長なことは言ってられないと。
一緒に来た人々が地下牢に閉じ込められているから助けに行かなくてはいけないと言います。
そこへトラヴィスが。
トラヴィスは地下牢に閉じ込められている人達のことはできる限りのことはするとニコルに約束します。
そして・・・ザラと話がしたいと。
ザラと話しをするトラヴィス。
実は・・・計画に加わった時にギル=ガルが言ってたときと今の現状はずいぶんと違うのだとザラに話しています。
ギル=ガルは獣人だけの自治区が欲しい、だから王と交渉するのだと言っていたそうです。
トラヴィスはギル=ガルに恩がありました。
孤児だった彼を教育し軍人にまでしてくれたのだそう。尊敬もしていた信頼もしていたんですね・・・。
「だから・・つい夢を見たんだ 正攻法で国を持ち彼の臣下でなくなった時もしかしたら・・・と」
ここはspecialの最後でギル=ガルの計画に乗ってしまった動機ですね。。。
国を乗っ取ろうと思ってたわけじゃなく、トラヴィスはただ単にニコルと対等になりたかったのだろうなと思いました。
(だがもう後悔しても遅い)
(あの日オレが駆け付けたときにはもう)
「愚かだった 何もかも・・・もう手遅れだ」
トラヴィスは今は後悔しているのだなとここで分かります。
そのころ、ベッドの上ではニコルがトラヴィスの事を考えていました。
クーデターに関わった彼がどうして協力してくれるのか。
1話での出来事の時、今までのトラヴィスは何もかも嘘だったのだと恨んだけど、今回の彼は自分の知っているトラヴィスのままのように思えたと。
(・・・もう何が本当なのか・・・トラヴィス・・どうして・・・)
もう怒りはなく、ただ悲しいだけ。
父も母も殺され、国も奪われひとりきりだと。
(でもトラヴィスお前だけは・・・世界中が敵になってもお前だけは・・・)
味方でずっとそばに居てくれると信じていたのにと涙を流します。
「なぜ今私のそばにいてくれない何故 私をひとりにするのだトラヴィス」
ここで場面がかわり、またトラヴィスとザラの会話に。
トラヴィスはギル=ガルがニコルを始末しようとしていると言います。
「オレは・・・ニコルだけは殺させない・・・ 国外に逃亡させようと思う協力してくれ」
「命にかえても守り抜く」
ここで第3話に続きます。
ビーボーイゴールド2月号 わななく牙のダリア第3話のネタバレあり感想
この2月号のストーリーがすごく好きです。。。トラヴィスとニコルの矢印がやっと向き合ったカンジがしました。
トラヴィスはニコルを逃亡させる計画を実行しようとします。
城に出入りしているラピスにお願いし、品をおさめたあとの空箱に潜んで城外へという手はずのようです。
「ザラ しかし。。。おれではお前たちはどうなる?私たちが無事逃げられても発覚した後お前たちが罪に問われては・・・」
「それは・・・大丈夫です。トラヴィスがおとりになります」
「えっ」
今回の件はトラヴィスが加担しなければ絶対成し遂げられない事だからどのみち彼に嫌疑はかかるようで・・・
それでもこれは彼なりの罪滅ぼしなのでしょうね。
自分でやったことは自分でケリをつけると。それが彼なりのニコルへの誠意の見せ方なのかもしれません。
夜。
いよいよ脱出です。地下牢に閉じ込めらえてた人たちも無事に合流します。
でもニコルは浮かない顔。トラヴィスの事が心配なんですね。
「トラヴィス お前がおとりになると・・・聞いた・・・・」
「・・気にされずともよい」
「どのみち私も逃げねばならないのだからやることは同じだ ご心配なく」
でも、ニコルは彼は死を覚悟しているのだと感じます。
「どうぞ お気をつけて・・・」
そう言って去ろうとする彼の腕をぐいっと引っ張ります。
「待・・・待て! 私はお前と共に行く」
自分のねがいは家臣がの皆が助かること。ニコルは万が一、この馬車が見とがめられたらどうする?自分が一緒にいたら言い逃れできないと言います。
家臣だけであったら誤魔化しようもあると言って馬車を降りるニコル。
「バカな・・!!おとりの意味がないではないか お前を救うための作戦だ」
「私だけ生き残ろうとは思っておらぬ!!」
「なぜ・・・何故わからぬ・・・私がどんな思いで・・・」
トラヴィスはニコルに詰め寄ります。
