Canna vol.69掲載、文乃ゆきさんの【ひだまりが聴こえる-リミット-】最終回のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の最終話は【ひだまりが聴こえる-リミット-3巻】に収録予定です。
こんばんは。本日は昨日発売のCannaより【ひだまりが聴こえるリミット】!最終回になってしまいましたね。どんな内容になっているかドキドキしながら読みましたが・・・
1話でしっかりまとめ上げられていて感動しました。特に千葉さんとリュウくんの会話には思わずほろり。この兄弟・・・好きです。今回読んだらさらに好きだなって気持ちが強くなりました。
千葉さんの今の想いもちゃんと伝えられてよかったし、何より・・・リュウくんの涙が(´;ω;`)素敵な作品だなぁと改めて。
太一と航平は・・太一がすごく頑張った!!!よくやった☆また仲良しで穏やかな日々が二人にも訪れてます。
コミックス発売予定に関しては、まだアナウンスはなかったのでいつ頃かはまだ未定です。
ひだまりが聴こえる-リミット-最終話 Canna vol.69
掲載P数 | 54P |
満足度 | |
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簡単なあらすじ・ポイント
- 航平と直接会話することができた太一
- 千葉さんとリュウくんもちゃんと向き合って話すことができた
- 今回はかなりBLっぽかった☆(航平・太一)
- 人工内耳に対する航平の最終的な決断は!?
【ネタバレ注意】ひだまりが聴こえる-リミット-最終話 感想
航平が家に来ていたことを知り、急いで追いかける太一の場面で終わってましたよね。
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あんたの声なら絶対先輩には届くんだから
追いかけた太一は、スマホを見ながら歩いている航平を見かけます。でも、二人の間にはかなりの距離がありました。
みかけたとき、航平に車が近づいてきていることに太一は気づくのですが・・・当の本人は気づいていない様子。
車の事を知らせようと一生懸命航平を呼ぶのですが、声は届きません。それでも渾身の力を込めて叫びます。
「航平ー!!!」
歩道橋から叫んでいるのでけっこうな距離はあるものの・・・その声は航平に届き振り返ります。
振り返ったところで車が通過・・・間一髪でした。
太一はマヤちゃんの言っていたことを思い出します。
【あんたの声なら絶対先輩には届くんだから】
千葉さんとリュウくん
千葉さんが久しぶりに実家へ戻ると、リュウくんも帰ってきていると知らされます。
「・・あいつ今日家いんの」
「さっきまで庭でボール蹴ってたわよ」
もうすぐカレーができるから呼んできて、と言われた千葉さんはリュウくんのいる場所へ行きます。
リュウくんは庭でまだボールを蹴っていました。
「相変わらずリフティング上手いなお前」
気配に気づいたのかリュウくんが振り返ります。
昔は一緒によくやったけど今もうあんなできないな、という千葉さんの言葉を読み取りリュウくんは困ったような顔をします。
すると・・・千葉さんはリュウくんに思っていることを話し始めました。(手話)
「リュウ お前 俺がお前のために手話やってると思ってたのか」
俺が知ったふうな顔でお前の世界に入り込むのが嫌だったのか?それで避けていたのか?という千葉さん。
今の会社に入ると決めたときもすごくリュウくんは怒ったので、その理由をずっと考えていたと言います。
ただ・・・今の会社サインに入ったのは、リュウくんのためではないと。
「俺があそこに入ったのは・・・ 手話が好きだからだ」
これにはリュウくんも目を丸くします。
最初はリュウくんと話すために覚えた手話だったけれど、やりだしたら面白く感じたのだそう。
そしてもっと上達したいと思うようになったけれど、教わる人もいない。学校は誰も手話など知らないので、自分にとっては家に帰ってリュウくんと話してる時が一番ためになったのだと言います。
大学の手話サークルでも物足りなく感じていたようですね。
手話を使う仕事として、手話通訳士になろうと考えたこともあったけれど・・・それはリュウくんに無理だとケラケラ笑われてやめたと。(これは、絵で見るとわかるのですが、兄ちゃん顔怖いから無理だよ~みたいなお茶らけた感じです(⌒∇⌒))
そんな時に千葉さんは犀さんに出会ったのですね。(会社説明会で)
犀さんの話を聞いて今までずっともどかしく思っていたことがはっきりしたようです。
