Canna vol.77に掲載、文乃ゆきさんの【ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-3話】のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の3話は【ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-】に収録予定です。
ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-では、航平の元カノも登場。この子がやはり色々と関わってきそうですね。第3話でちょっと元カノさんにはあまりイイ感じがしなくて・・・。
航平と太一の仲を引っかき回すのだけはやめてほしいですね。それだけです。。。。
ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-3話/Canna vol.77
掲載P数 | 36P |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 航平の一次面接の結果は!?
- 太一が教育係になった須藤だけれど、表裏の顔に天童さんは気付いてる・・・!?
- 航平の元カノからの相談と依頼
【ネタバレ注意】ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-3話 あらすじ・感想
今回の3話は3つのパートにわかれていたかな?と思います。
航平の就活、太一の教育係と須藤、そして航平と元カノ。
就活に関してはまた気になる人が登場して面白くなってきましたね!そして・・・太一の方では須藤がどうなっていくのか・・・何かトラブルを起すのではないかとちょっとハラハラ。
ラストの航平と元カノは・・・元カノがこのまま引き下がるとは思えないな~なんて思いました。では早速!
航平の一次面接の結果は!?
書類審査を突破し、一次面接の連絡が来た航平。
面接する部屋へ行ってみると、そこには・・・なかなか気になるキャラの男性が( ´艸`)
彼は面接官で採用担当の高橋雷音(らいおん)という男性。面接官にはもう1人星名さんという女性がいて、3人での面接です。
意外にこの男性が社長だったら面白いのになぁ~なんて思ったりしました(笑)
でも2話では部署的には採用の人っぽいので人事系なのかな?
彼は航平に【志望動機】【チャレンジド採用について】、女性は【学校生活について】などを聞いてきました。
2話ラストでこの男性は航平が欲しいようなので。。。きっとこの会社に入社するのかな?とは思います。
途中で雷音さんの心情が描かれていたのですよね。
航平について。
手話はもともとやっていたわけではないと聞いた時、中途失聴で3級であり、発音もキレイで読唇術もうまい、だから手話を選択しないというのも理解できると。
もしかしたら過去では障碍を受け入れられず、向き合ってこなかったかもしれない。
ただ、航平の受け答えからして今は落ち着いているので何かいいきっかけがあったのでは?と。
ひとつひとつの受け答えからこのような考えに及ぶ雷音さん・・・ちょっとはっちゃけているように見えてかなり鋭い人だなと感じましたヨ。
色々な質問や航平の答えは今回は端折っていますので、是非本編読んでみてくださいね(*^_^*)
この雷音さんとは・・・長いつきあいになるのでは?と思ったりもしました。
さて・・・肝心の一次面接の結果ですが・・・
『次回の面接日程については近いうちにまたメールで案内しますので』
と言われています。
次回もあるということですね♪
航平もびっくりして『え・・あの 次回って聞えたんですが・・・』と聞き返しています(*^_^*)
雷音さんからは『また次回お会いできるのを楽しみにしてますよ お疲れ様でした』と。
いやぁ・・・この場で合否を決定できる(星名さんに確認もせずに)人物・・・社長っぽいですよねぇ~。
最終面接にこの雷音さんがいたら間違いなく社長ではあると思うのですが、、、そこも楽しみです。
会社を出ようとした航平。
そこに1通のショートメールが届いていました、
それは。。。元カノから。
太一が教育係になった須藤。クセのある須藤に天童さんは気付いてる!?
