志水ゆきさんの【花鳥風月】第53話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の53話は【花鳥風月】7巻に収録される予定です。そういえば!3月23日に花鳥風月のドラマCDが発売されるのですが・・・小冊子欲しさに予約してしまいました☆
大好きな火弦編ですからね(n*´ω`*n)早く読みたいです!
今回の吉利谷×財前なのですが・・・ますます話が個人的には意外な方向へ。
ずっとあるなら財前→吉利谷かなぁって思ってたんですよね。でも、どう考えても吉利谷→財前の方が強い!と思ってからのまたまた財前⇒吉利谷か!?な展開。
これからがすごく楽しみです。
花鳥風月53話掲載 ディアプラス4月号の紹介
花鳥風月53話 簡単な感想
[topic color="blue" title="ちょこっと感想"]
- 吉利谷がツライ時に会いたくなるのは財前なのだろうなぁ(n*´ω`*n)
- 吉利谷が誰かの「特別」になりたかったという気持ちがすごく良くわかる気がした。
- ラブホ常連の吉利谷には(笑)←焦って否定はしてたけど・・・・
- じゃれ合いからのドキドキがたまらない!
- 吉利谷にとって財前が一番失いたくない人。
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注意ポイント
花鳥風月7巻 第53話のネタバレあり感想
今回は、色々とキュンあり切なさありだったと思います。
吉利谷の方が財前の事が好きなんですね。個人的には、吉利谷は誰かの特別になりたい願望が強い人だから財前⇒吉利谷でもいいのかもなぁと思ってたのですが。
吉利谷が想った人の特別になるというのが重要なのかもしれませんね。
今まで何だかんだで信じてた繋がりもなくなり、孤独を感じた吉利谷だからこそ、その「特別」に執着するのがよくわかるなぁと。
あとは、吉利谷がどのような形でヤクザの世界に入ったかですね。それが今一番知りたい。
財前の事を失いたくない、嫌われたくないと強く思っている吉利谷がどうしてヤクザの世界に入ったのか・・・気になるところ。
あと、星川先生との出会いもなくちゃなぁと思うので、過去編はまだまだ続きそうですね。早く現在に戻ってほしいけどそれほどこの2人には過去が重要なのだろうなぁと思います。
吉利谷 何かあったか?
日も暮れる頃・・・財前はどこかへ行こうと玄関の扉を開けると・・・そこに吉利谷が立っていました。
吉利谷は服装からいってお父さんと会った後のようですね。
「どこか行くとこだったか?」
「スーパーに明日の朝のパン買い忘れたから」
おれも行くという吉利谷。
財前は吉利谷が少しいつもの様子じゃない気がしたのかしら。
「吉利谷 何かあったか?」
「ん?別に?」
それよりも千尋ちゃんの誕生日プレゼントはいつ買いに行くかと話しをそらします。
お父さんとの事は、吉利谷にとってはすごくツライ出来事だったと思うのですよね。。。そんな時、足が向かったのは財前のところ。
彼にとって財前は落ち込んだときに会いたくなるような人なのでしょうね。
こんなにも世界が暗くなっていくんだ?
財前と吉利谷は千尋ちゃんのプレゼントを選びに来ていました。
あちこち周り、気に入ったものが買えたようです。
たまに母親に抱かれた赤ちゃんを見てはぼ~っとする吉利谷。
「吉利谷!」
「悪ぃ暑くてぼーっとしてたわ」
「大丈夫か?」
「平気平気」
それよりも千尋ちゃんのプレゼント無事ゲットできて良かったなと吉利谷は言います。
予算内で買う事ができてほっとしたという財前を見ながら色々と考えていました。
実は財前にはご両親が残してくれた保険金がかなりあるが、彼は千尋ちゃんの将来のためにそれにはほとんど手をつけていないとのこと。
生活費やこづかいの大半を学業の傍らバイトで稼ぎ、やりくりしている。
(楽して金だけもらっているおれとは大違いだ)
そして前回のお父さんの言葉を思い出します。
血のつながりのない赤の他人、それでも捨てもせずに金をだして育ててやった、感謝されこそすれ文句を言われる筋合いはない・・・なやつです。
吉利谷は思い出しながら、今時育児放棄もそれほど珍しいことではない。お金だけでも出してくれるからまだ恵まれたほうなのだろう・・・
初めから父親などいないにも等しかったから真実を知る前と後でも何が変わったわけじゃない・・・・
(なのになぜ)
(こんなにも 世界が暗くなっていくんだ?)
