ダリア8月号掲載、座裏屋蘭丸さんの『コヨーテ』第8話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回のストーリーは『コヨーテ2巻』に収録される予定です。
次号ではコヨーテ2巻のコミックス作業のために休載と巻末のコメントであったのですが、ここで2巻が終るのかなと思ったら・・・けっこうツライですね。
先が気になって仕方が無いです。
そして、今回は個人的にはとってもよかった・・・。ヨシュの気持ちにぎゅっとなりました。
それでも彼じゃなきゃ嫌なんだ 僕はリリーを僕の運命の相手にしたい
もうすぐ発情期・・・ここでリリーの気持ちもハッキリするような気がします。あと・・・今回はとっても重要な事がわかったのでそれも後ほど。
では早速。今回はダリアの到着が1日遅かったので・・・1日遅れで感想です。後ほどプチニニョンの方も。超可愛かったです!
ダリア8月号雑誌紹介&コヨーテ掲載P数な
掲載P数 | 36P |
満足度 | ★★★★★ |
ひとこと | ハピエンにしてくれなきゃ泣く!!!! |
2018/8/22発売コヨーテ II (ダリアコミックス)
座裏屋蘭丸先生のサイン会情報
コヨーテ2巻発売記念として、サイン会がアニメイト町田さんで開催される予定になっています。
場所 | アニメイト町田 |
開催日時:時間 | 2018/8/25(土曜) |
応募方法 | 対象商品を予約後申し込み |
申し込み期間 | 2018/6/1~7/30 |
当選発表 | 8月初旬ごろにメールにて |
コヨーテ第8話の簡単な感想
- キーファーから・・・すごい情報が・・・・。(コヨーテが他のヴァラヴォルフとは体格差があったのは納得)
- キーファーがどうしてヨシュの祖父を自分の手でと思っているのかがわかった。
- コヨーテもまた本当の名前ではない
- ヨシュがキーファーに言った言葉にぐっときた。
- ここでモレノがクローズアップされるってことは要注意人物。
- ヨシュがヘルマに語った想いが切なくて、コヨーテへの強い想いにぎゅっとなった。
- ヨシュって・・・すごくいい男だと改めて思った。
- 発情期・・・これが今の2人の関係がかわるきっかけになるかも!
注意ポイント
【ネタバレあり】コヨーテ2巻ー8話 感想・レビュー
いやぁ濃かった。すごく内容が濃くて切なくて。
これからまだまだ何かありそうですよね。ここまでが2巻として・・・3巻で終るにしてもまだ4話~6話は続きますね。
あとどれだけ切ない気持ちで読むコトになるでしょうね。ヨシュとコヨーテ・・・幸せになって欲しい。
キーファーはコヨーテの育ての親だからこそ、最後は彼の幸せを願って手放しそうだなぁと思いました。キーファーって優しい人なんですよねおそらく。
ヨシュとコヨーテの関係も気になるけど、ガーランドVSヴァラヴォルフの戦いの行方も気になる。
あと・・・ヨシュのおじいちゃんも怪しいし、モレノも超怪しい。
座裏屋さんの事だからちょっとずつ伏線とか入れているんだろうなぁと思いながら読んではいるのですが・・・
リカー&シガレットとはまた違ったテイストでほんとどの作品も面白いですね。まさにロミジュリ。どうなるんでしょうか・・・
最後は2人ともガーランド・ヴァラヴォルフという一族の名を捨てて死んだことになって生きていくのかな。。。。それもまた幸せなのかもしれませんね。
名前を新たに付けあうのもいいかも。(スミマセン妄想です)
キーファーとヨシュ
ヨシュとアレンが食事をしているところへやってきたキーファー。これは前回のラストで描かれていましたね。
君(ヨシュ)に話があると後ろへ立つ姿にアレンはびっくりしています。
想像以上に大男だからでしょうか。
アレンよりもだいぶ背丈や体格差があります。
アレンは言われた通り、席を外し少し離れたところから2人を見守ります。
2人になったキーファーとヨシュ。
「私が何者なのか判ってるようだな?」
「おおよそは」
キーファーもヨシュが何をしようとしているのか知ってるぞと言わんばかりに話をしはじめます。
まだまだキーファーの中ではヨシュに対する疑念はあるようで・・・・
「ガーランドを出た人間がなぜそんなことをしている 返り咲く時の手土産か」