太一の場面。
須藤の教育係になった太一ですが・・・須藤はパソコンの扱いにも慣れていて、仕事も早く・・・色々なことができるようです。
そんな状況に...ヤバイ!と危機感をあらわにする太一。
『千葉さん千葉さん!! 俺もうやることないんすけど!』
須藤は仕事も覚えるのが早く、自分よりもパソコンも扱える。社員たちともうまくやってるし・・・教えることがもう何もないのだと泣きついています(笑)
『あのなぁ・・・ちょっと落ち着けよ 仕事教えるだけが役目じゃねーだろ』
ここからの千葉さんの言葉がすごく好きなんですよね♪
『仕事には必ずイレギュラーが発生する そういう時にうまく対処できるようになってからが一人前だ』
そのために何より必要なのは経験値だと太一にアドバイス。
いくら彼が仕事ができるといっても新人。失敗して悩むことも壁にぶち当たったりすることもあるから、そんな時に答えに導いてやるのが太一の役目なのだと言います。
千葉さんと太一の会話・・・もう少し続くのですが、どうしてこうもオチがあってクスってなるんでしょうね(≧∇≦*)
この2人の関係、すごく好きです。
仲良し兄弟!って感じですよね。
そんなやりとりを聞いていた須藤は・・太一に教わることなんてないと得意顔。
すると・・・女性社員が話しかけてきました。
『あ、ねぇ須藤くんてどこの専門行ってたの?』
『え・・・』
自分の弟もSEの専門行ってるからもしかしたら一緒なのでは?と尋ねてきたようです。
須藤は『障碍者の職業訓練校なんで』とちょっと表情が曇ります。
『ああなるほど 自立支援プログラムってやつ?』
『へー』
そう言われて悔しさを滲ませています。
(・・なにがなるほどだよ 何もわかってねーくせに)
(自分達は大学行って好きな仕事してるからって偉そうに、上から見やがって)・・・とすごい表情。
そういうやりとりを見ていた天童さん・・・。
(うーん やっぱりあの子 佐川くんには荷が重いんじゃないかなー)
太一は良くも悪くもまっすぐですからね( ´艸`)どちらかというと天童さんの方が須藤の性質には近かったりするのかしらね!?
でも!!!まっすぐな人が近くに居る方が須藤も変わっていくのかなぁ・・・なんて思いますヨ。
須藤の健聴者に対する嫌悪感とか、色々な考えが変わっていくきっかけに太一がなればいいなと。
航平の元カノからの相談と依頼
元カノからメールが来た航平は・・・面接後に会っていました。
どうやら、彼女からは渡したいものがあると連絡を貰ったらしいですね。
その渡したいものというのが・・・2話目で航平が忘れていった紙袋。
『家に届けようかとも思ったけど 中身分からないし航平に直接渡したくて』
『助かったよ ありがとう』
そう言って本来ならば終わりなのですが・・・彼女は『この後まだ時間ある・・・?』と航平を呼び止めます。
お茶をしながら話す二人。
『そういえば佐川くん大丈夫だった?』
先日3人で休憩したときに、太一が急に帰ってしまったのですよね。(嫉妬で( ´艸`))
『ああ うん大丈夫追いつけたしちゃんと・・』
ここで航平は太一の喜んだ顔を思い出します。(※2話目読んだらキュンキュンしますヨ)
太一のあの可愛い顔を思い出すだけで・・・航平もキュンキュンしちゃうようですね(≧∇≦*)
『えっと・・・何だっけ?何か話あるって』
『あ・・・うん その・・・実は』
彼女は大学の先輩にストーカーされているのだという(つきまとわれている?)
サークルのOBの人のようですが、帰りが遅くなったときに一度だけ車で家まで送ってもらったのだそう。その時からやたらと家にあがろうとしてきて怖くなったらしい。
『家族の人は?留守だったの?』
両親は海外赴任になり海外へ。弟くんは寮のある大学に入ったので今一人暮らしだという彼女。
『近くに叔母さんが住んでるからいざとなったら呼べるけど あんまり心配かけたくないし』
でも休日になると家まで来るようになったというOBの人。
だから家にはあまり居たくなくないと彼女は言います。
『平日も毎日のように電話かかってくるし もう通知くるだけで怖くなって』
『それ・・はっきり本人に迷惑だって言った方がいいんじゃない? 一人で会うのが怖いなら誰か友達に付き添ってもらうとか』
『それがね・・・』
ここがちょっと個人的にはイラっとするのですよね。彼女の言い分というか・・・
そのストーカーさんは彼女がずっと行きたかった会社の人のようなのですよ。だから色々と就活の相談にも乗ってもらってたと。
業界でも最大手だから他の会社に行っても関わる。自分の夢だったから諦められなくて・・・と彼女は言います。
『だから・・・いずれ職場でも会うかもしれないから穏便に済ませたいの』
ここからまた彼女のトンデモない依頼が。
『それでね 航平に相談・・・っていうかお願いなんだけど』
『私の彼氏のフリしてくれない?』
1日だけ、1回だけでいいという彼女。その先輩の前で彼氏のフリをして欲しいのだという。
今、自分がフリーだと思って近づいてきているから、それで恐らく冷めてくれるのでは?と言うのですよね。
でも航平からしたら『なんで俺?』と・・・わかるわかる!!!ほんとなんで航平なの!?って思いましたヨ。
彼女は何て言ったか・・ですが。。。
『その人すごいプライド高いから 自分より明らかに上位の人じゃないときっと納得しない』
えぇぇぇ・・・って感じですよね(^_^;)
航平なら見た目でも勝るから相手も引き下がるだろうっていう理由なんです。
でもね、航平は断ります。
理由は、相手が逆上する可能性もあるし、後々の事を考えても危険。
あまり良い方法ではないと。
『本当に一度だけでいいから』と食い下がる彼女ですが、航平はきっぱりと断ります。
『・・・本当にごめん 俺今付き合ってる人がいるから その人に悪いからやっぱりできない』
私が元カノだから?
