Canna vol.78に掲載、文乃ゆきさんの【ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-4話】のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の4話は【ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-】に収録予定です。
航平の元カノ登場でなにやら波乱の展開に・・・!?と いう感じなのですが、今回は太一らしさが爆発した感じですね。
まっすぐな所は太一の良いところ。だけどもう少し考えてから行動しなくてはというところもあったり・・・・。ただ、その真っ直ぐさに動かされる人、救われる人は多いと思います。
次話の冒頭がすごく気になる終わり方になっているので、早く次が読みたいです( ̄。 ̄;)
ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-4話 Canna vol.78
掲載P数 | 38P |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 航平が元カノと会っていたことを知った太一
- 航平と恋人時間を過ごすも、ラストはケンカ別れ
- 元カノが気になった太一は、彼女の元へ・・・
- 彼女のストーカーは本当でかなり危ない人物
【最新話/ネタバレ注意】ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-4話 あらすじ・感想
4話は、太一・航平・元カノ・ストーカーが登場します。
太一が教育している須藤との事も少し描かれていますが、彼との事はまた別の回に詳しく・・・だと思うのでそこはちょっと端折ろうかと思っています。
須藤と太一の関係は相変わらず。須藤は仕事に関してはできる子でちょっと太一を見下している感じ。教育係の太一を頼ったりもしないので、彼との関係が進展するのはまだまだ先のようですね。
あと前話では、元カノがうまくストーカーの話を出して航平との関係を・・・と思ってイライラしながら読んでいたのですが・・・
彼女の言うとおり、ストーカー被害にあっていてとても危ない人でした(^_^;)
そして。。。読んでみると航平の言っていたことは実に正しいと。
かなり危ない人物だったので、太一が良心から行動したことが裏目に出てしまったのかもしれません。ただ、元カノさんは太一が来てくれたことでずっと言えなかった事をストーカーに言えたので・・・
良いことも悪いことも描かれていた4話だったように思います。
ちなみに・・・航平と太一は仲良し♪だったのに、元カノに対する航平の態度になぜだか太一が疑問を持ちケンカしてしまいます(^_^;)
どうなるやら。
では本編の流れをざっくりと。
航平が元カノと会っていたことを知った太一
職場の人から、航平が女性と会っていたことを聞いた太一。
彼女の言う風貌から、元カノの永奈だと確信します。航平がいつの間に永奈と約束していたのか・・・就活でたまたま会ったのかと気になります。
誰と会おうと自由だけれど、それでもやはりモヤモヤ。
仕事では、須藤の教育に関して考えてしまう太一。帰りながらも須藤の事を考えていると・・・『太一?何してるのこんな所で』と後ろから声が。
振り返ってみると航平がいました。
なぜ航平が?とびっくりする太一ですが・・・考え事をしながら歩いていたのはなんと航平の最寄り駅。
もしかして無意識に航平の家へ行こうとしていた?ヤベー奴じゃん俺ー!と内心焦る太一ですが、元カノの事もひっかかっていたからここに来たのかもしれないと考えます。
『家に何か用だった?』
太一は、以前の航平と同じように別に用はないけど来てしまったのだと言います。
それを聞いて顔を緩ませる航平。
太一が会いにきてくれてすごく嬉しそう。
『じゃ せっかくだしその辺でご飯してく?家だとまた母さんがうるさいから』
『お・・・おう』
航平と恋人時間を過ごすも、ラストはケンカ別れ
食事をしながら話す二人。
航平が面接を受けた会社のことなどを話します。すると太一は、その会社に航平が入りたいと思っていると感じたようですね。
『そう顔に書いてあるぜ 一緒に働きたいって思ったんだろ? 俺も犀さん時そうだったし』
そういう会社が見つかって良かった!内定とれるといいなとにっこり太一は笑います。
その流れで航平は、昨日永奈にあったことを話します。
『言おうか迷ったんだけど やっぱりこういう事黙っておくの嫌だからさ』
航平は、前から約束していたわけではなく忘れものを届けてもらっただけだと言います。
そう聞かされた後の太一の表情が変化していて、ちょっとクスっとなりました。聞く前はわりと余裕なさそうだったのに、忘れ物を届けてもらっただけだと聞いた途端になぜだか余裕を感じられる太一がたまらないです( ´艸`)
ただ・・・航平の表情が浮かないのですよね。
『なに?他に何かあったの?』
『いや・・』
『何だよ言えって 気になるだろ』
航平は、彼女からストーカーの件で彼氏のフリして欲しいと頼まれたことを太一に話します。
『でもちゃんと断ったから 永奈にも言っておいたし もう二人で会う事もないと思う』
すると太一が意外な反応を見せます。
彼女の事を気にかけるのですよね。
航平が断ってしまったら、その先輩はどうするのか?と。
自分でなんとかするだろうし、叔母さんや警察に相談するように言っておいたと言う航平に・・・『・・・それでいいのか?』と太一は言います。
彼女はその人達に相談できないから航平にしてきただろうに、なぜ突き放すような事をしたのか?と。