「ガーランドは関係ない 僕の個人的な事情だ」
キーファーは、その個人的な事情のせいで同胞の1人が苦しい立場に追い込まれていると言います。
ヨシュはそれは誰の事を言っているのかすぐ気づくんですね。
「・・・リリーの事か」
「リリー・・・君はそう呼んでいたな」
彼は自分がガーランドの人間だとは知らなかったし、彼から君達の情報など一切知らされていないと訴えるヨシュ。
キーファーも別にコヨーテを疑ってるわけではないと言います。
ヨシュはキーファーの口から「コヨーテ」という名前を聞き少しひっかかったようです。
「・・・コヨーテとはなんだ?まさか彼の本名じゃないだろう 君達が呼んでいる彼の愛称か?」
[topic color="yellow" title="コヨーテについて"]コヨーテって実際いる動物だしヨシュが不思議に思うのも当然ですね。
コヨーテはオオカミに近縁で、形態も似るが小型。イメージ的にはちょっとファンタジーになっちゃうけど、人の名にホビットってつけているイメージでいいのかなと。
ホビットって種族の名称なんだけれどそれをそのまま人の名前にしちゃったっていう感じでいいのかなと。すみません上手く伝えられなくて。[/topic]
キーファーのこたえは・・「どちらでもある」でした。
ここからはどうしてコヨーテっていう名になったのかがヨシュに伝えられます。
コヨーテという名の由来
コヨーテは・・・実は生まれた時からキーファー達と一緒だったわけではなかったんですね。
キーファーの話は25年前にさかのぼります。
「我らの居住区域で見知らぬ子供連れの女が倒れているのが見つかった」
それがコヨーテの母だったようです。
彼女は末期の肺がんで翌日に他界。
残された幼子。それがリリー(コヨーテ)でした。
2歳前後に思われたその子は言葉もろくにはしゃべれず歳も名前も聞き出す事ができなかったようです。
そしてここで・・・2人(コヨーテ&母親)の血液検査の結果、重大な事がわかったんですね。
母親は人間、コヨーテからはわずかにヴァラヴォルフ特有の反応がみられた
結論としては・・・父親がヴァラヴォルフだったのだろうということでした。
これはびっくりですね。リリー(コヨーテ)は人間の血も引いてるとは!
そして、キーファーはその後コヨーテの面倒を見ることになりました。
でも、いっこうにコヨーテは言葉を発することはなく、医者の診断は【心因性失声症】。
コヨーテの環境もがらりと変わってしまったことで引き起こされたものだと言われます。
コヨーテが言葉を発したのは・・それから3年も経ってから。その間に自分の名前も記憶から消えてしまってたようです。
コヨーテの過去も・・・すごくツライものがあったのですね。
母親は抗争とかに巻き込まれて死んだかと思ってたのですが・・・父親がいない上に母親も病死だとは。
父親はまだ生きてる可能性はあるかもしれませんけど、どうなのかしらね。いるとしたらキーファーくらいの年齢!?!?
う~んドミニクくらいしか考えられないけど・・・(~_~;)父親はもう出てこないのかな。
でもドミニクの目も実は気になってたんですよね・・・・・・・・。
キーファーとも繋がっているようなのでちょっと可能性はあるかなぁとは思ったけど、それならキーファーが知らないなんてこともないでしょうしう~ん。
そうそう、コヨーテっていう名前がついたのはね・・・
ヴァラヴォルフの血を半分しか受け継いでいないから、彼の同世代の子から付けられたあだ名だったようです。
コヨーテ。
さっきも書いたのですが、オオカミと近縁ではあるのですが、オオカミよりも小型なんですね。
体型も小さくてひ弱だったために付けられた名だったようですよ。
「そんな・・・それが名前なんて・・・」
街を出るときはリリーも一緒に
そしてキーファーは前置きがながくなったが・・・といって本題に入ります。
「私は君を殺しておきたいと思っている」
「君を生かしておいて良いことが何一つないからだ」
それでもキーファーはこの街を離れ二度と自分達の目の前に現れないというのであれば見逃すと言います。
それから・・・・脅しをかけるんですね。
「君がこのまま街に残り我らとガーランドに係わるのであれば 君と 後ろの男とその家族も殺す」
