シェリプラス5月号掲載、キヅナツキさんの【ギヴン】柊mix-5話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の5話は【ギヴン6巻】に収録予定です。
ギヴン6巻ー5話 シェリプラス5月号
掲載P数 | 17P |
満足度 | |
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簡単なあらすじ・ポイント
- 由紀の曲をまかされた立夏
- 悩みに悩んでつくった曲は柊の想像を超えていて・・・
- それは立夏にとっては地獄の試練!?
【ネタバレ注意】ギヴン6巻-5話 感想
今回は短かったけど・・・立夏のお姉さんの言ってたセリフがすごく刺さったというか、印象に残りました。
立夏はこの曲を通して由紀という人物を理解していくのかもしれない。その曲に込められた気持ちや思いをどんな風に彼が表現するのかはまだわからないけれど。。。
きっと、真冬にも届くものなのだろうなと思います。
ただ、それは立夏の曲ではなくて由紀の曲。
お姉さんが絵で言うならば「修復作業」って言ってたけど・・・その通りだと思いました。
ただラストは立夏の気持ちと共鳴しあう作品になるのではないでしょうか。
立夏の曲にしてしまえばよかったのに(T^T) でも、由紀の曲を立夏なりに理解してつくったということは・・・由紀の事を認めているのだろうなと思いました。
曲を通して交わるものがあるのかもしれません。この曲が完成したとき、ちゃんと由紀からのメッセージが届けられるといいですね。
歌詞も曲も途中のまま
立夏はベッドで横になり、柊から預かった音源を聴いていました。
回想が入ります。
柊・立夏・玄純とでファーストフード店で話しています。
「このデモ、作りかけのままなんだよ 歌詞も曲も途中のままだ」
柊は、正式なギターがこの後決まったらもうやる機会もなくなる。だからそうなる前に完成させてみたいのだと言います。
立夏は・・・全く乗り気ではなくてむしろやりたくないと言うのですが・・・
「人の曲 途中からやるのって難しいだろ? 歌詞とかもお前書いたことないだろーし」
「できなきゃいいよ・・・」
と柊に言われ闘志に火が付きます。
(うっせー そんくらいできるわ!!!)
そういう会話を経て・・・冒頭のベッドに戻るわけですね!
お前の音楽じゃない
もらって聴いた曲は。。。立夏の予想とは違ってたようです。すぐできると思ってたけど、一筋縄ではいかなそうな曲なんだろうな~と予想つきました。
「・・・・やりたくねぇ けどー」
「あーくそ」
そういってギターを手に取り曲を作っていきます。
その時秋彦からメールがきてたのですよね。どうやら。。。ギヴンの方も動きそうですね。
春樹からデビューのオファーの件聞いたのかな★
でもギヴンの方はもう少ししてからの話になりそう。
翌日、クマを作ったスゴイ顔の立夏は・・・・柊の学校にいました(笑)
「デモ作ったから 聴け」
「えっ いくらなんでも早くねぇか!?」
「早ク 聴ケ」
柊とは学校が違うから・・・学ランが浮いてる( ´艸`)
スタジオ行くまで待てないのか!としぶしぶ聴く柊ですが・・・曲を聴いた途端に表情が変わります。
立夏の作った曲は・・・ちゃんと由紀を感じることができる曲。
「ーこの曲 ちゃんと お前の音楽じゃない」
立夏は「そうなるように作った」と答えます。
地獄みたい
ここに至るまでは、お姉さんとの会話があったようですね。
立夏はお姉さんと話しています。
「・・へぇ 元彼の曲ね」
そんな人の曲を作っていたから機嫌が悪いと思ってたお姉さんですが、立夏が不機嫌なのはそれが理由ではないようです。
人の曲だからどのような方向性でいくかで悩んでいたようです。
「姉貴が・・・例えば 誰かの描きかけの絵を完成させるとする」
「うん」
その絵を描こうと思えば上からでも描けるけど、その元の絵を塗りつぶしたら意味がないのだと立夏は言う。
「ああ、なるほど それで困ってるんだ」
するとお姉さんは、なんかそれって絵画の修復みたいね・・・と言います。
絵の修復は、古くなったり痛んだり、絵の具がはげたりしたのを直す作業。技術以外にも作品が伝えたかったこと、作り手自身を理解しないといけない。
だから、立夏は由紀って人を誰よりも理解しなきゃいけないのだと言います。
「今やろうとしてるのってそういう作業でしょ?」
「・・・・」
お姉さんってスゴイですね!なんか・・・読んでてストンとおちてきましたよ。
立夏はその言葉で自分が何に悩んでるのか具体的にハッキリわかったのかな?と思いました。
そんな立夏にお姉さんは「あんたお人好しすぎるんじゃない?」と。
自分だったら、タケちゃんの元カノの絵を託されたら八つ裂きにするって言ってます(笑)
「だってそんなの 昔の恋人が書いたラブレターみたいなものでしょう」
「地獄みたい」
感想まとめ
でもそれをやってのけるのが立夏なのですよね・・・
お人好しというよりもなんでしょう、曲に嘘はつけない真っ直ぐなタイプなのかなって思います。
自分なりに上書きして書きかえてもよかったのに。
それ以上に、きっと由紀のつくった曲を壊したくなかったのかなと。
こんなにも悩んで、やりたくないのに協力した曲だからたくさん由紀の想いが伝わるといいですね。
真冬の反応が怖いですが、きっとこの曲は・・・真冬の気持ちを変化させていってくれるような気がします。
デビューにも前向きになってくれるかも!?
ちょっと今は立夏しんどいかもしれないけれど、色々とイイ方向へ進んでいけばいいなと思います。
由紀の曲だけれど、最後まで作り上げたのは立夏だから・・・ラストは由紀と立夏の想いが混ざった曲になっていると思います。
今後の楽しみです。
短かったけど、なんかとっても面白かった。特にアップダウンあるわけではないし、曲ができるまでのひと場面なのですが・・・・。
絵の修復作業のたとえが出てきてすごくイメージが湧いたといいますか。理解しやすくて、立夏の心情に対する理解が増したような気がしました!
次はどんな展開になるでしょうね!
次号は表紙でくるようですよ~!それとなにやら付録がつくのだとか★ふろくはクリアステッカーだそうなので、気になる人は7月号は雑誌でGETしてみてください♪