シェリプラス11月号掲載、キヅナツキさんの【ギヴン】柊mix-7話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の6話は【ギヴン7巻】に収録予定です。
6巻その後がこのお話です!ついに玄純が動いた!?という感じでドキドキしました(≧∇≦*)
真冬の決断も気になるし、高校生組の恋も動きだすかな!?
ギヴン 柊mix-7話 シェリプラス11月号
掲載P数 | 20P |
満足度 | |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 扉絵がイイ!
- 秋彦に相談にきた真冬は・・・!?
- 真冬と由紀とバンドの関係を聞いた立夏は・・・・
- 玄純の孤独感が伝わってきたラスト
【ネタバレ注意】ギヴン 柊mix-7話 あらすじ・感想
7話の流れ・あらすじ
真冬が尋ねたのは秋彦!秋彦のアドバイスは!?
急に訪ねてきた真冬に驚く秋彦ですが・・・。少し興奮したようにデビューの声がかかったこと事を話す秋彦に『梶さんはデビューしたいんですか?』と尋ねます。
秋彦はというと・・・『あのな したいんじゃない、する』と、何年かかってもどんな形でも俺は、すると伝えます。
音楽でご飯が食べていきたい、そしてギヴンのみんなとならなんでもできると思っていると。だから乗れる話には全部のると言います。
自分の考えを話したあとに、『真冬はどう思ってるんだ?』と訪ねる秋彦。
真冬は。。。『・・・こわい、かも』と言います。想像できないと。
そして、立夏が他のバンドの人(柊たち)と一緒にいるところを見て、音楽がきっかけで全部だめになったこと(由紀とのこと)を思い出し、プロになると逃げ道がなくなってまた失うかもしれないと言う。
失ったとしても、音楽に捧げなければいけないのかと考えると言います。
そんな真冬に秋彦は『おれはわかるよ』と共感。
柊とか立夏たちはこわくないのかな?という真冬に。。。秋彦は『あいつら光属性だからな」どうだろうなと。
自分たちと違って影の側面よりも光を重視して生きてそうだと。
秋彦は、柊たちが今度やる大きなライブを見にいってみたら?と真冬に言いますが、真冬は見たくないかもと消極的。
真冬がおかしかった原因
立夏・柊・玄純の場面。
ラーメンを食べながら、先ほどの真冬が何かおかしかったと口にする立夏。
柊は、立夏が俺にとられたような気がして切れてんだろ?と言うけれど!?
ここは由紀との関連性が出てきます。
由紀が亡くなる前、由紀と真冬は大喧嘩したこと。その原因は音楽だった気がすると。
『あの頃由紀は 音楽に没頭してて でも真冬も『俺もやりたい』とは絶対言わなかった』と柊はいう。
真冬は音楽のせいで孤独感を感じていたのかもしれないと。
だから真冬は音楽が嫌いだと思っていたからバンドを始めた時はびっくりしたと話す柊に・・・立夏はどんどん青ざめていきます。
理由は『俺最近 例の曲で頭がいっぱいで 完全にそれになってたかも』と。真冬がおかしくなる原因に・・・思い当たる節があったようです。
玄純も感じていた疎外感
玄純と柊の場面。
立夏と別れたあと、柊も頭をかかえて『やばいぃぃぃ』と動揺しています。
真冬に嫌われる事を心から怖がっている柊。真冬のために始めた事で、また一人にしてしまったのか?と混乱しています。
返事がそっけなく、柊の言うことをそれとなしに聞いている玄純ですが・・・
ほぼ無口な玄純に気付いた柊は・・・『・・・?・・・シズ なんか怒ってる?』と何か違うことを感じ取ったようです。
『俺は 結構真冬の疎外感 わかるよ』
そう口にした玄純。
由紀と真冬のこと、それを静かに見ている柊のこと・・・それを・・・遠くから見ている玄純。
本当にかやの外にいるのは俺だよな、と口にします。
驚く柊に玄純は・・・!?
7話を読んだ感想
秋彦ではなく立夏に直接話せばいいのに
真冬が悩んでいるのはわかる・・・わかるのだけれど、なぜ真冬は立夏に直接言わないのかな?ってモヤモヤしていたのですよね。
自分でグルグル考えて、それで悩んで・・・結果、立夏もそんな真冬をどうしていいのかわからなくなってしまうでしょう?
二人でしっかりと話せばいいのに!って思ってたのですよ。
でも今回読んで、真冬にとってのトラウマがここにあるのかな?って思いました。
『音楽』を好きだし、バンドも好き。でも、由紀との喧嘩に『音楽』がもし関わっていたら・・・・って考えたら、確かにこわいのかな?って思いました。
印象的だったのが、真冬のセリフ。
プロになって音楽から逃げられなくなったら、そうやってまた失うかもしれないと。
これは柊が玄純に話してた由紀の様子を読むと理解できますよね。あの時由紀は、音楽没頭していたと。(確か記憶では・・・真冬のため歌を作ってた?)
