文乃ゆきさんの【ひだまりが聴こえるーリミットー】のネタバレあり感想になります。雑誌最新話のネタバレ感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回のリミット10話は【ひだまりが聴こえるーリミットー3巻】に収録予定です。
まだまだ鬱展開というか・・・もうしばらくは暗い展開が続きそうですね。
ラストの航平がなんだかもう諦めのような、、、人工内耳も諦めたような感じになっていたのも気になります。
完全にリュウくんの言ってた感じになってしまうのかなぁ。きこえる人ときこえない人を線引きして、きこえない人のコミュニティで生活していく・・・
自己防衛のためにはそれもありなのかもしれませんが少し寂しいですね。
同じように悩んでもがいている太一がいるのに。
太一と航平。。。もっともっと話さなきゃ。
ひだまりが聴こえるーリミットー Canna vol.65
掲載P数 | 40P |
満足度 | ★★★★☆ |
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ひだまりが聴こえるーリミットー簡単な感想
- マヤちゃんには素直に口にできるのに・・・
- マヤちゃんの喝のおかげで太一は少しふっきれたかも!?
- マヤちゃん・ヤスくんがなんか進展しそう!
- 航平は何を選択し、どう進もうと思っているのだろう?
【ネタバレ注意】ひだまりが聴こえるーリミットー 感想レビュー
ちょっと読みながらしんどいなぁと思う展開が続きますね。
でもすごく大事な所だと思います。立場が違えば思う事も考える事も視点が変わる。その違う人たちがどんな風に答えを見つけていくのか・・・
葛藤もあるでしょうし悩みもあるでしょうし、、、ぶつかることだってあると思う。
読みながら思う事は、やっぱり話し合ったり自分の気持ちを素直に口にしたり伝えようとする事は大事なのだなぁと。
勝手に思い込んで決めつけるのも良くないし、解決にはならないのだと改めて思いました。
今後、二人で自分たちのそれぞれの気持ちを言い合って欲しいですね。
今回太一は,マヤちゃんと話して何かを見つけたような顔になってましたね!でも航平は・・・・ラストの顔がちょっと怖いなぁって思ってしまいました。
ここから下は本編に沿っての感想になりますので盛大なネタバレ不要という人はここでSTOPしてくださいね。
いつもの元気がない太一・・・
今回が2巻続きになります。
航平との関係に少し亀裂が入った太一ですが・・・・
元気がありません。あんなに食べるのが大好きな太一が何か食べたいものはあるのか?と聞かれても「あんま腹減ってないんで」って言うくらい。
これには流石の千葉さんもびっくりしてしまいます。
病院に真剣に行かせようとするのには笑いました。太一がご飯いらないなんてそりゃびっくりしますよね。
このとき実は、太一の携帯が壊れてしまったのでその代わりの携帯を千葉さん・天童さんと一緒に見に来ていました。
そこでバッタリ犀さんとマヤちゃんに会います。
天童さんは何か察したのかよく解りませんが・・・・マヤちゃんに太一と一緒に携帯ショップへ行って欲しいとお願いします。
太一の本音を誰よりも知っているのはマヤちゃん
結局二人で携帯を見に行くことに。
ガラケーだった太一ですが、マヤちゃんの勧めでスマホに変更することになります。
マヤちゃんは太一に携帯の事を教えながら「先輩と何かあった?」と尋ねるの。
先日航平と話した時に航平の様子がおかしかったのが気になってたようです。
そして太一も気になってた事をマヤちゃんに聞きます。
「お前って航平の事好きなの?」
マヤちゃんは慌てながらも、今は太一と航平の話しをしているとはぐらかします。
「距離を置こうと言われた」と伝えようとするのですが。。。。太一はここではっとします。
(やっべー 航平とのことなんて説明すりゃいーんだ!?)
