今号から月刊YOUが電子でも読めるようになりました!しかも!嬉しいですね~紙電子同日配信だそうで。雑誌とかほとんど遅れて電子だと思うのですが同時は本当にありがたや。
今回は電子書籍で読んでみましたヨ。表紙は渡辺直美さんでした。
ストーリーは、前回虎三郎の兄、存の姿が消え手紙が置いてあったところで終わりました。第4話の感想はこちらです。
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今回は、いろいろな謎があったなぁと思うのですが一番びっくりしたのは鷹頭のイメージが今回はなんだか違った気が・・・。ちょっと怖いですね。誰かを見つけ出そうとしているみたい。
第5話掲載 月刊YOU 雑誌情報
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掲載P数 | 40P |
満足度 | ★★★★☆ |
ひとこと | 時子ちゃんがかわいい。 |
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第5話の簡単な感想
①鷹頭が別人みたいに怖かった・・・。
②時子ちゃんは本当にファッションが大好きで話しだすと止まらない(n*´ω`*n)
③虎三郎が次からは当主になるのかしら?
日に流れて橋に行く第1巻 10月発売予定
やはり1巻だけではおさまりませんでしたね。BL好きからしたら、非BLよりはBLで何か新作を・・・という気持ちもあったりします(*ノωノ)
BL関連だと「憂鬱な朝」「アンチロマンス」が不定期連載になってしまっているので、BLを定期的に読みたいですよね♪
でも、この作品も面白いので好きです(^▽^)鷹頭×虎三郎でどうも脳内変換してしまって(笑)
1巻発売が10月なのでコミックス派の方は是非チェックしてみてくださいね。
注意ポイント
やっとここまで絞り込んだ
5話は鷹頭の場面から。
髪の毛がボサボサ、たばこもすごく吸っている様子です・・・。
食事もしたままで食器は洗わず・・・う~ん・・・身なりはしっかりしているのに意外に生活面ではだらしないのかしら???
何より今回は彼の表情が怖かったですね。
数枚の写真をにらみつけ、「やっとここまで絞り込んだ」と・・・。誰だろう?
わりと年配の人数名の写真です。
ここでわかったのは、鷹頭が誰かを探していると言う事。
「どこだ・・・ どこに隠れている・・・?」
さすが天下の日越呉服店様
明治44年 3月1日帝国劇場開場式。
この帝国劇場には100万円が費やされたそうです。
外観の美、内部の美 東洋における唯一の大劇場で今までないような歓楽の場として開場したようです。
う~ん、ここの場面で気になったのが時子ちゃんのセリフ。
「さすが天下の日越呉服店様」
これが意味するのはね・・・帝国劇場にこの日越呉服店のある人物が関わっているんです。
私・・・三つ星呉服店は三越百貨店になるものだとばかり思ってたけれどその線が消えてしまったのではないかと。。。
というのも、この帝国劇場建設に日比翁助という人がいるのですが。。。実は私この人物が鷹頭のモデルではないかとずっと思ってたんです(´;ω;`)
それがことごとく外れてしまったということで・・・全然わからなくなってしまいました。
この日比翁助という人物は銀行に入社したあと、三井呉服店に入り改革を進めた人物です。そして日本初の百貨店を作り上げた重要なキーマンなんです。
そうかぁ・・・ということは日越が三越モデルなんですね・・・・じゃぁ三つ星はなんだろう、、、またいろいろ調べたくなってきました。
流行とは何だと思う?
時子ちゃんは、前回の面接時に言われた『流行とは何だと思う?』という虎三郎の質問を振り返っていました。
(回想)
他の女性たちはこの質問に、呉服店に勤めるのであれば流行のものを着るのは当然とか、今の流行について話しています。
彼女たちが話した「流行」のものはなんと日越呉服店が提案しているものそのままの「流行」だったようです。
すると・・・虎三郎が時子を指名します。
「卯ノ原さん君は?君の考えは?」
「私はー」
時子の思う「流行」とは・・・流行だからといって同じ格好が多くなるのはどうかなと思うと。
十人十色というように、流行のものがあっても着方ももっと多様性があっても良いと答えます。
すると虎三郎が問います。
「呉服店がやたら流行を煽る今のやり方は・・・間違っていると思う?」
「いえ!私カタログが大好きです!!正直一日中見てても飽きません!!」
「まぁ うちはカタログ作ってないけどね」
そうなんですよね~とさらに話し出す時子ちゃん。
カタログはないけれど、流行とは無縁の三つ星だからこそできることもあると。
「古い店だからこそ何もかもすべて無視して型にはまらない新しいことを始める大チャンス・・・!」
ぺらぺらと話す時子ちゃんでしたが、横から「もういい」という声が入ります。
止めたのは鷹頭でした。
「自分語りをしたいのなら家でやれ これで終わりだ」
そう言われて面接が終わったようです。
(回想おわり)
そのことを思い出し、時子ちゃんはず~んと沈んでしまいます(笑)
(質問に答えてないうえにしゃべりすぎた・・・)
(バカバカ私の大バカ!!)
