シェリプラス2019年1月号掲載、キヅナツキさんの【ギヴン】第28話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話のネタバレ感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。。
今回の28話は【ギヴン5巻】に収録予定です。
こんばんは。シェリプラスで一番最初に読んだ作品です。今回はイサクさんの掲載ないのでギヴンが楽しみでした。
秋彦・春樹もクライマックスのようですのでドキドキしながら読みました。ちょっと駆け足だった感が否めなかったのですが・・・・でもよきよき。
くっつくのか・・それともそのまま友情エンドなのか本当に気になりますよね。では早速!
シェリプラス1月号 ギヴン28話
ギヴン28話 簡単な感想
- 秋彦は春樹の家を出てヴァイオリンにも向き合いはじめた
- そんな秋彦を春樹はそっと眺めるだけ
- 秋彦のヴァイオリンのコンクールをきっかけにふたりの関係がかわる
- クズな秋彦が何故かラストは可愛く思えるのはスゴイ
注意ポイント
【ネタバレ注意】ギヴン5巻-28話 感想レビュー
前回、雨月と別れた秋彦。これから春樹とどうなるのかな~なんてワクワクしてたのですが・・・
クライマックスですって!?
まずこれにびっくりです。
これから徐々にまた春樹を振り向かせていくというか・・・秋彦が頑張るターンだと思ってました。
もっとじっくり大人組読みたかったです(春樹スキーさんなので(≧∇≦*))
秋彦がめげずに春樹にアタックしていく姿とか・・・読めたらそれだけで神回!と言う準備は出来てたのですが意外にも早かったです。
もうふたりの気持ちが向かい合ってたからあとはきっかけだけだったのでしょうか。
春樹が秋彦の気持ちを受け入れた時の顔がかわいいから全部ふっとびましたけど!!!
春樹優しすぎるよねやっぱり。
でも!ラストに向かっての秋彦はかなり可愛かったです(〃'▽'〃)
秋彦は春樹の家を出ていった
今回は春樹視点でストーリーが進んでいきます。
ライブ審査に落ちてしまったギヴン。それでも色々な人から声をかけられたようで、バンドとしてはこれから!ですね。
その後、秋彦は春樹の家を出て行きます。
住むところがあるのか?と心配する春樹に秋彦は「今までありがとう」と・・・。
それを聞いて春樹は、秋彦の中で何かが変わったのだと悟ります。
実際、その後の秋彦は変わったようです。
バンドに対する姿勢もだけど、バイトも全部やめて大学でヴァイオリンを練習していたり。
タケちゃんに彼女が出来た!
ちょっと余談。
タケちゃんに彼女が出来たようですよ~!!!
タケちゃんノンケですからね。
彼女GETしたときに春樹にポーズするタケちゃん・・・なんかかわいい。
春樹・タケちゃんは信頼しあえる友人関係が一番しっくりきますね!
春樹に優しい秋彦
年が明け、春樹は他のバンドのサポートとギヴンを掛け持ちしいくつかのライブをやったようです。
ライブを観に来ている秋彦の姿も。
その秋彦ですが・・・春樹にコーヒー渡したりなんかすごく優しいの。
そんな秋彦に「・・・なんか秋彦最近へんじゃない?」と春樹も言っています。
いや。。。確かに変わったと思う。。。
ヴァイオリンと向き合う
その後、春になり秋彦はヴァイオリンのコンクールにでます。
春樹はそのことを知らなくて、真冬に連れられてコンクールを観に行ったようです。
そこで観た秋彦は春樹の想像する彼とは違っていました。
(俺は 心のどこかで 秋彦にはそういう泥臭い情熱がないんだと思っていた)
この心情から、秋彦のヴァイオリンからは情熱が伝わってきたのかなと思ったりも。
コンクールに出ること自体、ヴァイオリンに対しての情熱がないと出来ないから・・・そういうのも含めての心情なのかもしれませんね。
そんな秋彦をみて春樹は、自分のしらない人を見ているようで急に怖くなったのか・・・コンサートをあとにします。
真冬と一緒に行っていたのですが、真冬には具合が悪いと言ってしかも秋彦と顔も合わせずに帰っていってしまいます。
電車に飛び乗った春樹は・・・色々な事を考えていました。
秋彦を変えた「誰か」
秋彦は、あのライブ審査の時に雨月が来ていたことを知っていたようです。
そして、秋彦が彼を追いかけていったことも。
秋彦が言っていた好きな人が誰かもこのときにわかったのかもしれませんね。
でも追いかけていったあとのことは春樹も知らず、わかったのはその後に秋彦が変わったという事実。
(変えたのは「誰」なのか さっき、想像してしまった)
(秋彦を好きだった気持ちが燻って これ以上どうしようもなくなるのが怖くなった)
さっき私は『自分のしらない人を見ているようで急に怖くなったのか・・・コンサートをあとにします。』と書いたのですが、怖くなったというのは好きな気持ちが残っている自分に気づいたからかも!?とこのシーンを読んで思ってしまいました。
春樹は一度諦めているのですよね。秋彦の言動によって酷く傷つけられて突き放されて。
だから「燻る」という表現になっているのだと思います。自分が頑張ったところでどうにかなるものではないと4巻で思い知ったから。
今回はそんな春樹に秋彦から動くのが私はポイント高かったです。
できることならもう少し秋彦→春樹を長く長く読みたかった・・・・・
ちなみに・・・春樹が『変えたのは「誰」なのか さっき、想像してしまった』と感じて想像していたのはもちろん雨月なのだろうなと思います。
秋彦ってこんなに可愛かった?
