ダリア8月号掲載、座裏屋蘭丸さんの『コヨーテ』第11話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の【11話】は【コヨーテ3巻】に収録予定です。
こんにちは。すごく楽しみにしていたコヨーテ11話・・・私の想像している通りにはならなかったけれどすっごく面白かったです。はやく続きが読みたくてしかたありません。
到着して既に3回は読み返してしまいました。結局コヨーテにとってはヨシュはマレーネで、ヨシュにとってもコヨーテはリリーなのだなぁって。。。
あと今回コヨーテの作品紹介で登場人物だったりが掲載されているのでより読みやすくなったと思います。
ヨシュとコヨーテ・・・これぞロミジュリだけれどラストは笑い合ってて欲しい。乗り越えて欲しいですね!
ヴァラヴォルフの人達は皆あたたかいから、きっとコヨーテが望む通りにさせてくれるような気がします。あとはサイモンがどうかですよね・・・
いっそのこと、ヨシュがガーランド家の長になってしまえばサイモンを押さえ込めるのでは?と思ってしまうのですがそのあたりはどうなのでしょうね。
では早速!
コヨーテ11話 ダリア8月号
掲載P数 | 33P |
満足度 | ★★★★★ |
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コヨーテ11話 簡単な感想
- コヨーテの発情期にドキドキ、ハラハラ。
- ミミちゃんはいい子。ちゃんとヨシュが会いたがってる事を伝えてくれた(T^T)
- ノーランの秘密
- シュナイダーとのやりとりでヨシュへの気持ちをはっきり自覚したコヨーテは・・・
- お互い本当の自分をさらけ出して話を・・・は次回のお楽しみ!
【ネタバレ注意】コヨーテ3巻11話 感想
今回も相変わらずの面白さ・・・・これからどうなっていくのか不安ではあったのですが、やっとコヨーテがヨシュの本音を聞こうと動いたかなと。
発情期がやってきてたので、この発情期を利用してコヨーテと会おうとしたヨシュの目論見は外れたワケですが・・・
だからこそ、しっかりと理性を保ってきちんと話し合いもできるのでは?と思います。
それは次回のお話になりそうですが・・・はやく読みたい。
今回はコヨーテの発情期ではあるものの、二人の絡みはありません。残念!
でもそれで良かったのだと納得なのですよね。この辺りはさすがは座裏屋先生って感心してしまいます。
大事なことだからこそ、発情期とかそういうのに流されてはダメなのですよね。
コヨーテにとっては辛い1週間ではあったと思いますが、よく頑張った!って思いました。あとミミちゃんが本当にいい子。
コヨーテに気があるのかな?と思っていたけれど、ちゃんと相手の気持ちを考えられる子で好きになりました(〃・ω・〃)←単純。
ノーランは、いつもサングラスをしていて不思議だなぁと思ってたら!!!そんな秘密があったとは!?と驚きの11話でしたよ。
では早速!ここから下は雑誌の流れに沿ってのネタバレ感想になりますので、これ以上は不要!という方はここでSTOPしてください。
↑ダリアは読み放題の対象作品です♪
あいつにはもう会わない
発情期を迎え、自分で処理するもスッキリしないコヨーテ。
一人でしてても色っぽい・・・こういうのはほんと座裏屋さんだなぁって思います。とにかく裸体がキレイなのですよね。
いやらしいとかじゃ無くってもう芸術か!ってくらいキレイ。綺麗な筋肉に加えて表情がたまりません。
絵柄からも丁寧な感じが伝わってきて、先生ってどのくらいの早さで執筆されてるのかな?とか気になります。いつか編集さん日記みたいなので座裏屋先生の1日に密着!とかっていうリポートとかやってくれないかしら★
すごく興味あります♪
と話脱線しましたが。。。発情期ではあるものの、他の子となんて考えもしてないコヨーテにキュン。
コヨーテのところにミミちゃんが訪ねてくるのですが、今回は相手になるとかそういうのではなくてコヨーテの服を借りに来ただけでした。
何の為かというと、とりあえずのヨシュの着替えにだそうです。
ヨシュのお世話にはミミちゃんともう一人が担当になっているらしい。
コヨーテはミミちゃんに「・・・あいつと何か話はしたか?」と聞くと、彼女は「あんたに会いたがってたよ」と伝えます。
そして洋服はコヨーテが届けたら?と。
「・・・いや ミミが届けてくれ」