そしてマヤちゃんも同時にはっとします。
(そうか 私が二人の事先輩から聞いてるって知らないんだコイツ)
結果・・・二人は誤魔化すことに(笑)
太一と航平は【親友】ってことで話をすすめていくことにします。
マヤちゃんに航平とのことを話す太一。
「そんなことあったんだ」
「・・・全然わかんねんだよ あいつが何考えているのか」
何も言わずに急に距離を置こうとかわからないと・・・。
そしてそんなことを言うということは自分と一緒にいたくないってことなのだろうと・・・
(そう思ったら追いかけることも出来なかった)
ブランコにのりながら太一は寂しそうに呟きます。
「あいつ 俺のこと嫌いになったのかな・・・」
それを聞いてマヤちゃんの表情が変わります。
「何言ってんのよ!んなわけないでしょ!」
そんなに簡単に先輩が太一を嫌いになるわけないと声を荒げます。
航平の気持ちを知っているからこそ、そう言えるのですが・・太一には航平から太一との関係を聞かされてると言っていないのでこれ以上は言えないマヤちゃん。
「とにかく無いっ 絶対に!!」
「じゃぁなんで」
それはきっと太一を縛りたくなくて自分の気持ちを押しつけたくないからなのでは?と言います。
「大切な相手だからこそ少しも苦労なんてかけたくないって思うのよ」
マヤちゃんは・・・航平は太一のことをスゴイと言っていたと伝えます。
以前はそれがよく解らなかったけれど今ならわかると。
「あんたといると本音が隠せない」
「思ってることがするするってつい出てきちゃうの」
でも人間、知られたくないこともあるから・・・・それを相手に知られて相手を傷つけたり嫌な思いをさせてしまったらどうしようと考えてしまうと・・・。
「そんなのあいつのせいじゃないだろ」
「俺が何に傷つくのかは俺の問題だ」
と、太一らしい言葉ですね(*^_^*)
航平はいつも自分より相手の気持ちを優先して自分が嫌な思いをしてもガマンしてしまうと太一は言います。
太一にとっての航平が。。。。なんかすごくギュっときてしまいました。太一から見た航平は・・・
誰の悪口も言わない、むしろ褒めてばかり。
だから航平と一緒にいると安心できて居心地がよくて・・・優しいと。
「傷を作るのなんか慣れてるし んなもんすぐ治る」
「あいつが笑ってくれたら一瞬で治る・・・っ」
ここのシーンでちょっと胸がアツクなってしまいました。太一にとっても航平がこんなにも大きな存在になってたのだなぁと嬉しくもあり・・・不器用な二人にちょっと切なさも感じてしまって。
そんな太一を見てマヤちゃんは言うの。
「だから あんたはっ何で毎回そういう話を私にすんのよ!」
「それこそ先輩に伝えろっての!」
弱音を吐くなら、航平に思いを伝えてからにしろと。
そして彼の気持ちを知りたいのであれば、まずは自分の気持ちを相手に言わないとダメなんじゃないってスゴイ的確なアドバイス!!!
マヤちゃん流石ですね。
「いくら離れたってねぇっ あんたの声なら絶対先輩には届くんだから」
声がデカイのが唯一の取り柄なんだからと励まされた太一は・・・大学へ戻ると離れていくマヤちゃんの腕をぐっと掴み「マヤ!! 励ましてくれてありがとな」って・・・・ちょっとモヤモヤが晴れたような顔をしていました。
このシーンは航平の言ってた事をマヤちゃんが理解するシーンでもあって・・・個人的には好きなシーンです(*^_^*)
結構な天邪鬼のマヤちゃんだけれど、太一の「ありがとな」がすごく伝わったシーンだったのかな。。。マヤちゃんの表情にキュンとなってここもなぜだか切なくなってしまいました。いいシーンなのですけどね★
マヤちゃんと太一・・・最初は犬猿の仲にでもなるのかなって思ってたら・・・この二人って実は誰よりもお互いの事をよく解っていて話せる相手なんじゃないかって思ってしまいます。
マヤちゃんも太一にはズカズカ言えるし、太一もマヤちゃんには弱音を吐けたり。BLなんだけれど実は太一・マヤちゃんの関係もすごく好きなのですよね。
そして・・・ずっと航平と太一の関係をイイ方向に持っていってくれるのはマヤちゃんだと思ってました!!!