「ではその力で私を連れてみごと逃げきってくれ」
「・・・一生全力で守ると誓ったではないか」
ニコル・・・美しい((ノェ`*)っ))タシタシ
結局二手に分かれたようですね。トラヴィスはニコルと共にいました。
彼らは隣国であるニコルの叔父の所へ急ぎます。
(国境が問題だな)
国境では当たり前なのですが検問がありました。元帥からの用命だとやり過ごそうとするのですが・・・・
ここではトラヴィスの威圧がすごかったです(⌒∇⌒)
国境を無事こえる事ができた2人。いったん休むことに。
ラピスたち(家臣たち)も無事逃げられたような雰囲気でホっ。ここ数話のピリピリした感じじゃなく、この3話のニコル・トラヴィスは・・・甘さもあってすごく好きです。
寒いと言えば、自分の羽織ってるものをニコルに巻いたりね♪ニコルの寄り添い方もなんか恋人みたいでキュンキュンです。
「お前は・・俺が恐ろしくないのか・・・俺がお前にしたことを思えば・・・」
「・・・そうだなずっと混乱していた・・・お前がお前でなくなったような気がして・・・」
それでも今目の前にいるトラヴィスは自分の知ってるトラヴィスなのだとニコルは言います。
「・・・何かよほどの事情があったのだろうな・・・」
この言葉にトラヴィスは思わずニコルを抱きしめます。
「ニコル・・ニコル あのように乱暴にするつもりはなかった・・・」
「生涯守り抜く・・・いつくしみ・・・だが同時にずっと恐ろしかった・・・」
「オレの邪な欲望がいつかお前を引き裂いてしまうと・・・」
そして本当にそうしてしまったのだと下を向くトラヴィスに、ニコルはちゃんと私を見てくれと言います。引き裂かれてなどいないと。
「ずっと苦しかったのか?」
そして。。。ニコルはトラヴィスにやさしくキスをします。
無意識の行動にニコルもびっくり。
「わ・・・っ私は いまの気持ちを・・・どう表したらいいのか・・わからな・・・っ」
動揺するニコルをトラヴィスはやさしく抱きしめます。
ここで次号です。次号は最終回との文字が!!!
ビーボーイゴールド4月号 わななく牙のダリア 番外編のネタバレあり感想
最終回のはずだったのですが、先生が体調不良のため今回は番外編掲載でした。
番外編掲載してくださるのは嬉しいですが、先生・・・無理しないでほしいです(´;ω;`)
これはちゃんと叔父のところへ行けた後なんでしょうか???それともクーデター前???
番外編だけあってご褒美回というか・・・ニマニマしながら読めました。
こうやって読むと、トラヴィスけっこう我慢してたのかな(笑)って思います。ちなみに、恋が進展するとかじゃなくってちょっとした行動に萌え☆な展開でした!!!
感想まとめ
獣人と人間が主従関係になっていて、獣人の軍人たちがクーデターを起こしたこところから始まるこの作品。
クーデターに加わったトラヴィスは結局は、ニコルと対等になりたくてギル=ガルの夢のような話にのってしまっただけだったんですね。
結果として、ニコルはすごく傷つき、身体も傷つけられたけれど、同時にトラヴィスも苦しみ傷ついていました。
それでも今まで育んできた2人の関係があったからこそまた向き合うことができたのかなと思います。それにトラヴィスは今も昔もニコルが大好きですからね。
そして第3話・・・最高です!
トラヴィスもふたを開けたらニコルが好きすぎて苦しんでいたのだなぁって思います。
彼を守り抜くって言ったところとかぐっときてしまいました。
早くコミックスになってほしいです。
ギル=ガルは最終話で出てくるのでしょうか?もう隣国だから変に手出しはできないと思うのですが・・。
いや。。。彼がでてこないといつまで経っても争いは終わらない気がするので出てくるとは思います。ただどんな風に結末を迎えるかですね。
次回が最終話。
できれば・・・トラヴィス・ニコルの愛のあるエロを読みたいです!!!先生のエロ・・・むちゃくちゃ好きです(*ノωノ)
ビーボーイゴールド6月号にお名前があったのでここで最終回が掲載されると思います!
[topic color="blue" title="わななく牙のダリア 1話~3話"]
[/topic]
最新話の雑誌はもうそろそろ配信だと思うのですが・・・・20日すぎくらいでしょうか?