コヨーテにとって特別な人なんじゃないの?と言うミミちゃんにコヨーテは「あいつにはもう・・・会わない」と答えます(T^T)
ノーランの秘密
ヨシュは部屋で窓からヴァラヴォルフの村の日常を見ていました。
ここは無言コマがずっと続いていて、朝・昼・夜と退屈な時間を過ごしているのだなぁというのがわかります。
やることも何も無さそうですからね。
日も変わり、ベッド脇に座るヨシュはため息をつきます。
「ハァー・・・」
ヨシュのところへノーランが食事を持ってやってきました。
ミミちゃんが世話役なのですが、大事な電話がきたとかでノーランに食事を持っていくように頼んだみたいです。
キーファーからは関わるなと言われているノーランですが、ミミちゃんには逆らえないのかしら(笑)押しに弱そうですよね・・・身体は大きいけど厳つくはなくて根が優しい人なのかなと。
廊下の見張り役に渡して帰ろうとするのですが、見張り役はドアを開けるだけ。
結局部屋の中まで食事を持っていくことに。
部屋の中にはヨシュが当然いて振り返ります。
「食事ここに置いておくよ」
「いつもありがとう」
ヨシュの方を見て、彼の様子を観察します。品の良さを感じ、彼があの野蛮なガーランドの跡取りとはなと思いながら出て行こうとすると、ヨシュが話しかけてきました。
「静かな夜だね こんなに月が輝いているのに」
「満月期はもっと騒がしいと思ったかい?獣たちの破廉恥な叫びが飛び交っているとでも?」
「あ・・・いや あー・・でも正直少しだけね ごめん、気を悪くしないで」
ノーランは、ヴァラヴォルフは人間達が思っているような野蛮な獣じゃない、理性は人間よりも強い位だと思うと言います。
そして満月期は普段よりも静かなくらいだと。
相手の居ないものは抑制剤を飲むし、カップルは部屋で大切な人と二人きりの時間を過ごしている。
だから満月期の夜はいつも穏やかな静寂に満ちていると。
「そうか・・・僕の想像よりずっとロマンチックなんだな」
「まぁ月に一度のイベントとして思う存分楽しむカップルもいるけど」
なんだかんだで・・・・楽しそうに二人が会話してるなぁ~って思ってしまいました(≧∇≦*)
ヨシュも久々にしっかり話したのかもしれませんね。
少し沈黙のあと、ヨシュはノーランに今の場所は確かに過ごしやすい場所だろうけれど、そもそも街に集団で住まうのはどうして?と尋ねます。
集団で住むというのはリスクが大きいのではないか?と。
「街に住まう理由も集団で生きる理由も人間と同じだよ」
生きていくには仕事も必要だし仲間もいるからと言うことですが、ヨシュはやっぱり危険も多いのでは?と・・・。
するとノーランはいつもしているサングラスを外します。
ノーランの目は狼の目なのですね。
身体は人間と同じでも目が明らかに違います。
大体の仲間は人間と変わらない姿を普段は保っていられるけれど、自分みたいな奴も一定数いると話すノーラン。
生まれた時からだそうです。
「目立つ犬歯を持った仲間もいる」
日常生活にはほとんど支障はないけれど、この目を人間に見られたらきっとただじゃ済まない・・・でもだからと言って人里離れた山奥で孤独に生きるなんて寂しいと言います。
彼の言うことを静かに聞いているヨシュ。
「・・・ごめん食事が冷めてしまった 僕はもう行くよ」
なんか・・・ノーランの言葉がすごく切なくて・・・こういうのってきっと仲間同士だと話さないことだと思うのですよね。
ヨシュだからこそ、本音が出たのかなとも思います。
ヨシュの部屋を出たノーランは・・・一つ大きなため息をつきながら「敵と話なんかするものじゃないな」と呟きます。
発情期のコヨーテを狙うシュナイダー!?
コヨーテの所にシュナイダーがやってきます。
ジーノさんから頼まれたものを持ってきたようです。それとドアノブにミミちゃんが返しにきた服がかかってたみたいでそれも渡してくれました。
ミミちゃんが持って行った服ということは・・・ヨシュが着ていたものですね(≧∇≦*)
シュナイダーは・・・なんとここでコヨーテに詰め寄って誘うんですね。
お互いフリーだからと。
「発情期なんてただの生理現象だし相手なんて誰でもよくね? な、だからしよ?」
そう言われたコヨーテは・・・
シュナイダーの髪の毛をブチブチと引っ張り「するかっ!!!」って激怒。ちょっと面白いシーンでした。
でもシュナイダーにお尻を触られて発情してしまったようで。。。(T^T)
一人になったコヨーテは・・・
(相手なんて誰でもいいだと?そんな訳あるかっ!!)