「俺は何で皆 手話を知ろうとしないのか不思議だったんだ 喋らなくても意志を伝えられるってすごい事なのに」
「それを誰もわかろうとしないのが不満だったんだよ」
だから今の会社を選んだのだという千葉さん。
「誰かのためじゃなく ただ俺がそうしたかったからだ」
でも、会社に入ってからは少しその考えが変わったのだと言います。
今までずっとリュウくんといたからそんな壁感じたことはなかったけれど、聴こえないということが世間では大きな壁になることを痛感したと。
そしてそんな壁を感じてなかったのは自分だけで、リュウくんは感じていたのかもしれない・・・周りが見えていなかったと実感したようです。
職場を通じて自分も学んで・・・今は「手話を広げたい」と強く思うよになったのだという。
「・・なんでこんな話をするかっつーと お前には言っておきたかったんだ」
手話を知るきかっけになったのはリュウくんだから、今の自分があるのはリュウくんがいてくれたからだと。
「俺の弟になってくれて ありがとな リュウ」
千葉さんはリュウくんに受かって「ありがとう」と手話をします。これは・・・リュウくんが千葉さんにするのかな!?と前に出てきたときに思っていたのですが、千葉さんがしましたね。
今回の場面は12話を読んでまた読み返すと・・・じわっときてしまいます。
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リュウくんは千葉さんに『なんでそんな会社いくの 自分のやりたい仕事やれよ』『あんたの人生だろーが 俺のために無駄遣いしてんじゃねーよ!!!』って言ってたのですよね。
それが今回、千葉さんの口からこれが自分のしたかったことなのだという事を聞かされたわけです。そしてリュウくんはずっと自分さえいなければって思ってたのよね・・・
でも千葉さんから「俺の弟になってくれて ありがとな」って。なんかジワっときてしまいました。リュウくんが今まで苦しんできた事だったから余計に。
そのあとに頭ぽんってやられて・・・涙を流してる姿をみたら思わずこちらも涙が・・・・ぽろり。
嬉しかっただろうなぁ。この兄弟もこれで前に進めるのではないかなって思いました。今まで離れてた分を取り返すかのようにリュウくんがべったりになったりして(⌒∇⌒)
千葉さんは基本的に過保護さんだから、リュウくんから近寄ってきたらすごく喜びそう。弟にデレデレのお兄ちゃんの顔も見てみたいですね☆
腹がたって仕方なかった
やっと航平と合流できた太一。会った瞬間に激怒します。
「っのバカ!!何やってんだよ!!」
「スマホ見ながら赤信号渡るとかどんだけなんだよ!!」
二度と歩きながらスマホいじんな!!と説教している太一が太一らしくて、いつもの元気が戻ってきたな(⌒∇⌒)と嬉しく思いました。
航平がスマホをかまっていたのは、太一にメールをするためだったようです。
いろいろご立腹の太一さん、、、航平に頭突きとは!!
でもそのあとがいいのですよ💛
ぎゅっと航平の頬にふれて「・・お前がいなくなるかと思った・・」って。
そして言うのですね。
「・・・んで距離置くとか言ったんだよ」
どんな理由でも聞きたかったのに、という太一。
「俺がどんな気持ちか考えたことあんのかよ・・・」
言いたいことがあるならメールじゃなくて直接言ってほしいと太一は言います。
航平は・・・
「太一に 嫌われるのが怖かった・・」と言います。
自分といたら太一がかわいそうだと思っていたと。これを聞いた太一は、航平の気持ちを聞いているのにと言います。
「お前が自分のことをどうでもいいみたいに言うたびに 腹がたって仕方なかった。。。!」と。
太一は、どんなさみしい時でも航平の事を考えたら平気だった、いつも航平がいたから頑張れたと言います。
「俺はお前にいっつも助けられてお前のおかげで前に進めて」
「お前がずっと笑ってくれたらいいって思ってんのに」
当の本人が自分のことダメみたいに言うなと一喝します。
「二度と言うなよ!マジ言ったら許さねぇっ」
「俺の一番大事な奴のことそんな風に言うな!!」
このシーンは・・絶対絵で見てほしい。太一の表情にはギュってなってしまいました。それに・・・今回は太一からのチューもあります。
とても素敵なシーンなので。
でキスしたあとに「どっ・・・どーだ!!」「わかったかよ!!」って言うのが太一らしくて( *´艸`)ほんと好き。
キスしたあとの照れた太一が激カワなので注目してみて!
そして次は航平からのキス返し!!!航平の方が激しい。今回はBL色濃いめだぁ~と感動してしまいました☆
航平の抑えきれない感情が爆発しているので、必見ですよ!!!
