キャラセレクション9月号掲載、日高ショーコさんの【憂鬱な朝】第45話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の45話は【憂鬱な朝8巻】に収録される予定です。
こんにちは!やっと読めましたキャラセレクション9月号。また明日も到着するので・・・今号は2冊になります(~_~;)今日アマゾンから届くかと思ったら明日到着だったので待ちきれずに近くの本屋さんに買いに行きました(T^T)
そして!今回は最終回じゃなかったですね!クライマックス回ですけど、あと1話あります。
でも!クライマックスにふさわしい。。。そんなお話でした。
44話の時にこうなるかな~って思った通りに今回はなったかなと思いました。
でも、二人の望む寄り添い方というのがまさに今回のような生き方なのでしょうね!ある意味運命共同体。
ただ、同じ未来を見ていても今の二人には二人の進むべき道がある。
このことが桂木自身分かったとき・・・やっと肩を並べて歩ける時がきたのかなって思いました。
ずっとずっと人に仕えて来た桂木ですが、先頭にたって率いていかなければいけないものができ、守って行かなければいけない人達ができ・・・とっても素晴らしいと思いました。
まさに!望むようなラストに向かって行っているのではないのかなと。
キャラセレクション9月号 & 憂鬱な朝45話の詳細
45話の前に・・・44話までの簡単なおさらい
鎌倉邸で色々な事を話し合った二人。
そして、暁人さまは桂木に英国行の旅券を渡します。一緒に行きたいという暁人さまの思いを受け取る桂木。
そして一度東京へ帰る事にします。
再会を約束したけれど・・・・・
【ネタバレ感想】憂鬱な朝8巻45話 あなたと共に生きるために
今号は、表紙プラス巻頭カラー。すっごく良かったです!!!!
今回は、前置きナシでさっそくいきますね。
鎌倉邸に直継様をお迎えする
海辺でのひとときを終え・・・一人になった暁人さまの元へ田村が来ました。
田村に貝殻を渡す暁人様ですが・・・田村が幼少のころにもたくさん貝殻をくれましたねと話します。
体はおっきくなったけれど、そういう所は幼少とかわらないというのがなんかほっこりしますね(*^_^*)
暁人様は、田村に女中頭の千代野に電報を打つように言います。
内容は・・・「予定通りに勧めろ」ということでした。
何か・・・動こうとしてますね。
田村は一瞬驚くのですが。。。すぐに普段の顔もどり「はい」とだけ返事をします。
「鎌倉邸も忙しくなるぞ 直継様をお迎えするのだから」
鎌倉邸に!?!?とびっくりしました。
鎌倉邸は、療養の場所・・・病気の直継様のために最大限の暁人様の配慮なのかなと思ったりもします。
そして、彼の願いは【息子のために】名誉を回復すること。
冒頭は夜会での直継様と暁人さまの会話でしたね。
45話の冒頭の部分の詳細は・・・暁人様と直継様の会話5巻後半に詳しく記されていると思います。
直継様の願いを。。。暁人様は叶えようとしているのだなぁと思いました。
鎌倉邸に呼ぶということは、久世家の人間として認めたということになるのではないでしょうか。確か直継様は暁直様とは母親が違うのでしたよね。
血筋を重んじる暁直さまにとっては煩わしい存在だったのかもしれません。
色々と暁人さまには考えがあるとは思うのですが、おそらくその思惑がわかるのは最終話でしょうね。
「忙しくなるぞ」といっているので。。。ちょっとその部分は気になります。
もしかしたら、暁人様がいない間の当主の役をこの直継様の息子さんが担うんでしょうか????