時子ちゃんの家のまわりでは・・・もうすでに三つ星で働くということになってるみたいですね(笑)
そんな時、「おじょーさーん 三つ星から電報が届いてますよー」と声が聴こえました。
この先 一緒に働くのが楽しみだよ
三つ星呉服店にて。
虎三郎と番頭の牛島が会話をしています。
存寅からの手紙を牛島さんに見せていたようです。
「なるほど 謝罪そして今後の店のこと・・・」
「しかし行先は書かれておりません」
虎三郎はこの時の牛島がやけに冷静だったのでどうしてそんなに冷静でいられるのかと尋ねます。
牛島は、存寅が店にいないのも突然消えてしまうのもここ数年はいつものことだったからだと話します。
虎三郎が英国に留学して1年たったくらいからいろんなことがあったようですね。
古株の番頭さんたちが牛島に怒鳴りこんで来たことがあったと。
『新店舗!? 土地を買っただと!?』
番頭さんたちは自分たちにだまって勝手なことをした存寅が許せなかったようです。
その後は・・・財政状況は悪化する一方(´;ω;`)
そして店のもの中に創業家である星乃家をこの店から追い出そうとする人まで出てきたようです。
牛島から今までの事を聞いた虎三郎は、
「兄さんの手紙にはそんなこと何も・・・」
意気消沈している彼を横目で見た牛島は「存寅さんは三郎ぼっちゃんからの手紙をそれは楽しみにしておりましたよ」と話し始めました。
(回想)
「牛島!!」
存寅が入ってきます。
彼はうれしそうに虎三郎からの手紙を抱え、牛島の所へやってきました。
「すぐに読んでくれ」
虎三郎からの手紙をすごくうれしそうに聞いています。
「三郎はもともと出来がいいんだ この先ー 一緒に働くのが楽しみだよ」
(回想おわり)
この話を「・・・・・」とすごい顔で聞いていた虎三郎に笑ってしまいました。
一緒に働くのがって言ってたのに今行方不明ですものね(;´・ω・)
でもね、牛島はまた優しい口調で話すんですよね。(すみません、雰囲気からきっと優しい口調なのだろうなぁと・・・)
存寅が心血を注いで進めていた新店舗の計画は店のものに反対されてとん挫・・・そんな彼が唯一かなえたことは虎三郎の留学だったようです。
きっと・・・お店のお金もすごくこの留学で使われていたのかもしれませんね。
「・・・期待にこたえなければなりませんね」
じゃぁこの新店舗はなんだろう?という疑問が
時子ちゃんは三つ星呉服店の新店舗に来ていました。
「本日電報頂戴しました 卯ノ原時子です 大急ぎで参上いたしました」
すると‥中から出てきたのは面接時にいたあの落ち着いたきれいな女性。
「わたくし坂巻千鶴と申します どうぞよろしく」
鷹頭はもう来ているようで、違う部屋で待っていると言われます。
部屋に入ると・・・
「遅い!!!!」
怒鳴り声をあげる鷹頭。
「待たせすぎだ」
時子ちゃんも最初の印象と随分違う鷹頭に戸惑っている様子です。
「なんだその顔は」
「確認したいのですが・・私は三つ星さんに雇ってもいただけるのでしょうか?」
すると、「ホラ」と言って三つ星の仕事着を渡す鷹頭。不満そうです(笑)
「言っておくが キミの採用については俺と虎の意見は割れている」
先ほどの坂巻さんは鷹頭がどうしても働いてほしくて引き抜いてきた人のようです。もともと日越で働いていたのだとか。
「彼女はこの先の三つ星が求めるものすべてを兼ね備えている それに比べてー」
背の高さ以外は目立つところがないと。。。
「だがー虎はキミのことが気に入ったらしい」
彼女たちが採用されたのは、「流行とは何か」というあの問に呉服店の視点で答えようとしたのが2人だけしかいなかったとう事だったみたいです。
「三つ星で働きたいならおぼえておけ 個人の好みに囚われるな 旧い考えは捨てろ」
「この先ー 俺たちの“新しい流行”を生み出すために必要なことだ」
三つ星にようこそ!これからよろしくお願いします
三つ星呉服店にて。
休憩中の従業員たち。会話をしているのですが、女性をわりとバカにしている人が多いようです。
「失礼する」
「星乃虎三郎に用がある 今すぐ呼んでくれ」
鷹頭の登場にざわつきます。
「何だ あんたら どうして女がうちの印半纏を・・・!!」
「虎三郎さんなら大番頭のところで遊んでるよ」
「あのひとここのところ下足番の仕事もしないで牛島さんのところに入り浸って・・・」
するとこの言葉が鷹頭には気に入らなかったみたいです。
「おい お前たしか手代だったな たかが手代が星乃家のものに対して軽口を叩くな」
「はぁ!?あんた誰だよ!? この前も店に来てお客様の目前でー」
言い争っているところにやっと虎三郎がやってきました。