航平の気持ちもよく知っているからこそ、太一にこれ以上何も言えないマヤちゃんの気持ちもすごくよくわかります。でも今できる最大限の事は言えたのではないかなって思います。
マヤちゃんとヤスくん
マヤちゃんはそのまま走り・・・サークルでの鑑賞会へ。
でも・・・人数が揃わずに延期になってたの。
メールで知らせが来てたけれど見ていなかったマヤちゃん。
部室にはヤスくんだけ。
ちょっとヤスくんとマヤちゃんイイ感じですよね。延期にはなったけれど、時間があるなら観て行ってよとヤスくん(*^_^*)
マヤちゃんを意識している姿がまたいいの!
ヤスくんはマヤちゃんに航平の事が好きなのか?と聞くのですが・・・ここでマヤちゃんの航平に対する感情がわかります。
彼女にとっては憧れの存在だということ。そして心から応援したいし誰よりも幸せになって欲しいと思える人だと。
ここで彼女が涙を流すのだけれど・・・感情移入しちゃってほろり( 。-_-。)
マヤちゃんの涙は航平と太一を思っての涙で。。すごくぎゅっとなってしまいました。
航平が太一を好きになった理由も分かったのかな・・・幸せになって欲しいと願っている彼女の気持ちがすごく伝わってきました。
あと!!!あのマヤちゃんが涙を流すことができるような存在にヤスくんは実はなっているのかな~って。ヤスくんガンバレ!ってすごく思いました。
航平は何を考えている?
航平は今すごく暗いところにいるから・・・・早く浮上して欲しいです。
ラスト数ページは航平のシーンなのですが無言コマです。
人工内耳のパンフレットを捨てたということは、今のところはリュウくんの道を選んだのかな・・・と感じるのですが・・・
それでもまた太一とちゃんと話して二人にとってイイ方向にいくといいなぁって思います。
人工内耳がどうこうではなくて、本当に二人にとって納得いく方向に・・ってすごく願ってしまいます。
はぁ( 。-_-。)私も航平が笑っているのが好きなので早くとびきりの笑顔がみたいです。。。
まだまだ表情が暗い航平のシーンで次号ですが・・・次話は太一が航平を引っ張り上げてくれることを祈るばかりです。
感想まとめ
航平は自分が太一の足枷になってるのではないかとすごく思っているけれど、太一は航平の笑顔が何よりの薬なんですよね。
そういうのもちゃんと伝わるといいなというか・・・伝えなきゃですね。
二人はお互い一緒にいてプラスに働く関係なのだとすごく思っていて。。。
相手を思いすぎる航平ではなかなか先には進まないでしょうからここは太一が!いつもの勢いで航平にズバっと言って欲しい。
と書きましたが、今回は航平に距離を置きたいと言われて食欲すらなくなってしまう太一に萌えました(*´Д`*)ごめんね太一。
太一にとって食べる事ってスゴイ大事なのに!!!その気力すらも失せさせる航平!
ほんと・・・気持ちを言い合えばきっとこんなにグルグルと悩む事もないのかなと思ったりもしますけどそれぞれの性格が性格ですからね。
太一がスマホをもったことで連絡ができるようになったので・・・次回からの展開に注目です。
でもデーターが飛んだってことは連絡先わからないのかもしれませんよね( ̄。 ̄;)
ということは、千葉さん経由でリュウくんから航平の連絡先を教えてもらうことになるのかも。あ、マヤちゃんがいました(笑)
ってまた展開を色々考えながら楽しんでいます。
ただ。。。自分なりにこうなって欲しいなぁという願望を書くとするならば・・・
リュウくんと会って航平の連絡先を聞く→その時に太一に心が動く→千葉さんとの関係も少しよくなる、みたいな展開になるとちょっと嬉しいなって。
リュウくんの幼少期からの話を読んだら、、、千葉さんとリュウくんも蟠りがとけるといいなぁってすごく思ってしまって。
といっても太一はメールするより電話、電話するより会って話をする!みたいなタイプだと思うので直接航平の家に行きそうですよね。
航平の今の状態はちょっと読んでてツライので、早く笑って欲しいです。
太一とどこか旅行へ行くというのはまだ生きてるのかしら!?二人で旅行してゆっくり話すのもいいのかなって思います。
ということで!太一の表情が変わったので次回からの展開にすごく期待できそうです。
次話はCanna vol.66に掲載。
楽しみです。
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