それを聞いた彼女は、自分が元カノだから?と航平に尋ねます。
それならば、友達って説明すればいいし何なら相手には黙っておけばいいと。
でも航平は、自分が逆の立場だったら相手が元カノでなくても例えフリだとしても他の誰かの恋人になるのは嫌だと伝えます。
『大事な人にそんな思いさせたくないんだ だから・・ごめん』
よくぞ言ってくれた!!!!航平~~~~~~(≧∇≦*)
ほんとこのセリフは太一に聞かせてやりたい♥
さらに続けて言うのですよね。
こうやって二人で会うのここれっきりにしたいと。
ストーカーの事は叔母さんか警察に相談した方がいいと伝える航平。
まぁ彼女自身も中学時代の付き合いにはちょこっと未練というか・・・後悔があるのかな?という感じではあるのですが、今回の依頼はちょっといただけないなと読んでて思いましたヨ。
最後には先輩(ストーカー)の事は自分でなんとかする!と言っていたけれど・・・なんとなくまたSOS送りそうなきがする~。
彼女とはこれできっぱり終わり!なんてならない展開になるんでしょうね・・・
別れ際にしっかりと太一の会社の人に目撃されていますから(T^T)
それを太一に言っちゃう流れでしょうか・・・ね(^_^;)次話からの展開もすごく気になります。
感想まとめ
はぁ~ちょっとこの3話はモヤモヤっとしました。
航平と太一に関してはいいのですけど、元カノちゃんですよ。
ストーカーの話も、一人暮らしなのに不用心というか不注意ですよね。
自分はその先輩の事を利用していたのでは?と読みながら思っていました。就職の相談とかしていた時、相手に勘違いさせるような言動は自分はとっていなかったのかどうなのか。
そして・・・叔母さんには迷惑をかけたくない、といいつつ・・・航平には平気で彼氏になってほしいというお願いができてしまう(^_^;)
航平が言うように、そういうのは後々危険だったりすることもあるのですよね。
相手が逆上するかも?というのは正しい判断だと思います。
で・・・航平に依頼したのが高スペックだからというのもちょっとイラっとします。
基本的に人を利用しようとする子なのかなぁ・・・って。
モヤモヤっとしているところで航平のセリフがまた良かったですね。
太一の事本当に好きなのね~(≧∇≦*)って読みながらにやけてしまいました。
でも次話でもまた・・彼女のストーカーの件は続きそうですね。
そんな気はします。
再会して航平がさらにかっこよくなって、付き合ってる人のことも大事にしていて・・・なんとかして元カノはそんな航平を振り向かせたいと思ったりするのでは?と。
そういえば、、、2話目を読んで思ったのですが、航平のお初はこの彼女なのでしょうかね!?
彼女は中学の時の彼女だから・・・もし体験が彼女であれば・・・・ちょっと早いですよねぇ・・・。流れで~という感じなのかしら!?
まぁ元カノとのやりとりは知りたくはないので詳細はなくていいですが(笑)
希望としては、航平も初めてだと知ったら余計に太一がテンパりそうだったから、見栄を張って『体験したことある』ような言動をとったとか・・・そういうのだったらいいのになぁ~なんて。
あの航平が誰かと!?と思うとちょっとモヤっとする~(個人的な感情です笑)
ということで!
次話も気になる事沢山。
航平の就活、須藤くんと太一、そして元カノ問題・・・どうなるやら(^_^;)ですね。
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