「おい 鷹頭!!」
「虎か なんだこいつは ただの手代だろ?」
「やめろよお前どーして来るなりそんな態度ー・・・」
この一連の様子を見ながら坂巻さんは「大丈夫かしらこのお店・・・」とちょっと不安そうです。
時子ちゃんも三つ星の中に入ってみて思うところがあったようです。
(三つ星は外から見れば品格ある店構えだけど)
(店内はただ古くて暗い 何より店員たちの考えが古すぎる・・・)
お店の中に目をやると・・・それでも一級品の品があったりでテンションあがる時子ちゃんがすごくかわいらしいですヨ。
「坂巻さん 卯ノ原さん!」
彼女たちに虎三郎は声をかけます。
「三つ星にようこそ!これからよろしくお願いします」
この言葉にまたも従業員がざわつきます。
この先俺も三つ星の経営に参加することになった
従業員たちは「女だぞ」などとざわざわ。
「!?あいつ何を勝手に・・・」
すると・・鷹頭は先ほどの手代の肩をがっしりとつかみ
「静かにしろよ手代」
「ついでに教えてやる この先俺も三つ星の経営に参加することになった 嘘だと思うなら大番頭に聞いてみろ」
「確認してくるから待ってろ!」
そして、牛島さんが認めたからって店の規則を簡単に変えられると思うなよと言う手代さん。
そこに・・・五百雀さんがやってきます。
「虎三郎さんはどこですか」
「雀!!」
虎三郎を見つけるなりとびかかる五百雀。
「存寅さんの居所は?」
「な・・・」
「銀行に預けていた店の金が消えています」
この言葉に真っ白になる虎三郎。
それを意味深な顔で見ている鷹頭。(たぶん何か知ってますねこの人)
「五百雀さん!! やはり金庫の金も・・・」
この言葉に五百雀さんは崩れてしまいます。
「少しずつ・・・持ち出していたことには気づいていましたがまさかこんな・・・」
役立たずがいると俺の計画が狂う
『-三郎 この先私は皆に恨まれることになるだろう』
『言い訳はしない ただお前に謝ることしかできない』
『それでも三郎 お前ならきっとー』
存寅からの手紙に書かれていた内容です。
衝撃の事実がわかりさらに混乱している店内。
すると。。
「手間が省けたな どのみちあの兄には消えてもらつもりだった」
「役立たずがいると俺の計画が狂う」
この鷹頭の言葉を時子ちゃんは驚きながら聞いていました。
「これで虎は星乃家の当主 三つ星呉服店の新しい社長だ」
というところで次号です。
日に流れて橋に行く 第5話を振り返って/感想まとめ
いやぁ今回は鷹頭が敵なのか味方なのか・・・怖いですねぇ。
そもそも鷹頭の計画ってなんだろう?経営にも関わってくるのだから三つ星を悪いようにはしないと思うしむしろ虎三郎のことは大事にしていると思うのですが。。。
それにしても!坂巻さんと時子ちゃんの扱いのあの違い!
読んでたら虎三郎の方がキャラ的にはやっぱり好きだなぁと今回は思いました。
今回の第5話でまずこれから先出てきそうな事としたら、
★鷹頭が探している人物は誰?どんな関係?
★牛島さんはいろいろと知ってそうだし、鷹頭がわりと黒幕(三つ星のお金の流れ的に)
★虎三郎がどんな風に流行を作っていくか(With 時子ちゃん・坂巻さん・鷹頭)
★存寅の失踪の真相
まだなにもわからないので予想でしかないですが。牛島さんも何か知ってますよね。鷹頭が経営に関わることも話聞いているわけですから。
あと・・・話では新店舗はとん挫したと牛島さん語ってましたけど・・・ちゃんとありましたよね?あれは新店舗ではなくってただのビル?
借り物だとは言ってましたけど(4話で)気になりますね。
たぶんですけど、存寅は一気にお金を持ち出すことが不可能になったので(新店舗は反対にあってとん挫したと今回あったので)少しずつ少しずつ新店舗のためにお金を出していたのではないかと思いました。
そしてそれを指示していたのは鷹頭ではないでしょうか?
サクセスストーリー的にはまだまだスタートラインに立てていない気がしますが・・・次話も楽しみです。
そうそう・・今回、玄鳥至(つばめきたる)でしたね。全然違った~。
今回は時子ちゃんたちがやってきたことを示しているのだと思うのですが、次はなにかしら?72候の中でも決めるときに法則でもあるかと思ったけど法則はなさそうだから予想しにくいですね。
次は・・・う~ん。。。「葭始生 (あしはじめてしょうず)」 か「霜止出苗 (しもやみてなえいずる)」 ・・それかそれこそ「牡丹華 (ぼたんはなさく)」で!穀雨の候が来るのではないかなと思っています。(だんだんと広くなってきましたね(笑)当たらないからね・・(´;ω;`))
次回は11月号に掲載のようです(o^―^o)