航平は、大学も違うしその先輩とは会ったこともない。いきなり出ていったって良い方向に行くとは思えないと言うのですが・・・太一は彼女は怖い思いをしているのに・・・となぜか断った航平を責めます(^_^;)
どうして彼女の肩をもつのか?どうすれば良かったのか?彼氏のフリをして四六時中彼女のそばにいれば良かったのか?と怖い顔で話す航平。
そう言われて太一もごもってしまいます。
『もうやめようこの話 俺のことで太一と喧嘩なんてしたくない やっぱ話すべきじゃなかった』
この言葉にカチンと来た太一は・・・怒って先に帰ると言って出ていってしまいました。
元カノが気になった太一は、彼女の元へ
それでもやはり気になってしまうのが太一。
永奈のバイト先へ。
(つかこれじゃ俺がストーカーみてーじゃん)
とりあえず彼女にみつからないように隠れようとしていると・・・早速見つかってしまいます(笑)
そして太一に『もしかして・・・ストーカーの事? 航平に頼まれて来てくれたの?』と。
驚く太一に、そんなはずないよねと謝る永奈だったけれど・・・太一は『そ、そう!航平から話聞いて!』と、心配だったから忙しい航平の代わりに自分が様子を見てくることになったのだと言います。
色々と話ながら歩く二人。
永奈も今回の件では、周りから言われて自分のどこがいけなかったのか・・・もっと人を警戒しないと、と考え反省しているようなのですが、太一は『俺は人が嫌がることしてる奴が一番悪いと思う』と永奈よりもストーカーする相手が悪いと永奈に寄り添います。
『でも嫌だって言わないままじゃそれを証明できないだろ』
『会社の事とか色々事情はあんのかもしんねーけど まずは相手に自分の気持ち言おうぜ』
伝えるのは怖いかもしれないけれど、俺だったら誰も信じられなくなることの方がずっと怖いからと。
『・・・そっか 私も・・・そんな風に言えたらよかった』
と話していると!!!ストーカー先輩が不気味な顔で登場(^_^;)
彼女のストーカーは本当でかなり危ない人物
『永奈ちゃーん やっと見つけたよ すげー探しちゃったじゃん』
『・・・先輩 なんでここに・・・』
家に行ってもいないし、電話も繋がらないからサークルの子に聞いてまわり、バイト先を突き止めたと言う。
『つかそいつ誰?バイト先の子?』
自分以外の男と会っていることに腹を立て、永奈の髪の毛を掴むストーカー男。
『ちょ・・っアンタさ その子嫌がってるの分かんねーの?しつこくつきまとうなよ』
『佐川くん・・・!』
『永奈ちゃーん 何かコイツ勘違いしてんだけど 俺のこと何か言ったの?こいつに』
『あ・・・その・・・』
永奈にはっきり言うようにと背中を押す太一ですが、このストーカーには話が通じません(^_^;)
永奈には自分がいなければダメだと本気で思っているようです。
就職にしても自分が乗しに口添えしたから希望の会社に入れたと。
この言葉に永奈は驚きます。
『・・・私 そんなこと頼んでません』
会社には自分の実力で入りたいし誰と会うかも他人に決められたくない、もうこれ以上耐えられないと。
『もう私に関わらないでください 迷惑です』
そうハッキリと口にし、自分にはずっと前から好きだった人がいるのだと言うことも伝えます。
『あなたの彼女には絶対なりません』
するとストーカー男は激高。
『誰にもの言ってんの?散々親切にしてやったのに 俺を舐めてんの?』と詰め寄ります。
『いい加減にしろよ 迷惑だって言ってんだろ』
彼女を守るように太一が前に出ます。
自分の立場を得意げに話すストーカー男に、正論をぶつける太一。太一の言葉にさらに怒ったストーカー男は、近くにあった鉢植えを蹴り破損させます。
そしてその破片を手にし・・・
感想まとめ
ラストは太一の帽子がふっとんでいるのですごく気になる終わり方なのですよね・・・
ただ、航平がやってきてるのでは?とも思っていて。
あの話を聞いて太一がどんな行動をとるかなんて航平もわかってそうですよね。
そして太一がピンチの時に助ける事で・・あのキャンプでの千葉さんへの劣等感を回収できたりするのではないかとも思ったり。
どうでしょうね。
もしかしたら、そのまま太一が怪我をしているかもしれません。
とにかく次話の冒頭がかなりきになります。
あと、永奈はずるいなぁ~って前話では思っていたのですが・・・本当にヤバい男ですね(^_^;)
あれだけヤバイならもっと大人に相談しないとダメなのでは?と思ってしまいました。
航平だったら大丈夫とかどうして思ったのかしら?
あの様子だと、航平でもダメなような気がします。
個人的には、航平が一番冷静で正確な判断をしていたのでは?と思うのですよね。
助けたい、力になりたいと思っていたとしても。。。相手が自分の手に負えない相手だったらどうするか?と考えないといけませんしね。
叔母さん、警察・・・妥当だと思いました。
まぁ警察が動いてくれるかといえば、どうだろうか・・・という気持ちもありますが。
彼女がずっと言えなかった事を言うことができたので、太一が背中を押した事はすごくいいことではあるのですが、リスクを考えるという点では甘かったですね。
なんか色々と考えさせられますね。
確かに太一も正しい、航平も正しい。何がいいのかとか結果論でしかない。
でもひとつ確実に言えるのは・・ストーカーって本当に怖い。永奈もこれは確かに怖かっただろうなって思いました。
前話の感想でずるいとか書いてごめんね(T^T)
早くこのストーカー君、消えて欲しいです。ほんと怖い(T^T)
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