Canna vol.71掲載、座裏屋蘭丸さんの【シャングリラの鳥2】8話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の8話は【シャングリラの鳥2巻】に収録予定です。
少し遅くなりました。今回は進展あったような・・なかったような・・・。フィーの過去が少しわかるような展開だったと思います。
シャングリラの鳥の最新話を読む方法
シャングリラの鳥 8話/ Canna vol.71
掲載P数 | 34P |
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簡単なあらすじ・ポイント
- 明かされるフィーの過去
- 「ハッサン」というグループのリーダーの存在
- シャングリラのオーナーとの出会い
- フィーは誰かに監視されている!?
【ネタバレ注意】シャングリラの鳥2巻-8話 感想
なんか今回はドキドキしてしまいました。LOVEの方のドキドキではなくて、これから何か起りそうだなという緊張感。
フィーの周囲で何か起りそう。「ハッサン」という人が以前フィーが言っていた「殺したかも」という人なのだろうか。
アポロとの関係は、読んでいるとフィーの方が依存していくのではないかなと思ったりします。きっとそこからアポロが守りたいと思うようになり、強さを発揮するのかもしれませんね♪
展開的にはもしかしたら切ないハラハラ展開になるかもしれませんが、今後が楽しみ。
フィーの過去
飲みに出掛けた二人。ここでフィーが少し俺の身の上話でもしてやろうか?と言って話し始めます。
アポロの面白がりそうな話・・・と言って13歳でオーナーに拾われるまでの間の話をします。
フィーは大きなスラム街で父と二人暮らし。住んでいる所はとてもボロボロのアパートだったようです。
この父親は10歳にも満たない子供に売春させ、そのお金でお酒を飲むようなクズ。
母親は居なくてフィーは顔も知らないようです。
そして12歳くらいの時、父が帰ってこなくなりそのまま一人に。
アパートを追い出されたフィーは同じような境遇の子達と路上で生活する、いわゆるストリートチルドレンになる。
ここで生きる為にフィーみたいな子は売春など、ありとあらゆる事をして生活。
「俺はグループのリーダーの女だったんだ」
そのリーダーと組んでホモのおじさん騙してお金を巻き上げて、その日を生きてきたと言います。
そういった路上生活者を「掃除」してまわる連中がいて何度もヤバイ目にあったけれど、13歳の時にこれまでにない「大掃除」が行われたのだという。
皆は散り散りに逃げたけれど、仲間のほとんどはどうやら亡くなってしまったらしい。
そして・・・フィーが瓦礫を覗くような場面が。(これは誰かを突き落としたのか、落ちるのを見てただけなのか・・・わかりません)
近くに血の付いた棒が落ちてたり・・・ちょっと謎。
「・・・ハッサンは・・・・」そう口にしたところでフィーの口が止まります。
周囲の拍手で我に返り「・・・えーっとどこまで話したっけ」と言うフィーですが、アポロは黙ったまま。その後はその「ハッサン」については語ることはなく、オーナーとの出会いについて話します。
オーナーとの出会い
その大掃除の時、フィーも肩に大けがを負ったようです。逃げ切れなくなって諦め、地べたに寝っ転がってたところにオーナーが居合わせたようですね!