それで疎外感を感じ、大げんかに発展していったのだと思います。そこから急に由紀がいなくなってしまったもんだから、真冬の心の行き場がなくなってしまったのですよね。
そんな経験があるから、もし音楽にお互い没頭して(もしくは立夏が没頭して)同じように喧嘩になり・・・失ってしまうかもしれないって考えたのかも。でも、二人が別れしまっても一緒にデビューしていたら、音楽は続けていかなければいけない。
確かに・・・そういうダメになったときの事を考えると。。。先に進むのは怖くなるのかもしれませんね。
だから・・・これから柊たちがしようとしていることは、真冬にとってもかなり重要な事なのだろうと思います。
由紀の歌。これは真冬に宛てたラブレター(だと思う)。
由紀の気持ちがここから伝わってくるのだろうなと思うと、早く真冬の反応が見たかったりします。
個人的には立夏・真冬が大好きなので、じゃっかん由紀という存在は邪魔だなあ~なんて鬼畜な事を考えてしまいますが・・・
真冬が由紀からしっかりと卒業するには、このイベントが必要になってくると思っています。由紀の事を真冬が理解してこそ前に進めるのだろうなと。
でも相談された時の秋彦の回答は面白かったですね。
とにかく自分は音楽で食べて行きたい!就活もしてない!何年かかってもどんな形でも!って言うのが好き。
秋彦ってこんなキャラだったかしら!?って思いました。随分と前向きになってるなぁ~春樹パワーかな!?って(≧∇≦*)
秋彦を頼ったのは、『ヴァイオリン(音楽)』で繋がっていた秋彦と雨月の関係を知ってたからでしょうね。そして今は春樹がいる。色々と重なる部分があったのかも!?
立夏が悩むのはちょっと悲しい
立夏は。。。柊の話にのって由紀のラブレターを再現し・・・色々と重要なことを引き受けているのですよ・・・。
でもそれで大好きな真冬がちょっと普段と違ってしまったら・・・可哀想ですよね。一生懸命してるだけなのに。
これが由紀との共通点でしょうか!?
由紀は音楽でしか伝えられなかったのかもしれませんが、立夏には是非・・・自分の気持ちをちゃんと真冬に伝えてあげてほしいなって思います。
音楽が原因でまたすれ違ったりしたら悲しいですからね。
立夏の努力が報われますように。
すれ違いって結局・・・気持ちを伝え合わないから起こることが多いので・・・真冬も同じようになりたくなければ自分から動いて欲しいなって気持ちもあります。
今回の柊mixって玄純との話ももちろんですが、由紀と真冬と立夏が軸にあると思うので・・・真冬も繰り返さないようにちゃんと自分から何か行動を起して欲しいです。
いつも見てるだけじゃなくて、本当に欲しいものは口にする。そうやって以前とは違う真冬が見れますように~。
玄純の気持ちが少し見えた
読んでいると・・・一番切ない思いをしてきたのは玄純なのか!?と思ってしまいました。
幼なじみでずっと見守ってきたからこそわかる事もあるし、わからないこともある・・・。
玄純は、柊は由紀が好きだったと思い込んでいるのですが、実際はどうなのでしょうね。それが知りたいです。次話で柊が気持ちを話してくれるかもしれませんね!
でも柊mixが始まった時は・・・柊は玄純大好き!が前面に出てきてましたけど!?
柊の事は昔からちゃんと見ていたのに、自分にそういう感情が向けられてると思ってない玄純がなんだか愛しいなって思いました。
それは彼の環境がそうさせているのだろうなと。
自分に愛情を向けてくれる人はいないと感じながら生きてきたのかもしれない。
ラストの由紀・真冬・柊・玄純の後ろ姿のカットはすごく切なかった・・・。
この二人も幼なじみだからこそ、なかなか進展しない典型的なパターンかも★それがまた切なくてドキドキして・・・読んでて楽しいでのですけどね。
両片想いってわかってるので特に!
ラストの『由紀のことが好きだっただろう?』に柊が何てこたえるのか今から楽しみです!
まとめ
今回は今回で面白かったのですが・・・次話がむちゃくちゃ気になります。
個人的にも柊は由紀のことはどう思っていたのかな?って思うところはあったので・・・
ただ・・・柊と真冬の会話などを振り返ってみると、由紀に気持ちがあったとはあまり思えないのですけどね。
尊敬はしていたのかもしれない。憧れもあったのかも。でも・・・それ以上の感情があったのかな!?って。知りたいです。
真冬も柊と玄純が両片想いってわかってそうなのに・・・本人達はそれにあまり気付かないのかな!?って思うとちょっと面白いですよね。
近すぎると色々なサインを見落としてしまうのかしら!?
次話は玄純・柊の関係が少し動くとうれしいな~と思いながら2ヶ月待ちたいと思います!