総一郎様と小ふさのその後
東京にて。桂木と・・・総右衛門の場面。
出港5日前の出来事です。
総右衛門の元に桂木がやってきました。
「ご無礼をお許しください・・旦那様」
意外な事に、総右衛門も桂木を迎えます。
石崎家に仕える従業員には桂木の事を良く思わない人も多く居たようですね。
それに今では石崎の紡績工場を買収した身。皆が騒ぐのも当然の事。
ですが、総右衛門はホントに意外なのですが・・桂木に対して敵対心など無いようにに思えるほどの対応ぶりでした。
そして桂木をどこかにつれて行こうとします。
桂木自身も、総右衛門のこの対応に戸惑っていました。
「桂木 お前は何故東京に戻ってきた?暁人くんもそろそろ横浜港に向かう頃だろう」
「・・・・」
色々とお見通しな総右衛門には返す言葉がないようです。
「総一郎様のお見合いはどうなりましたか」
「なるほど 算段の結果を確かめねば安心して発つこともできないか」
総一郎様のお見合い話の事も桂木が手を回したと総右衛門にはわかっているのですね(*^_^*)だからこそ、桂木は素直に話したのだと思います。
総一郎様こそ、真っ直ぐな御方な故に感情が表面にでてしまうのだと。
お見合いに至るまで、総一郎様が小ふさがその相手だと知ってしまえばすぐに表情や態度として出てしまうからきっと総右衛門は気づいたに違いないと言います。
だからこそ、最後まで単独で動いてたということですね。
「“琴子様“についてお怒りでしょうが・・・あの娘は私たちが思うよりずっと賢く強かです」
彼女もまた、総一郎様と一緒になるためには努力は惜しまない娘だったようです(*^_^*)とっても純愛ですね!
「好きあってるお二人をお認めになってください」
頭を下げる桂木に・・・わざとらしく頭を下げるなと言う総右衛門がね・・・もう許してるかんじでしたね!
話している間に目的地につきます。
総右衛門に連れてこられたのは・・・買収した工場・・じゃない他の石崎家が管轄する工場。
紡績工場は・・・もともと桂木にすべてを任せるつもりだったようです!
総右衛門は「全て任せるつもりがつまらん反抗をして台無しにしおって・・」と言っています。
ただ・・。私にはあの買収の一件によって、総右衛門も色々と考え方をかえたのではないのかなと思いました。
・部品の組み立て設計は全て東京で行う
・横浜は建造に集中させるために人員を増やした
これらを聞いて桂木も「ご英断です」と言っています。
設計者の不足は悩みの種だったので、総右衛門の起した行動によって全ての受注に応えれるようになるなると。
「加えて 港の開発に力を注ぐべきです 石崎家の柱となるのは造船と貿易なのですから」
この言葉に・・総右衛門は暁直様を思い出します。
桂木と暁直様は似ている
(久世暁直と同じ事を言うのだな・・・)
ここから回想です。
二十年前にさかのぼります。
総右衛門と暁直様。
暁直様から、総右衛門は呼び出されたようです。
暁直様のまえだと・・・ちょっと気弱そうなのが印象的です。
暁直様を目の前にすると・・・総右衛門も少し萎縮しているような気がします。
「今日は 私の持ち株を譲渡するために呼んだのだ」
「なに・・・?」
暁直様は、自分の持ち株全てを恵んでやるのだといいます。
(「恵んでやる」だと・・・?)
暁直様は、自分はいささか儲けすぎたので・・・それを総右衛門に譲ると言い出したのですね。
これにはさすがに激おこの総右衛門。
「今まで散々邪魔をしておきながら!! 仕手戦で俺の金を全て吸い上げたのを忘れたか!!」
「侮るのもいい加減にー」
声を荒げる総右衛門に対し、暁直様は・・・「ただの成金で終るな」と言います。
この場面を読んでたら・・・暁直様は実は総右衛門をすごく気に入ってたのではないのかなと思いました。
基本的に、色々と疑い深い人だと思うのですよね。神経質で。
そんな彼が、持ち株を全て譲渡すると言うくらいに、実は総右衛門には期待していたのかなと。
「株を売った金で船を買え 貿易に力を入れろ」
「貴様にはその才を生かすことのできる自由があるのだから」
総右衛門と暁直さまは・・・この会話が生前では最後だったようです。
それを思い出し、暁直様と桂木は佇まいだけでなく考える事まで似ていると感じます。
(だからこそ従わせたかった)
もし暁直が生きてたら今の桂木の姿をどう思うのか・・・と総右衛門は考えます。
総右衛門が桂木を死ぬまで従わせるとか言ってたのは・・・暁直様と被るものがあったからなのかな?と思ったりもします。
きっと・・・総右衛門は・・・暁直さまにいまの成り上がった自分を見てほしいのではないのかなぁと。
桂木本人に執着しいているというよりは・・・桂木に見え隠れする暁直様に執着していたのかなと。
頑張る総一郎様
すると、ここで桂木の目に総一郎様の姿が映ります。
現場で意欲的に動いているようでした。
「見合いの件は不問にしておいてやる」
急に総右衛門が言います。理由は・・総一郎様が変わったからだと。
彼は、桂木に報いるためだと言って積極的に家業に向き合って学ぶ姿勢を見せるようになったらしいの。
そして総右衛門は・・・
桂木に鎌倉行のその後にどこに向かうのかと問うたなと。
「選んだその先に望んでいたものはあるのかと」
私はここの場面を見て思ったのですよね・・・桂木と暁直様は似ているとあったのですが・・・だからこそ桂木のことは嫌いになれなかったのではないかと。
そして、こうなって欲しいという希望も含め、桂木の進むべき道をひそかに示すために工場に連れてきたのではないのかなと。
総右衛門は暁直様のことが何だかんだ言って大好きだったのではないかな???と思いました。彼に似た桂木も然り。
桂木の進むべき道
買収した紡績工場へ桂木がやってきました。
「桂木様ー!!!! 工員一同心よりお待ち申し上げておりました!!」
工場へつくと・・桂木はすぐさま工場の名前に目が行きます。
【桂木紡績工場】
これはどうやら・・・高之が指示したようですよ!!!!