なんでそんなことを言うのかと言えば・・・キーファーの家族も同様に係わっていなかったのに殺された過去があったからなんですね。
「私の妻子もそうだった お前の祖父に殺された」
暫くヨシュは黙った後、キーファーに「僕が街を出る時はリリーも一緒につれて行く」と言います。
彼のことは彼が決めるからお前が決めることではないと言われると、それでは彼と話がしたいと食い下がります。
「三日以内に姿を消せ それが命のリミットだと思え」
そう言い残してキーファーは去って行こうとします。ですが・・・後ろを振り返りヨシュに尋ねます。
「リリーとはなんだ どこから取った名だ」
「・・・古い歌に出て来る愛する女性の名だ」
これを聞きかすかに安堵したような・・・嬉しそうな口元にみえるキーファー・・・・(微妙なので見る人によってとらえ方はかわりそうです)
キーファーが去った後、アレンが駆け寄ってきます。
「大丈夫ですか?」
「悪い男じゃない まともな男だったよおまけに情までかけられた」
「俺の実家のほうが・・・よっぽどイカれてる」
お世話係のモレノ
ガーランド家。
ヨシュのおじいちゃん・・・ボスはやっぱりどこかおかしいですね。
甘い物を取り寄せてはちょっとずつ食べて・・・う~ん・・・。
そしてモレノがお世話係に復帰したようです。半年くらい接近禁止だったようですね・・・
「そもそもなんで接近禁止令を出されたんです?モレノ何かしたんですか?」
来客の前で靴を舐めたのだという。
よく解らないですけど(~_~;)
(なんだかなぁ…最近家の中も不穏というか 大きなやっかい事とか起きなきゃいいけど)
アレンがそう思ってるってことは・・・やっかい事が怒っちゃうんですね(・_・、)多分・・・。
そもそもモレノって何者!?今回こうやって描かれてるってことは少なからず絡んで来そうですね。
君はきっと僕の女神なんだな
途方にくれてるヨシュ。
橋の上から川を見ています。そこへ・・・「ヨシュ」と一人のきれいな女性が声をかけてきました。
「ヘルマ!?」
ヘルマでしたか!コヨーテのDTを奪ったあのヘルマでしたか~!!!
ヘルマはヨシュが酷い顔をしているので話しかけてきたようです。
「ヘルマ 笑わずに聞いてくれ」
そう言って話し始めるヨシュ。
どうしようもなく好きな人がいて、その人との間にはたくさんの障害があるがそれでも今まではなんとでもなると思っていたと。
「僕と彼の気持ちさえあれば どうにでもなるってね」
けれど、ここ最近一気に現実が見えてきて自分の見通しの甘さを痛感したのだと言います。
「僕と彼は・・・僕が想像していたよりずっと離れた世界に住んでいたんだ・・彼の信頼も完全に失ってしまった」
どうして彼と普通の恋ができないのか、どうしてよりによって彼が・・・運命だとしたら酷いものだと。
するとヘルマが口を開きます。
「運命?その方とはそんなに劇的な出会いだったの?」
「・・いや、出会いはクラブの客と演奏者 よくある出会いだ」
「じゃぁ、その良くある出会いをあながた運命的なものにしようとしてるのかしら」
「僕が?自分で?」
ヘルマは、そんな障害のある相手ならばいっそ止めてしまえばいい、楽になれるんじゃない?と言います。
人間なんて星の数ほどいる。人は忘れる事ができる生き物。
最初は辛くても5年、10年と時が経てばコレでよかったと思える日がくるわと。
「そのうち愛する人も見つかって、そうしてあなたの人生は進んでいく 彼もまた同じように・・・」
そのような酷い運命、ヨシュが手をひけば終るんじゃないの?と投げかけます。
ヨシュは・・・・そうかもしれないと考えていました。
(彼じゃなきゃいけない理由なんて 僕が彼を欲しいだけで、それ以外の理由なんてないんだ)
リリーの顔を思い浮かべるヨシュ。
壁にもたれかかってヨシュの弾くピアノ演奏を聴いているリリー・・・・。
そしてヨシュは改めて思うんですね。
「それでも彼じゃなきゃ嫌なんだ!! 僕はリリーを僕の運命の相手にしたい」
酷い拗らせ具合だろ?とヘルマに弱々しく笑いかけるヨシュですが・・・
ヘルマはなんていうんでしょうね・・・何だかんだ言いながらヨシュを決心させ本心をさらけ出させて・・・スゴイ人だと思います。
本心をはき出したヨシュはどこか吹っ切れてますしね。
