麗人2024年5月号に掲載、劣情さんの【君は春までぼくのいぬ 1話】のネタバレ含む感想になります。
雑誌最新話の感想ですので、コミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
麗人は雑誌も電子配信されていないのが残念☆って思っていたら！バラ配信されていますね。
雑誌での配信はないものの、単話で配信してくれるのは嬉しい～！！！！麗人作品が気になる人はココをチェックしてみてね。
今回の劣情さんの作品はオメガバース作品です。α上位かと思いきや・・・！？な展開なので目が離せなくなりそう。
そして麗人作品らしくしっかりエロい。面白そうです！
君は春までぼくのいぬ 登場人物
藤波
優等生。周りにはαだと思われているけれど・・・！？
御園
学校のアイドル。αでお坊ちゃま。
春雷と蜜
親に捨てられ、施設で生きていくことになった幼いユエン。
唯一の心の支えは、いつも優しく包み込んでくれる兄のような存在のヤンだった。
ヤンもユエンを弟のように大切に思っていたが、ある夜、二人を引き離す残酷な事件が起こる。数年後、ヤクザとなり青柳として生きるヤンは再び施設を訪れる。
しかし、再会したユエンは記憶の中の少年とは別人なほどの、
色香を湛えた妖艶な青年となっていた――…
新鋭・劣情が描く、哀しくも美しい、究極の献身愛
君は春までぼくのいぬ 1話｜ネタバレ感想・考察
実は劣情さんの作品を読むのはこれが初めて。絵柄はカッコイイ系よりはかわいい系なのかな。
それなのにキャラたちの色っぽい表情が気に入りました。
さらには、オメガバースでαがオラオラ系かと思いきや・・！？な展開なのですごく先が読みたい！となる作品。
これから先が楽しみです。
ここから下はさらにネタバレ含む感想になりますのでご注意ください。
いつかイブになるらしい
主人公は藤波。
冒頭から、この体はいつかイブになるらしい 神様はどうして僕たちを分けたのだろう 僕は運命なんていらないのにというところから始まります。
この文言から推測するに、、、「いつかイブになるらしい」というところからは彼がΩなのだろうなというのがわかります。
アダムとイブの性別を考えると、イブになるらしいというのは受側なのだろうなと。
それが「いつか」なので、もしかしたら藤波は今の所発情期などを経験していないのかなぁ・・・？なんて最初思いました。
藤波が教室に入ろうとしたところ、良い雰囲気の男の子達が。
一人はα、一人はΩなのだろうなと想像つきます。そしてチューだけされて気持ちと体だけ興奮した状態で「お終い」と言われてしまうΩの男の子。
フェロモン駄々漏れのまま、突き放されてしまいます。
それを見た藤波は、放っておくのは。。。みたいな事を言うのですね。でもαの子は自分でなんとかするだろうと冷たい印象。
αの子は御園といってお坊ちゃまくんらしいです。自分がヒエラルキーのTOPにいると思っているタイプですね。
御園は藤波に、今のであてられた？俺αとはやったことがないんだけどとアプローチしてきます。
なんでしょ・・・みんな俺が誘えば～みたいなナルシスト感を感じるワ。
でも藤波に「君こそ性欲抑制剤飲んだ方がいいんじゃないか？」ってピシャリと言われててクスってなりました。
ちょっと爽快。こういうナルちゃんにはピシっと言ってくれるとスカっとする！！！
ちなみにですが・・・優等生の藤波は、αだと思われているようですね。今の所、αのフェロモンにもまったく反応していない感があるのでそう思われても仕方が無いのかな？と。
でも実際は・・・ちゃんとαのフェロモンは感知してそうでした。
運命なんて呪いでしかない
藤波と御園は席が隣のようですね。
だからなのか・・・御園は藤波から良い香りがすると言います。
ここからだんだんと藤波の発情期が近くなってきてるのかな～？って思いますヨね。
授業もちょうど第二の性別についての話でした。薬が進化したことによって運命の番が見つけにくくなっていると。
それを聞きながら御園は、運命なんて呪いでしかないと考えていました。
自分自身は御曹司でしかもα。だけれど｡｡｡親の期待通りの人間にはなれていないのでしょうね・・・
そういう葛藤を抱えながら生活しているのだろうなってこの箇所を読みながら思いました。
近づいてくる子は「御園」の側だけみて集まってくるハイエナって思っているとこがスゴイ・・・でも自分もそれを利用している感ありますけどね。
変わらずにいたかった
体育の時、ペアになろうと藤波を誘った御園。
でも藤波から拒否されてしまします。ちょっとヒートが始まっちゃった感じ？？？
具合悪そうにしている藤波を保健室へ連れて行くようにいう体育の先生。結局・・・それから藤波は教室にも戻って来なかったようです。
カラオケに行こうと誘われている御園は、スマホを忘れたことに気付き教室へと戻ります。
そこで・・・フェロモンを察知。
慌ててニオイのする方へいくと・・・藤波が襲われている所でした。もう相手の子も藤波のヒートにあてられてしまって制御が聞かない様子。
間一髪、藤波を連れ出した御園。
準備室にて。藤波がΩだとは思わなかったと口にする御園。
藤波は、Ωとしてじゃなく藤波青のまま変わらずにいたかったと言い、窓から身を投げ出します。
これまたギリギリのところで助ける事ができた御園、、、2回も藤波の事救ってますね。
僕の番犬（いぬ）になれ
ここからは二人ともヒートで何が何やら状態。
なんとなく誘ったのは藤波っぽく見えるのに、終わったら御園家のご子息がクラスメイトを襲ったとか知られたら困るよね？みたいに藤波が脅してるの。
そしてヒミツにしてあげるから言う事聞いてねって・・・なかなか策士。
藤波の「言う事聞いて」の最初の依頼？は恋人のふりをすること。
高校卒業するまで他のαが近づかないようにということでした。。。
「僕の番犬（いぬ）になれ」って言ってますね。これがタイトルなんでしょうね。春までっていうのは「卒業まで」ということね。。。
これで終わりか・・・って思って次のページめくったら第二ラウンド始まっててウホ(●´∀｀●)ってなりました。
さすが麗人作品。修正はあるものの、ちゃんとわかる修正なのでエロイ。
なかなかオメガバースでΩ優位な作品は少ないから、ちょっと面白そう！って思いました(*^_^*)まぁ二人は･･･運命の番なんでしょうね。。。
感想まとめ
優等生でαだと思ってた子が実はΩでした！というのはよくある展開ではるのですが、ヒートがおこって合体した後に
Ωくんが優位に立ち、俺の番犬になれ展開はなかなか新しい。
最後はちょっと御園が言いなりになってましたし、面白くなりそうですね。
次話は6月10日発売の麗人7月号にて。楽しみです。
電子書籍
春雷と蜜
哀しくも美しい、究極の献身愛
