シェリプラス7月号掲載、夏目イサクさんの【飴色パラドックス】第13話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の13話は【飴色パラドックス5巻】に収録される予定です。
昔の蕪木を知っている三条が現れて気になる展開になってきましたよね。今回は過去のシーンからでした。
高校生の時の蕪木・・・愛想がないのはまぁかわらないですが、幼い感じがちょっとかわいいなと思いながら読みました。
シェリプラス7月号の紹介&掲載P数
簡単な感想
- 蕪木と三条はお互いに「都合のいい友達」!?
- 尾上の不信感が・・・というより、尾上は拗ねているっぽい。
- 不純な動機で友達になったけど三条にとって蕪木は親友に変わってた?
- 笠井がなんか・・可愛かった。
- 尾上がさらに・・・可愛かった(≧∇≦*)
注意ポイント
【ネタバレ感想】飴色パラドックス5巻
今回は、三条と蕪木が高校生の時のエピと、三条の事を蕪木が話してくれてなかったことに少々ご立腹というか拗ねている尾上のエピ。
そんな尾上の相談を受けてなぜか励ましている感じのかわいい笠井。
蕪木は尾上に余計な事を言ったと三条を呼び出して・・・結局最後は怒らせてしまうという・・・
全体をさらっとまとめるとこんな感じでした。
では早速!
使えるものは利用させてもらおう
蕪木と三条が会ったのは高校1年生。
三条は知らない人はいないというくらいの大きい家に住んでいてお金持ちを全面的に出すという・・・
と言っても彼の場合は読んでいると悪意があってというよりは天然で・・・ですね(~_~;)
学年でもかなりの有名人だったそうです。
そんな彼が急に蕪木に声をかけてきました。
「蕪木 お前おれと友達になれや」
このときの蕪木は・・・三条に対してはあまり興味もなかったのか、友達になりたいやつなんかたくさんいるからそいつらと仲良くしてたらいいと言います。
「あかん」
「なんでや」
「だって合格やと思えるやつが今のとこお前以外におらんもん」
自分とバランスの取れるやつは蕪木しかいないという(笑)
(まじで なんやねんこいつ)
「それに・・・それくらいでないと親にも友達ですってみせられへんし」
そのくらいというのは、成績も悪くなくて女子にもわりとモテて家柄もいいという条件です。
それを聞いて蕪木は、三条にも親からのプレッシャーがあるのかと考えます。
このときの蕪木は、親とうまくいっておらず、いろいろな事がどうでも良いと考えるようになっていました。
でも学校という組織の中では人付き合いがないといろいろと不都合が多いと考えます。
だから今回の三条の「友達になろう」という申し出は蕪木にとってが好都合だったようです。
(こいつは自分の価値を確立するための「素材」が欲しいだけなんやな)
それならば自分も利用してやろうと考えます。
尾上は拗ねている!?
この過去の話は、蕪木が尾上に話した内容でした☆
三条との関係を・・・びっくりした様子で聞いている尾上。
「・・・なんだそのめちゃくちゃ不純な友達のなり方」
「・・・・」(__;)
蕪木は、とにかく三条とは成り行きでつるみだしてその「都合のいい友達」っていうのが騙してたってことになるならその通りだと言います。
「今はもう当時と状況は全然違えし お前だますとかねぇよ!そんなの」
「・・・・・・」
尾上の表情を見て・・・蕪木がびっくりしてるのが意外でした!!!