電車に乗って、帰宅途中。秋彦と歩いたあの土手?みたいなところに座りスマホをみている春樹。
(とりあえず 明日真冬に謝ろう)
すると何かに気付きます。
「あ」
「あ!」
向こうから秋彦がやってきました。
コンクール会場からやってきたようですヨ。
「おまえ 来るなら来るって言えよ!! 途中で気づいて声でそうだったわ!!」
秋彦は会場に春樹がいたことにかなり驚いたみたいです。
「めちゃくちゃ恥ずかしかった!めちゃくちゃ恥ずかしかった!!」
なぜ二度も(笑)このシーンなんか秋彦が子供みたいでかわいいなって思いましたヨ。
それをさらっと「え・・・かっこよかったよ・・・」とぽかんとしながら答える春樹も。。。こういう春樹すごく好き。
思ったコトを嫌味なく伝えれるれるのって春樹の良さですよね!
かっこよかったと言われた秋彦ですが・・・
「どおおおも! 具合だいじょうぶ!?」
って何故か春樹の心配しててきゅん。もしかしたら、春樹が具合悪くて帰ったと聞いて急いでおっかけてきたのかな?と思ってしまいました。
「・・・あ、うん 結果、どうだった」
春樹が尋ねると、秋彦は春樹の横に座って四位だったと落胆した感じで言うのですが・・・春樹はそれを聞いて「えっ おめでとう?」と言うのですね。
「あまりめでたくはない でも」
「ありがとう」
私ね、ここのセリフってすごく重要なのだと思うのですよね。
四位って普通の人から思えば入賞できただけでもスゴイの。でも普段優秀な人は四位じゃ物足りない。
認められてないような気になって落ち込むし、才能に関しても自分はないのかなって思ったりするでしょ?
ずっとそれを秋彦は雨月に感じてきたのだと思います。
でも春樹にとっては「おめでとう?」なんですよね。さらっと書かれてるけど、秋彦にとっては「すごいじゃん!」って言われてるようなものだから気が楽になったんじゃないかなって思ったりも。
勝手な解釈ですけどね(*^_^*)
「ありがとう」といったあと・・・秋彦は雨月との事を話しはじめます。
生き方を変えたのは 見合う男になりたかったから
「雨月と、ー好きだった奴と 別れたんだ」
そう話しはじめた秋彦。
(は?)