航平も涙を流して太一に伝えます。
「ごめん できない・・・太一を・・・離してあげられない・・・」
誰にも渡したくないし、そばにいたいとここで自分の気持ちをはっきり口にします。
太一からの返事は
「ずっと ずっと俺のそばにいろ」でした(⌒∇⌒)
人工内耳
フットサルの交流試合にて。
リュウくんから人工内耳は結局どうするのか?と尋ねられた航平。
航平は、やはり着けないことにしたと言います。
もともと聴力があったから元のように聴こえたらと思う気持ちはもちろんあったけれど、手術しても完璧に元通りになるわけではない。
むしろ聴こえがよくなることで自分の無神経さを思い知るような気がするからと。
でも、今考えているのは違う理由だと言います。
自分が本当に望んでいるのは「聴こえる」ことではなくて「コミュニケーションをとること」だと感じたようです。
相手を理解したり理解してもらうこと、それは聴こえないからできない事ではない。
そして自分は聴こえる側でも聞こえない側でもないからこそ、わかることがあるかもしれないと航平は言います。
「だからもう少し 今の俺のままで頑張ろうかなと思って」
航平の言葉を嬉しそうに聞いているリュウくん。
リュウくんの表情もすごく柔らかくなりましたよね(⌒∇⌒)リュウくんも今まで避けてきた取材も受けることにしたりと変化が見られます。
ここへ太一が合流。
リュウくんの太一を見る目に笑ってしまいました。
なんか・・・千葉さんと同じ会社だから嫉妬の目なのか・・・なんなのか(笑)
でもこの二人、すごく仲良くなりそうな予感~。ラストはリュウくんと太一の絡みでクスっとなったところで終わりました♪
感想まとめ
すごく読み応えのある最終話でした!!!航平太一も気になってたけど、千葉さん・リュウくんも気になってたのでどちらも読めてよかったです。
今回は・・・やっぱり先生の絵ありきの最終話だと思うので、是非・・・単話でも雑誌でもいいので読んでいただけたらいいな~と思います。
コミックス化はいつ頃かはわからないですが、アナウンスあればお知らせしたいと思います(⌒∇⌒)
リュウくん・・かわいかったし良かったね!って思いました。千葉さんがリュウくんと話しているときはお兄ちゃんの顔になってて☆
幼馴染二人だったら全力応援したい二人ですわ((ノェ`*)っ))タシタシ
航平太一は、航平がやっと自分を軸にして気持ちを伝えることができたな~って思いました。
太一も自分からビシっと行動できてなかなかの変化。
だってあの太一からキスですよ!?(n*´ω`*n)
キスしたあとの照れ方が太一らしいのにも(* ̄▽ ̄)フフフッ♪ってなったしほんと面白かったです。
そして、人工内耳の件に関しての航平の気持ち・・・うんうんって思いながら読みました。こういうのはどれが正解かなんてないわけで。
自分で「もう少し今の俺のままで頑張ろうかなと思って」と航平が結論だしたならそれが一番なのだと思います(⌒∇⌒)
一応最初のページに「リミット編、最終回」とあったので続きはあるのかな?と思います。
今回のリミットは今までのものよりもさらに航平の内面の複雑さがすごくあったなと感じました。太一は言葉で話すより行動派!なのでそのあたりですれ違いがあってもどかしかった・・・。
ハラハラしたけれど、最終話でしっかり自分たちの気持ちを言い合って強く結びついたなと感じることができてよかったです。
何より太一が「俺の一番大事な奴」って言ったのにはびっくり☆まさかあの太一からこんな言葉が・・と。
おじいちゃんもこれで安心できるのかな!?と。
ひだまりが聴こえるの今後は、あるかどうかはまだわかりませんが。。。自分の中では絶対に続きがある!と思ってるし。。。あってほしい。
ヤスくん・マヤちゃんの事もすごく気になるし・・・航平・太一も周りから認められて一緒に・・・というその後も読みたい。
そこで実際にはエロは期待してなくて。二人はチューだけでも十分萌える☆二人に関しては・・朝チュンでもいいかもしれない(n*´ω`*n)
一緒に生活する二人とか、いつか読んでみたいなぁという気持ちで今はいます。
ということで!今回は雑誌は読んで損なし!単話配信も今後あると思うので是非気になった人はチェックしてみてください。
太一→航平、航平→太一からのチューが読めるのは今回だけかも!!!!
電子書籍
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