そして拾われたと。
「・・・全部本当の話なのか」
「マジマジ全部大マジの話 それにしてもあの人らしい神がかった登場だろ?」
アポロにとっては、あの時からずっとオーナーが神様みたいな人なのだと言います。
オーナーと一緒にこの島に来て、これまで見たことのないような豪華で清潔な部屋で傷の手当てをしてもらったと・・。
それからお風呂に入り、フィーはてっきり彼は自分の身体が目的だと思っていたのでズボンをおろそうとしたら「メッ」と叱られたらしい★
その後、シャングリラが男娼専用の娼館だと知ったフィーは、恩返しをしようと黙ってお客をとったことがあったのだそう。
そして貰ったチップをオーナーに渡しに行ったら、彼はお金を受け取らずフィーを座らせ・・・シャングリラで13歳のフィーがしていいことと悪いことを話しはじめたと。
言ってる事は少しフィーには難しかったようですが、「とにかく傷つき疲れてるはずだから今はゆっくり休みなさい」とオーナーに言われたと言います。
「・・・俺も ここに着いた最初に 似たような事を言われた」とアポロ。
そう話した後、二人はお店を出る事に。
先に出たフィーは、誰かが自分を見てるような気になります。
(・・・気のせいか)
カシャ カシャカシャ カシャカシャ
写真を撮る音がします。
それがどこから聞えるのかは・・・わからないみたい。
「フィー行くぞ」
「あ・・・ああ」
今日アンタの部屋で寝たい
「じゃぁまた明日な」
アポロと別れ、一人になるフィーですが・・・目の前に黒い人影・・・タバコを咥え薄気味悪く笑ってるような感じが(゚ロ゚屮)屮・・・
「アポロっ」
「どうした?」
アポロは呼び止められ振り返ります。
「・・・今日アンタの部屋で寝たい」
何もしないからと言うフィーに・・・アポロは手を差し出します。
それを見てフィーが少し嬉しそうな顔をしてるのが印象的でした。ホットしたのかな(*^_^*)
部屋に戻り、シャワーを浴びて出てみると・・・着がえがない!!犯人は・・もちろんフィー。
「俺の着がえと下着だ ほら、返してくれ」
「裸で寝た方が気持ちいいぜ~」
「それじゃ落ち着かない」
そんなやりとりをしながら、アポロはフィーがいつも通りで少し安心した様子。ちょっとフィーの異変を感じ取ってたのかもしれませんね!
フィーはぐいっとアポロを引き寄せ、抱きつき・・・このまま裸で寝たいだけだと言います。
「・・・本当に・・・何もしないな?」
「しないしない いい子にする♡」
アポロにくっつき、濡れていて気持ち悪いからタオルも取ると言います。フィーにぴったりくっつかれてるアポロは・・・・ちょっと気が気でない様子。
「どうかした?」
「別に」
(・・・これが本当に男の肌の感触なのか?)
手のやり場にも困っていると・・・
「肌の感触に男も女もねーだろ?」
特に自分の肌は素人の女よりも磨いているとフィーは言います。
抜いてやると迫るフィーにアポロは・・・・
「・・頼むからいい子で寝てくれ」と反対側を向いて寝てしまいます。
それでもアポロの背中に抱きつくフィー。
「これくらいいいだろ?」
肌の合わさる感触が好きなのだと。
アポロもゆっくりと眠りに落ちていきます。
ラストはフィーのスマホにメールが来ている場面で終わり。
まとめ
フィーが誰かにつけられてるようで気になりますね。「ハッサン」という子が下に落ちた時、「ハッサン!!フィー!!やばいぞ!」と声をかけにきた子がいたのですが、その子なのかしら?
悪そうな子には見えないけど、その子しか顔が出てきてないので( ̄。 ̄;)
ハッサンが実は生きてた!みたいなのもあるかもしれませんが。誰でしょうね。とにかく・・・フィーは自分が殺したかもと思っているので生きている方がいいのかも!?
フィーはオーナーと出会った事で不自由ない暮らしをしてるので、それを聞きつけた子が来てもおかしくないなとは思います。
LOVEに関してですが・・・これに関してはまだまだ先は長そう。
ノンケ×ゲイなので、アポロがゆっくりゆっくり惹かれていく方が自然だから、急展開にはならないでしょうね。とても丁寧に描かれているなといつも思ってます。
しかし・・・アポロとフィーはどんなきっかけで!?と考えるけれど、全く展開が読めないです。
フィーが依存していくのかな?とも思えるし、不安定なフィーを見ていて自然に守りたいという気持ちがアポロに芽生えていくような気もしますし・・
先生がどんな展開にしてくるのかすごく楽しみです!
ということで、シャングリラの鳥8話の感想でした。
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