吉利谷はここで具合が悪くなり、財前に抱えられたまま吐いてしまいます。
つらい時はつらいって言え
倒れた吉利谷は・・・どこかのベッドで横たわっていました。
目を覚ますと、財前もバスローブを羽織っています。多分、服が汚れたのでしょうね。
「吉利谷 起きたか 気分は?少しはよくなったか?」
「・・・財前・・・」
財前は、彼が寝ている間に汚れた服を洗ってドライヤーで乾かしていたようです。
「お前まで汚してマジ悪かった」
「千尋のプレゼントは無事だったから気にするな」
「それより俺はお前がラブホに入ろうと言ったことに驚いた」
タイミングよく目の前にあったからだという吉利谷・・・
「具合が悪かったのに入り方はずいぶんとスムーズで馴れを感じたぞ」
「・・・・(-_-;) あんまツッ込まないで」
このあたりの会話はくすっとなりますね!吉利谷・・・やることはやっとるんかい!と(笑)
財前は少し吉利谷をみつめ、そして言います。
「吉利谷 つらいならそう言えよ」
「なんで倒れるまでがまんするんだ しんどいなら無理するな」
そのことばを聞き、吉利谷は・・・
ーああ そうか 俺は つらかったのかー
そして財前の方によっかかります。
「うん・・・ちょっとつらかった・・・」
(でも財前・・・今お前に救われたよ)
どんな形でも繋がってると思ったものが繋がってなかったと知り、世界が暗くなった彼にとっては、財前のように気にかけてくれる存在がいることに救われたのかなぁって思いました。
吉利谷は愛情に飢えてるのだろうなぁと・・・。ここですごく思ったのですよね。
つらかったと自分の本音を言えた吉利谷は・・・ぐ~~~~~~~っとおなかが鳴ります☆
「もうここで食っちゃおうぜ」
メニューを差し出す吉利谷。
「まるで常連みたいにくわしいんだな」(冷)
「た・・・たまたま知り合いに聞いたことがあったんだよ」
「へぇ・・・・」
やっぱり常連なんだね吉利谷(笑)変な言い訳しててクスっとなっちゃいました。
じゃれ合いからのドキドキ展開!
注文したパンケーキなどを食べていると、吉利谷は氷を見て何か思いついたようです。
ひとつ手に取り。。。
財前の背中に。
「つめたっ」
さすがの財前もここではむちゃくちゃ反応してて個人的にはツボでした(笑)ここはクールに「つめたいな」なんて言えないですよね・・・
「何すんだバカ!」
「あははははっ」
イラっとした財前は仕返しにとコップを手に取り反撃しようとします。
氷を入れようとした場所は。。。
「まった! 悪かった!パンツの中はかんべんして」
「絶対入れる!」
そんな事で争っていると、どこかにひっかかったのか何なのか。2人して倒れこんでしまいます。(ベッドの上(n*´ω`*n))
「・・・くっ コントのネタか!」
財前はこの状況がツボったのか笑いだします。カワイイ!!!
「子供みたいないたずらするからだ」
いやいやお兄さん・・・はだけながら言うと・・・色っぽすぎてたまらんですヨ。
同じように吉利谷も思ったようでドクンと欲情した様子。
財前の背中には、まだひとつの氷が残っていました。
「オレが入れた氷・・・まだ残ってる」
動こうとする財前に、動くとおちると言って・・・・
吉利谷はなんと!!!食べちゃいます☆
というか・・財前の背中にちゅっとしたかっただけだと思うのですが。。。
「!?」
ガリっと氷を食べたあとは、残った水分を舌で・・・・わりとこのあたりエロい(*ノωノ)
ドクン ドクン
財前は吉利谷の方を向きます。
すると・・・財前の顔は完全な雄の顔になってましたね!!!
ゆっくり顔を近づける吉利谷。
財前は・・・この時目をつむって受け入れてる感じがします。だって力も強いから嫌だったら腹パンとかしそうですし・・・
「・・・・吉利谷」
小さく声が漏れます。この時吉利谷はハッとし、キスは未遂に終わりました・・・・・。
「あっぶねー あやうくノリでお前にキスするとこだったわ」
まっすぐなお前を汚すようなことはしたくない
ここからは吉利谷のモノローグ。
(財前が好きだ)
でもこの気持ちが恋か分からない。そもそも正しい恋愛なんてしたこともない。
【恋】じゃなくても欲情はできる。
吉利谷は、財前に欲情したときの事を思いかえしていました。
(言い訳するならメンタルが弱っていたから)
だからといって甘えて欲望に流されて汚していい事にはならない。
いつでも正しくまっすぐな財前を汚すような真似はしたくないと吉利谷は思います。
(お前に嫌われたくない)
(失望されたくない)
(他の何を失くしても お前だけは失いたくない)
友達相手にもよおすとかマジないよな、とその場をやり過ごし吉利谷は財前と別れます。
気になったのは最後のカットなんですよね。
ここは吉利谷でラストがくるかと思ってたら、財前だったのよね。しかも!!!よくよく見たら泣いてるではないですか(´;ω;`)
切なすぎる!!!