「・・・信じろよ」
「信じるけど」
「でもおれ」と言って尾上がへんな表情だったワケを話し始めます。
「そのへんの話全然聞いてなかったから三条くんに「あいつ尾上くんにはまだ心開いてないんだね」って言われて何も言い返せなかった」
蕪木は、話さなかったの話して楽しい事じゃなかったから言わなかっただけだと言います。
「わかってるよ! わかってる!」
急に立ち上がる尾上。
尾上は、嘘なんかついてないと直接蕪木の口から聞きたかっただけだ、確認できてよかったと言い「帰る」と言って玄関の方へ向かって行きました。
「・・・もう電車走ってねぇだろ 泊まってけよ」
そう蕪木の申し出ですが・・・尾上は仕事の資料も置いてきたから帰ると・・。
「送るか?」
「タクシーつかまえるから大丈夫 じゃあぁ」
バタン。
これは・・・尾上・・・ちょっと拗ねてます?尾上に出て行かれて蕪木は・・・
「・・・・・」
「あ~~~~~~~~~~~もう!」
「全然納得してねぇだろあの顔は・・・!!! くそ!」
とちょっとどうしていいか混乱してる感じがしました。今まで恋愛でこんだけ相手のことを気にしたりしたことって蕪木なさそうですよね!!!
ちょっと冷めてる感じしてましたし。
友達(三条)に対してもほんと冷めてましたしね。だから・・・尾上はほんと特別なんだろうな~って私は感じましたヨ。
そして、カバンの中から名刺を1枚取り出します。
【三条壱臣】←(かずおみ)って読みます。
蕪木と三条
あれから蕪木は三条に連絡したようですね。
カフェで会っていました。
「わざわざお前から連絡よこすってことは転職する気になったか」
「そうじゃねぇよ」
「・・・なんや機嫌悪いな」
「なんで尾上に余計なこと言った」
尾上は関係ないという蕪木に対し、関係ないことはないという三条・・・。
「だってお前のその昔の親友に対する態度 今仲良い尾上くんにも今後こうなる可能性があるかもしれへんやん」
だから忠告してやったのだと言います。
は~~「お前何がしたいんだよ」
「そりゃ お前が同僚ともめて居心地悪くなったらうちに来る気になるかと思って」
またもは~~とため息をつく蕪木。
そして今の仕事は辞める気はないときっぱり言います。
「なんで今さらオレにそんなこだわるんだ」
「だいたい俺らはお互い利点があったからつるんでただけだろ」
お前だってそんなようなことよく言ってたと蕪木は言います。
三条が何て言ってたかというと・・・
『やっぱこっち側の人間といると楽だなー』です。
こっち側っていうのが気になりますね。三条も男の子が好きでそういう「こっちがわ」という意味かなとちょこっと思いましたが・・・
そうじゃなく気の合う子という単純な意味なのかもしれません・・・。
「卒業した後完全に連絡絶ったのは悪かったよ」
謝る蕪木。
そして、大学で俺以上のスペックの友達なんかいくらでも作れただろ?と三条に言います。
「だからもうおれのことは忘れて」
ここで急に三条が立ち上がります。
「わかった もうええわ」
「お前はずっとそうやったんやな」
もうこれ以上は勧誘しないと言って背を向けます。
「けど お前のことは許さへん」
笠井は尾上の良き相談相手!?