桂木智之が経営の柱だと知らしめることが肝要とのことで変えたようです(*^_^*)
それによって株価も上昇し、市場の期待の大きさに工員も身の引き締まる思いだと言う工場長。
桂木の存在がこの工場にとっては大事なのだと言わんばかりの工場長の話に桂木は・・・ちょっと驚いているようでした。
そして・・・これほど短期間で全てを変えたのはあなただけだと工場長は伝えます。
トップに立ってほしいと暗に伝えてくる工場長に・・・・
「私は常に 誰かに仕える道を選んできた」
「今さら表舞台に立てると思うか?」
と問う桂木。
工場長のこたえは・・・
「?はい 当然のことかと」
「そうか・・・」
ここで明らかに・・・桂木の心が動いたな・・と思いました。
そして、桂木は夜会の時の暁人様の言葉を思い出します。
『桂木 一緒に行きたいと言っただろう? 二人で肩を並べて歩きたいんだ』
どんどん暁人さまの言葉があふれ出るように思い出されます。
桂木自身にしかできないことを成し遂げて欲しい、自分と優先してほしい・・・それは・・・暁人様の願いでもあるのですよね。
桂木の願いもまた、暁人様と一緒に肩を並べて人生を歩むこと。
今まで、卑屈というか肩を並べるのが怖いと思ってた桂木。そんな彼にとってやっと・・・やっと自分のするべき事がわかったのかなと思うような場面でありました。
桂木の出したこたえ
桂木が暁人様のところへやってきます。
もうね・・・登場した時の表情や顔から暁人様は察したんじゃないのかなと思いました。
「明日来るもんだと思ってた」
わかっているのに、桂木から決心を引きだそうとする姿がね・・・なんかじ~~~~~~~~~んと来てしまいました。
「私は 英国には行きません」
「旅券は・・・お返し致します」
桂木の肩に顔を埋め・・・暁人様は言います。
「・・・・・うん」
「こうなるとわかっていた」
桂木はいつかこの道を選ぶのだろうと暁人様もわかっていたのですね。だけど、気づかなければいい、一緒にいたいと言う気持ちもあったのだと思います。
暁人様は。。。桂木が気づくのが少し早かったな、船の中で気づけばもっと一緒にいられたのにと。
「そうですね そうなれば 一緒に行くしかありませんね」
そう言ってキスをする二人。
もうね、暁人様も実はお見通しだったのだと思います。だからこそ桂木にしかできないことをして欲しいとか、桂木が自分の意志で行動したことが嬉しいとか言っていたのだろうなぁと。。
一緒に行って欲しいという気持ちもあるけれど、早く気づいて!って気持ちもあったのではないかなと思いました。
(僕たちは 夢のなかでは生きていけない すべてが現実だ)
(寂しくても辛くても困難でも そのたびに何かを得て進めるなら その方がずっといい)
桂木は・・・決心したことを暁人様に伝えます。
「私はー 私の道を選びます」
「あなたと共に生きるために」
ここで次号です。
このときのキスシーンが私は好き。何て言っていいのかわからないけど・・・本当に当主と執事の関係じゃなく、対等になるんだなっていう気がして。
桂木がやりたいことを見つけたのはきっと・・・暁人様にとってもすごく嬉しい事だと思います(*^_^*)
次号が最終話。泣いても笑っても・・・本当に最後です(T^T)
どんな二人が読めるか楽しみです。
でもね・・・大好きな作品だから本当に寂しいです(T^T)
[topic color="green" title="憂鬱な朝8巻"]
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感想まとめ
やっぱり行かないよね~~~~~~ってなりました。桂木はそんなすんなり一緒に行くような男じゃないもの。
それに、彼自身が人に仕える事じゃなく自分自身で守りたい物や目指すべきものができたというのは喜ばしい事だと思います。
暁人様の横に並ぶが怖いと言ってた桂木ですが・・・
日本に残って自分のすべきことをして自信を付けることは大事というか・・・必要なことなのだろう思います。
桂木の性格上、すんなり一緒に行くというのは考えられなかったので、すごく納得のいく今回のストーリーでした。
必要としてる人がいるって本当に幸せだし喜ばしいことですよね!