だからこそヨシュは言うんです。
「あぁ、ほんとうに・・・ヘルマ、君はきっと僕の女神なんだな おかげでスッキリした」
(落ち込んでる暇なんてなかったんだ)
(リリーに会って、今度こそちゃんと僕のすべてを知ってもらおう)
ヨシュは、リリーの母親が人間で、父がヴァラヴォルフ・・・ここに救いがあるのだと感じていました。
(きっとここに救いがある 僕たちの障害を乗り切る糸口がきっとあるはずだ)
それにしても・・・ここのヨシュの顔の美しさ・・・ヘルマに笑いかけた顔も好きですけど・・・ヨシュは美しいですね(〃・ω・〃)
誰がなんと言おうと、彼は僕の恋人だ
ヨシュが行動に移します。
アレンを呼び寄せ、ヴァラヴォルフがいると思われる場所にきました。
「市街化調整区域・・・きっとここだ」
ヨシュはアレンに車を頼み、そして1週間後に届くはずのメールもちゃんと読むようにと言います。
「大事な用件だ、頼むぞ」
「なんです一体」
「僕がここから戻れなかった時の処置だ」
「乗り込むんですか!?え??今から!?」
驚くアレンですが、ヨシュはそれしか無いと言います。これから直接会ってリリーとキーファーと話すと。
「正気ですか!?ガーランドの跡取りが乗り込んでって無事に帰れるワケがないでしょう!?」
「いや・・きっと大丈夫だ それにそろそろ始まっちゃうんだ」
何が始まるかというと・・・発情期ですね。
誰がなんと言おうとも、彼は自分の恋人だから他の誰かが触れるなんて絶対に我慢ならないとヨシュは言います。
頭を抱えるアレン。
「そんな・・・馬鹿げてる恋の為に死ぬ気ですか?」
ヨシュはどこか嬉しそうに・・・笑ってアレンに言います。
「恋の為に死ぬか・・・ 僕の両親はくだらない闘争に巻き込まれて死んだ それに比べたら悪くないんじゃなか?」
アレンに上手くいくように祈っててくれと言い残して、ヨシュはヴァラヴォルフの住んでいる場所へ向かうのでした。。。
ここで次号です!
感想まとめ
面白かったぁ~~~~~~~。切ない展開がここ数回続いていたのですが、やっぱりヨシュですね。
ヨシュのリリー愛がすっごく伝わってきました。
私ね、コヨーテって言う名を知ってもリリーって呼ぶヨシュが好きです。
「愛する女性の名」そこからとってリリー。
だからヨシュが「リリー」って呼ぶ時はいつも愛がこもってたんだろうなぁって。これからもですけどね!
あと色々謎ですよね。
リリーの両親がヴァラヴォルフ×人間。
この母親に、居住区へ行くように伝えた人物は必ずいますよね。(父親だと思いますが)
父親は今何をしているのか・・・・。
それに・・普通におじいちゃんちょっとおかしいですよね(~_~;)
ヨシュとリリー・・・案外リリーの母親とヨシュの母親が姉妹とかっていうオチはないのかな!?
色々と2人がうまくいく道を考えてはいるのですが・・・・ひらめきはないです( ̄。 ̄;)
あとは鍵を握りそうなのはアレンモレノですね。
アレンモレノはあんまりパッとしなかったですが・・・靴を舐めるって意外に彼もオオカミとかの血が入っているとか?って考えてしまいました。
単にボスに心酔してるだけとかっていう考えもありますが。
色々考える事ができてほんと面白いですね!
あと・・・皆さんもドミニクの目・・・もう一回見て欲しいです。
いつも先生、ヴァラヴォルフの目を描くときは黒い部分を縦に描いてると思うのですが・・・ドミニクってまさにそれなんですよね。
たまたまで違うかもしれませんけどね・・・
彼はもしかしたらヴァラヴォルフが住みやすいように生き続けられるように働いている人物だったりするかもしれませんよね。
これもしっかりとした根拠はないですけど・・・って一回彼がコヨーテの父かも!って思ったらそれにこじつけようと物事みてしまって( ̄。 ̄;)全くの赤の他人の方が可能性高いですが。
ドミニクはなんか怪しいなぁと思ってたから余計にですね。
次回すごく楽しみなのですが、次号はコミックス作業のために休載です。
ということで、感想でした。。。。。
ハラハラはまだまだ続きますね!
ちなみに!!!!今回のダリア8月号は全サが座裏屋先生の描下ろしペーパーです。
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