尾上の場面。
内勤しながらため息をついています。
このため息のつき方までかわいいです(≧∇≦*)
「でかいため息っすねー」
笠井が声をかけます。
尾上は最初は何でもないと言っていたのですが、笠井は自分達のことを知っているので・・・・相談していいか?と聞いてもらう事に。
「なんの話すか」
「蕪木のことなんだけど」
また蕪木絡みの話でちょっと笠井は(~_~;)ってなってるのがなんか・・・かわいいです。
笠井は尾上の事すきですもんね(*^_^*)
尾上は、蕪木が自分に隠し事をしているのだと話します。
「えっ浮気っすか?」
「はぁ!?違うよ!っていうか浮気!?」
「いや知らねぇすけどそういう話じゃないんすか」
「違うよバカ!」
動揺したのか・・・食べようとしてたパンを潰してしまう尾上が・・・かわいすぎます。
つけ込む隙ができたのかと一瞬期待した笠井でしたが残念でしたね。
でもしっかり相談にのってあげてるところを見ると、笠井って・・・ホント良い奴!!!って思いました。
蕪木の事を・・・実はよく理解してたりして☆
もともとあまり自分のコトを話さない人だけど、聞いたら教えてくれると。
秘密主義ってわけではなさそうだし・・・と言うと、尾上も「そうなんだよ!」「そうなんだけど・・・」と反応します。
「尾上さんは何が知りたいんすか?」
尾上は昔の蕪木の事とか色々と答えます。
「あー・・・「あなたのすべてを知りたい」的な・・・?」
「そういうことじゃねぇよ!そこまで思ってねぇ!」
楽しくなかった思い出とか、親しくてもそこまで言いたくないものなのかなと尾上は言います。
「おれはこの後もずっとそういうの知らないままで行くのかなーとかさー」
「・・・まぁそういう話人にするしないは性格によると思いますけど」
笠井は、蕪木はその話は自分のマイナスポイントだと思っているのでは?と尾上に言います。
「本気で気になるなら別に突っ込んで聞いちゃってもいいと思いますよ」
「あの人そんなことで尾上さんの事嫌いになったりしないでしょ」
(なんでおれはこんな相談のってんだ)
この言葉に・・・尾上の顔が!!!
「おっお前なァ 何言ってんだよ!そんな・・・ そうかな!?」
と嬉しそうな表情に変わりました(#^_^#)
「そっか・・・そうかもな あちがと笠井」
超かわいい笑顔でお礼を言うと・・・笠井はハートもってかれた感じになってました(笑)
(あーくっそ~~~~~これはおれに向けてるけど蕪木さんありきのやつ・・・!!)
単純な尾上はというと・・・笠井の言葉で一気に浮上してました(カワイイです)
三条の狙いは?
そんな2人のところへ編集長がやってきます。
「今いるのは尾上と笠井だけか」
編集長の用事というのは、記事の差し替えがあるそうで・・・
「ちょっとこの記事使えなくなっちゃってさ 代わりにネタ探して欲しいんだよね1ページ」
「わかりました なんで使えなくなったんです?」
そう言いながら使えなくなった記事を受け取る尾上。
その記事というのが・・・三条の記事だったんですね。
どうして使えなくなったかというと、三条サイドからストップがかかったらしいです。
う~ん。。何がしたいのか・・・蕪木を虐めてやろう!作戦でしょうか(~_~;)
ここでつづく・・・。
つづくの前に・・・蕪木は「許さん」と言われた事でお悩み中。
尾上ともぎくしゃくしてるしでダブルパンチ・・・頭抱えてました・・・(笑)
感想まとめ
三条の逆襲といいましょうか・・・それが次回からあるのかしら?と
もしかしたら尾上か蕪木に相手を利用させようと仕組んだりするのかなぁと。(自分がされたみたいに)
読んでたら、高校生の三条はおそらく徐々に蕪木のことを「親友」だと思うようになっていったのかなぁと。
「親友」って言ってましたもんね。
だから離れていった蕪木が「裏切り」になるのか・・・もしくは大学も同じ所にみたいな話をしてたかも。(一緒に働こうとか。。よくわかりませんが)
三条がこれほどまで蕪木に執着しているということは、何かを約束しててその約束を果たさぬまま蕪木が姿を消したとか・・・
考えようと思ったら色々なパターンが考えられます。
「許さへん」って言うのがね・・・やはり約束してた事を忘れてたとかじゃないのかなぁ・・・。
そして!今回は笠井/尾上がかわいかったです!!!
笠井いい子ですよね。
ただ・・・尾上のあのかわいい笑顔はちょっと酷です((笑)それが蕪木が絡んでいると思うと余計にね☆
笠井にも春がこないかしら・・・
この先まさかまさかの笠井・三条カプってなったらけっこう面白そうですけど・・・(n*´ω`*n)
あ、また妄想が。
ということで感想でした。
次回はお休みのようですよ!? 残念(´;ω;`)
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