汗かと間違えるところでしたわ。
感想まとめ
いいところで!!!なのですが・・・吉利谷は本当に財前が好きなのだなぁと思いましたヨ。
今まで恋愛という恋愛をしてきてないという彼にはどれが好きなのか恋なのかがわからないようなのですが・・・。
失いたくない、嫌われたくないというのはそういうことなのだろうと思います。
同じ友人である一見の扱いとは大違いですし(笑)
あと、今回は財前の気持ちの変化もあったような気がします。
もともと財前も吉利谷に関しては特別な感情は持ってたと思うのですよね。彼の言葉に救われた部分もありますし!
財前が「つらい時はつらいって言え」って言ったのはもしかしたら教訓なのかな?って思ったりもしました。財前もずっと言えずに苦しんで一人で頑張ってきましたからね。千尋ちゃんの件で。
そして・・・今回は明らかに雄の顔した吉利谷に財前もドキドキしてた!!!
それに吉利谷がキスしようとしたときも目をつぶって受け入れようとしてた気がします。
もしかしたら、ディアプラス8月号で「今も十分欲情できると思う」の「今も」というのに反応したあとに言ったセリフ、
「お前が俺に寄せる好意や甘えは絶対に「友情」の域を超えることはないと思ってた」っていう根拠になるのが今回のこの場面なんじゃないのかなぁと思います。
ラブホ常連の吉利谷が、財前にキスしようとしたけどしなかった、あやうくノリで~とか言われたらそう思うのもね。。。
ディアプラス8月号の時は、「お前は一見とは違うだろう?」と言ってたりしてあんまり吉利谷に対しては財前の方が友情以上に思えない場面なのかなって思ったりもしてたのですが・・・
でもよく考えてみたらディアプラス7月号では寝ている吉利谷にでこチューしてたから・・・やっぱり財前も拗れちゃってるのかもしれませんね☆
今回のキスを受け入れようとしている場面とかを見てたら・・・もしかしたら今まで財前の方が自分に「友達だ」と言い聞かせてきたんじゃないかなって思ったりもしました。
クールな顔の下で、すごく吉利谷の事を大事に思ってるのだけれどノンケの吉利谷だから最初から恋だの愛だのという関係を期待していないのかなと。
というのもね、これも8月号のセリフからなのですが、吉利谷がプロポーズをしたとき。
「つまりお前は今後添い寝だけの生活を強いられるということだ お前に出来るか?吉利谷無理だろう?」
って言ってますよね。吉利谷は自分とはエロいことはしないと明らかに思っている発言です。
もちろん財前が無理だわ~って思ってる可能性もあるのですが、その後に「お前は俺に欲情できるのか?」って言っています。この問題?は吉利谷がどうするかで変わっていきそうな感じですよね。
財前が無理って思っているわけではなさそうだなって思いました。
吉利谷が自分には欲情しないと思ったのも、今回のシーンと関連があるのかなぁ・・・なんて。何年も経っているのですけどね・・・
そもそも、財前は歴代彼女とかいたのかしら。千尋ちゃんが結婚するまで!とか言って彼女とかは作ったりしなさそうですよね。。。
もっと財前の事も知りたいなと思いました。
財前視点が来たらいいなぁ~。あと!現在に戻ってきたら・・・あのホテルで撮られた写真かビデオかわからないけどあれがどこで出てくるか!ですよね。
火弦編の時には吉利谷はあまり好きなキャラではなかったのですが、掘り下げてみると財前と幸せになってほしいなぁってすごく思う。
財前がどんなふうに吉利谷を受け入れていくかも今後の見どころなような気がします。
ヤクザ×弁護士・・・星川先生のセリフから、何か吉利谷が問題を起こすか巻き込まれて・・・ってなっていく可能性もあるのかなぁって思います。
次号は予告にお名前がなかったので。。。休載のようです。
ディアプラス 電子書籍
花鳥風月 7巻電子配信開始