ディアプラス2023年9月発売、夏目イサクさんの【花恋つらね 63話】のネタバレ含む感想になります。
源介と惣五郎の関係を心配する蔦丸たち。
彼らは菊右衛門の考えを聞くことにします。
花恋つらね 63話 ディアプラス9月号
【掲載P数】 | 20P |
【満足度】 | |
【雑誌詳細】 | 紙・電子・ラインナップ |
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2024/10/30
花恋つらね 63話/ネタバレ含む感想&考察
【花恋つらね 63話】のチェックポイントはこちら。
今回はまるまるっと菊右衛門さんの所へ行った蔦丸・武市のお話でした。
納得納得!のいい回だったなぁ・・・と思います。
読んでみて感じた63話のポイントはこちら。
- 師匠には秘策があるのだと期待する蔦丸
- 源介たちの関係を知っていて、どう対処するのか尋ねる蔦丸に菊右衛門は・・・!?
- 蔦丸の気持ちも軽くする菊右衛門はさすが
- 菊右衛門の考えに納得した2人は・・・
20Pでしたが、とても良い内容でした!
菊右衛門の気持ちがちょっとわかった回でしたし、やっぱり考えが深いというかいいなぁ・・・って思いました。
自分の経験を踏まえてちゃんと2人のことを見てくれてる。
そう思うとうれしかったです。
ではここから下はもう少し詳しい感想になるので、ネタバレ不要な人はここで読むのをSTOPしてくださいね!
今回の扉絵の2人とアオリって誰のなのだろう?ってふと読みながら思いました。
なんとなく・・・菊右衛門さんと寿一郎さん!?とか思ったり!?
そうだったらいいのになぁ、、、でも眉毛の感じからして蔦丸っぽいし。。。誰!?ってなりました。
惣ちゃんは・・・あんな眉毛はしてないような!?!?って可愛いから誰でもいいですが( ´艸`)
2年前から2人の関係を知っていた菊右衛門に驚く蔦丸
武市と一緒に菊右衛門さんの所へ向かう蔦丸。
源介・惣五郎を良い方向へ導くようなそんな秘策が菊右衛門にはあるに違いない!と、これまで静観してたのには理由があるのだろうと言う蔦丸。
熱が入る蔦丸とは正反対で、武市はけっこう冷静(笑)
今回は武市経由で菊右衛門の予定を確保したようですね。
このとき、2年前から2人の関係を知っていたと知った武市は、蔦丸に話すと・・・。
「この2年間完全にノーリアクションだったってこと・・・?」
とその事実を知り、更に蔦丸は驚きます。
武市は、こうなってくると2人の事を黙認しているのでは?と言います。
知ってて口出ししないということはそういうことだろうと。
蔦丸は。。。色々と考えるのですね。
菊右衛門はこの歌舞伎界の大御所で、源介・惣五郎のことがいかに大問題なのかわかっているはずだと。
菊右衛門の考えは・・・?
2人は、関係を知っていながらどうして何もいわないのか?と菊右衛門に尋ねます。
菊右衛門は何て言ったと思います!?!?
「そりゃどうするかなんてあの2人が決めることだからね」
ですって。2人ともこの言葉に目を見開いて驚いていました。
菊右衛門としては、この先どんな関係で2人がいようと口出しする気はないと。
良かった~。味方とまではいかないけれど敵でもない!!!
ほっ。
「じゃぁ・・やっぱ反対はしてないんだな?」
と武市が聞くと「そうなね とくには」と答えてくれたので本当にほっとしましたよ~。
でも武市・蔦丸は納得できないのですね。
源介と惣五郎は、2人とも跡継ぎ。
そんな2人ができているのは騒動のもとになると。
「それがわかっててほっとくってことか?」と武市も尋ねます。
でも菊右衛門さんは淡々と答えるのですね。
揉めたら揉めたでその時に考えればいいことだと。
確かにこれにはビックリですね。
まぁまだ起きてもない問題の事を考えてもね・・・って言う菊右衛門さんにはそうだなぁ・・と妙に納得してしまいましたが( ̄。 ̄;)
蔦丸の想い
ここで蔦丸が口を開きます。
2人はもう二十歳。問題になるのはそんなに先の話ではない、源介はいずれ「新井寿一郎」という名前を継がなければいけない。
ただでさえ、重い名跡でこれから苦労もするだろう
だから今、なくせる問題はひとつでもなくしておいて欲しいと考えるのはおかしいですか?と。
これを聞いて菊右衛門は、いや・・・と言いながらも「でも蔦丸さん その不安はあなたが背負うことじゃないでしょ?」と言います。
蔦丸は、自分がこの不安を背負わないといけないのだと言います。
蔦丸自身、女形を選んだことで源介に「寿一郎」の重圧を与えたと心のどこかで思っているようですね。
「ーあたしは逃げてしまったから」
そう話した蔦丸に、菊右衛門が言った言葉はすごく印象深かったです。
「蔦丸さん あんたは良い役者になるために女形を選んだだけだろ? それを「逃げた」とは言わないよ」
この言葉は蔦丸の今までを肯定してくれる。
良い言葉だなぁって。
そして加えて言うの。
「御家のために立派に務めているじゃないか」
菊右衛門は、期待にこたえるのも大事だけれど、それだけを優先して自分の気持ちを無視してしまったらどこかでほころびが出ると思うと言います。
これ、絶対に自分の経験上・・・の話ですよね。
源介と惣五郎がお互いのことを真剣に考えているというなら、菊右衛門は何も言うことはないと。
どんな道を選んでも壁にはぶつかるのだからと言う菊右衛門。
それなら自分の意志で良い役者になって欲しいからと伝えるのでした。
2人も見守ることに?
蔦丸は菊右衛門と話をして、あんな事言われたら何もいえないと涙を流していました。(帰りの車の中で)
でもその表情は悔しい!とかではなく、どこかしら嬉しそう。
自分の今までを肯定してくれたというのも大きいのかな!?
武市も、菊右衛門さんの判断で良い気がしてきたと言います。
蔦丸も・・・それには同調。
2人は見守ることに・・・したのかな!?
まとめ
いやぁ・・・この回、源介と惣五郎は出てこなかったですが、とても良かったです。
菊右衛門さんがどう考えているのかな?
敵なのか?味方なのか?と思っていたので、今回考えを知る事ができて良かったです。
まぁ・・周りから別れろだのなんだの言われてもあの2人は絶対別れないでしょうしね。
こうやって見守って2人なりの歌舞伎が出来上がっていったら。。。いいですよね。
最高の相方になる!と頑張っている2人だからこそ、こうやって見守るのが一番なのだろうなと思いました。
武市も蔦丸も菊右衛門の話には納得したようなので、これからは少し大人しく(笑)なるのではないかな(*^_^*)
といっても・・蔦丸はなんだかんだ面倒見がいいので、何かあったら頼れるお兄ちゃんに変身しそうですけどね♪
これからの展開が楽しみです。
あとは・・・忠さんにバレた時に惣五郎がどうするか?忠さんの反応はどうなのか・・・というのも気になりますね。
9巻発売は10月2日の予定になってました。
次話までが9巻なのかな!?次号予告にもお名前があったので。
次話はどんな展開になるのか楽しみです。
ということで!花恋つらね63話の感想でした。