(あんなことできる相手なんて・・・)
そう思ったらたまらなくなったのかな。目の前にはヨシュが着ていたと思われる服が上袋から出ていました。
その匂いを嗅いでヨシュを感じるコヨーテ・・・。
服の匂いを嗅いで「マレーネ」と口にしながら自慰をする姿に萌えるけどやっぱり切ないなぁと。
でもコヨーテにとってはヨシュはほんと特別なのだなぁと改めて思ったシーンでした!!!
達した後に横たわりながらコヨーテは考えます。
(マレーネはなぜそうまでして俺に会いにきたのか ずっとそればかり考えている)
殺されるかもしれないし、二度と出られないかもしれないのに・・・そこまでして何を伝えにきたのか、それを本当はヨシュの口から聞きたいのだと・・・
頑なにもう会わないと言っていたコヨーテですけど、ちゃんと自分の気持ちに向き合えたのだなぁと思いました。
シュナイダーにはちょっとイラっとしたけど、良かった・・・シュナイダーのおかげでもあるかな!?なんて。
包み隠さずに・・・
ヨシュの場面。
(ここに来て7度目の朝・・・満月期は終ったってことか)
コヨーテが来てくれなかったことに酷く落ち込んでいるように見えます。
「もの凄く強い意志で拒絶されたって事なんだろうな・・・」
そう思っているとドアの開く音がしました。
部屋にゆっくり入ってくる狼。
それはコヨーテでした。
狼の姿のコヨーテを見ながら最初は驚きの顔を隠せなかったヨシュですが、愛しそうに見つめます。
「・・・本当、君には勝てる気がしないよ」
「満月期が終った朝にその姿で現れるなんて」
コヨーテの意志の強さを改めて実感したヨシュ。
目の前の狼は伏せをします。
「・・・やぁリリー 少し話をしないか?」
↑お互い本当の名前も知っているのに、コヨーテもヨシュの事を思い出しながら「マレーネ」って言っているし、ヨシュも狼の姿でも「リリー」って呼んでてキュンキュンでした。
コヨーテからは「もうその名を呼ぶな 俺はリリーじゃない コヨーテだ」と7話で言われているのですけどね。
リリーは愛しい人の名と言っているからずっとリリーって呼ぶヨシュがすごく好きです。そもそもコヨーテも本当の名ではないと言えばそうですけども。
いつかヨシュがきちんとコヨーテに名前つけてあげたらいいのにって思います。もしかしたらコヨーテの本当の名を知っている人物がこれから出て来るかもしれませんが。
感想まとめ
ラストのシーンはどうして狼の姿で来たのだろう?と最初思ったのですよね。
でも、きっと包み隠さない姿で来たという事なのだろうなぁと。
だからヨシュも本当の事を包み隠さず話して欲しいというコヨーテなりのメッセージなのでは?と考えました。
発情期にならば会いに来てくれるかもと思ってたヨシュとは違って、その発情期を終えてから話を聞きに来るコヨーテ・・・。
そりゃ勝てないって思うのもわかる気がします。
しっかりとした意志が確かに読み取れますよね。
発情期なんかに流されたくない、という気持ちとそんな時にはちゃんと話ができないとコヨーテは考えたのかも。
とにかく、きちんと思っていることをヨシュが話せたらいいなぁと思います。邪魔が入りませんように・・・。
あとノーランの事ももう少し知りたくなりました・・・。
シュナイダーもチャラいけどヴィジュアルはとっても好きだからまた仲間達のお話もあったらいいなぁ(≧∇≦*)
基本的にヴァラヴォルフって優しい。
情も人間よりあるって言ってたから、ラストはちゃんと二人を認めてくれると思います。
今後はどうなるのかな・・・きっとヨシュとコヨーテは気持ちを確かめあうと思うのですが、ロミジュリな関係が解決したわけでも何でもないのですよね。
重要なのは、次にきちんとキーファーと話をすることなのかなと思います。
サイモンはもうぼけているのか何なのか・・・基本的には話しが通じないと思うので、ヨシュとキーファーがしっかりと話をして戦わなくてもいい方法を探っていくのが一番の最善ではないかなと思います。
ヨシュ・キーファー・ドミニクで何とかできないのかしら。
サイモンを止めることができるのはやっぱりヨシュしかいないですよね。
キーファーとヨシュはちゃんと話ができると思うから、ここで何らかの解決策をと思います。
基本的にヴァラヴォルフ狩りを手引きしてるのってガーランドですからね・・・ヨシュがラストはガーランドの長になってヴァラヴォルフの住む場所をきちんと確保して守っていくのではないかと思ったりもします。
どんな展開になるのか本当に楽しみですね!
ということでコヨーテ11話のネタバレあり感想でした。
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