春樹の考えてた事とは真逆だったものだからそりゃ(は?)ですよね(^_^;)
春樹は家を出ていったからてっきり・・・と言うと、家は親からお金を貰うことができたようで・・・それで新しい場所に引っ越したみたいですね。
「急にヴァイオリン打ち込みはじめたし」
「それは・・・っ 今まで逃げてた、から・・・」
どこまでやれるかやってみたくなったと秋彦は言います(*^_^*)
春樹は、自分に対して急によそよそしくなったと更に言うと、秋彦はとうとう「ああもう うるせえ」と大声をあげます。
「俺が! 生き方を変えたのは!! お前に見合う男になりたかったからだ」
このあとのふたりの表情・・・妙にツボでして。すごく好きなシーンなので是非絵で見てみてください♥
何ふたりのまわりの宇宙・・・・(笑) お花が咲くのはよくあるけど、宇宙には笑いました。
意味を理解した秋彦の表情が。。。もうたまらなく好きです。ここも是非注目して読んでみてほしい。
かわいすぎるよ~~~~~~~~春樹ぃぃぃぃ秋彦にはもったいないわぁ~~~~~でも春樹が好きならわたしは応援する(T^T)ってなぜか気持ち悪い一人ツッコミをして楽しんだシーンです(笑)
「・・・春樹」
「春樹」
「さわってもいいですか」
俯いて丸くなってる春樹に秋彦は言います。
春樹から見えるのは…秋彦の手。
地面についた秋彦の手がなぜか震えています。
(なんで どうしてお前の指が震える必要があるんだ なんで)
そう思いながら春樹は・・・・
涙をぬぐいながら言います。
「・・・いいよ」
秋彦はギュっと春樹を抱きしめ・・・・
「好きです 俺とつきあってください」
このセリフはびっくりした。。。。あんなお前の気持ち知ってるぜみたいな感じで無責任に春樹の事抱いた秋彦のセリフとは思えない。
俺とつきあってくださいって・・・・ちょっとピュアな作品読んだ気になりました。
今までの秋彦の事を考えたらなんかすごいセリフだなぁと。でもこれは春樹が相手だったからですよね。
春樹にはちゃんと向かい合って気持ちを伝えるの事が必要だと思ったからこそなのかなって感じます。
本当だったらもう少し秋彦の中でも春樹に告白するまでに色々と準備したかったのだと思いますが・・・考えるより行動に出てしまった感がかえって良かったです。
そして・・・秋彦を動かしたものの一つに真冬の歌があったのですね。
「真冬の歌を聴いてからずっと 変わりたいって思ってた」
そのセリフを聞いた春樹は・・・共感したようです。
(真冬の歌は魔法みたいだ もう一度恋をしてみようって信じさせてくれる)
気になる秋彦の告白に対する返事は・・・「いいよ」でした。
ラストの「秋彦、 うちに帰ろう」っていうのが・・・なんかほのぼのカプになるかもなぁ・・・いいな♪って思ったところでおしまい。
感想まとめ
秋・春でくっつきましたね!雨月とはどんな風になったのか(もう会ってないとかたまに会うとか)そういうのもわからなかったですし、ちょっと駆け足すぎかな?と思ったりもしました。
「変わりたいって思ってた」からの変わっていく姿とかもう少し読みたかったですね。春樹好きだからもっとじっくり読みたかった!!!
頑張って変わろうとする秋彦にちょっとずつまた気持ちが高まっていく春樹とかもあったら嬉しかったですね。一気に季節が変わっているので、その間に変化はかなりあったと思うのですが。
でも結局この二人は最初からお互いにないものを補える関係だったのかもしれないなと読み返すと感じます。
雨月が切ないなと思う反面、雨月はヴァイオリンが最優先だから仕方がないですよね。身体に関しては一途にお互いだけという感じではなかったですしね。
どれだけ遊んでも秋彦はずっと男は雨月だけだったのですが、春樹を感情任せでもなんでも抱いた4巻がかなりのポイントで大きな分岐点だったと思います。今から思えば。
秋雨は、お互いに試し試され・・・二人ともが一緒にいて甘い感情もあったけどツライ記憶も残るような付き合いだったかもしれませんね。
相乗効果を生むような関係ではなく、半減してしまうような。それでも好きで好きでしかたがなかったというのが切ないですがこれからまた雨月も登場してくれたら嬉しい。
音楽的にはアドバイザーになってもいいのでは!?と思ったり。
真冬のいい相談相手になってくれそうですよね。
これから作品はまだまだ続くと思うので、その中で秋彦の方が春樹にぞっこんになって大切にしてるシーンがあれば嬉しい。。。
春樹は大切にされる権利がある!!!
だってあれだけ傷つけられたもの!4巻ほんと辛かった・・・でもどんなクズな秋彦でも見捨てなかったのは春樹だからこそですよね。
秋彦が春樹の良さに気づいてほんとに・・・・良かったです。
今回は短かったですが、ふたりの関係はこれで終わりではないしまだまだ読めると思うのでまた楽しみがふえたかな!?
次からは高校生組になるのでしょうか!?
高校生組も楽しみです。
それにしても・・・春樹・・・なんでこんなにカワイイんでしょうか。。。
ということで・・・感想おわります。春樹スキーさん!!!買いの号ですよ~~~~(〃'▽'〃)