それに・・・「桂木」の名前が入っている工場をほったらかして海外に行けるバズないです・・・
最後に・・・感想には書かなかったけれど・・・雨宮と暁人さま会話がね!この二人もすごくイイナって思いました。
今も昔も変わってない暁人様にきっと・・・雨宮も応援する気満々だと思います!!!
最終話は、本当に幸せいっぱいの二人で終って欲しいです*^_^*)
あ、でも・・・桂木が英国に会いに行くと思いますヨ!!!!(予想です!)
やっぱり最終話も桂木から何等かの行動を起こしてほしいな~~~~~~~~~~~~なんて思います。
1話では・・暁直さまの遺言通り・・・桂木に従う事というのがありましたが・・・最終話は従うどころか・・・
2人で未来の久世家を支えているとかすごく素敵なことなんじゃないかなって思います。
桂木も、暁人様と並んで久世家グループ?の一員として中心人物になっている(予想ですけど)ってすごくいいなって考えたりします。
世襲とかじゃなく。。。暁人様は久世グループみたいなのを創っていくのではないかな。
1話では暁人様を憎んでいるよな・・すべてを奪いたいと思っているような目が・・・愛情の目に変化してるっていうのもぐっとくるものがありますね。
2人のこれまでは・・・本当に色々あったし暁人さまの激しい想いになんどか泣いたけれど桂木がそれに応えてくれてほんとによかった。
こんなに暁人様を好きになってくれて・・・
ただただ感動です。
最終話は・・・終わるとなると本当に寂しいですが、涙流さずに読み終えることができるかは保証できないけど(笑)
頑張って読みたいと思います。
幸せな2人が読めますように。ただそれだけですね!
電子書籍
キャラセレクションが5月号から電子配信がはじまりました!
今号も1週間後に読めると思うので・・ぜひチェックしてみてください。配信されてる最新号はこちでチェックできます(⌒∇⌒)
[topic color="green" title="メモ"]
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憂鬱な朝 1巻~8巻(電子書籍)
こういえば!本日コミコミさんに行ったときにキャラのバースデーフェア関連でコミックス購入してきました。
今まで憂鬱な朝は1巻~3巻まで電子だったのですが紙で揃えましたヨ!!!
バースデーフェアは1冊購入するごとに(帯にフェアとあるもののみ)小冊子とミニ色紙(サイン入り)がもらえてこれがね!すっごくよかった!
小冊子はコンプしたけれど、一番南月ゆうさんの作品と見多ほむろさんの「好みじゃなかと」、木下けい子さんの「性悪猫も恋をする」がツボでした!!!
イコール・・・全小冊子ヨカッタってことですね(笑)
あとミニ色紙がとっても良かった!!!1冊につき1枚ランダムにもらえるのですが・・・これが確か全20種類???あったかと。
コンプしたいけど・・・フェアになってるコミックスほぼよんでたので買うものがなかったの(´;ω;`)
ウノハナさんんの「官能リマインダー」のミニ色紙もあたったんだけれど、すっごく良かった!キレイ!!!
プリントだけどサイン入りです!!!
このフェアはほんとオススメですので一度チェックしてみてくださいね☆
南月ゆうさんと・・・見多ほむろさんと・・・高久尚子さんと・・・エンゾウさんと・・・全部色紙欲しいです!!!!
>>>>キャラ バースデーフェア詳細