ビーボーイゴールド2022年6月号掲載、ためこうさんの【ララの結婚22話】のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の22話は【ララの結婚5巻】に収録予定です。
イイ感じになったと思ったら・・・過去最大の危機じゃないでしょうか。
これからどうなっていくのか。ウルジは逃げないとウルジ父が言っているのでかなり悩みそうですね。そしてまた・・・ラムダンが身を引こうとするのでは!?
ララがその後どうなっているのかも気になりますが、今回は進展があるでしょうか。
ララの結婚22話 ビーボーイゴールド2022年6月号
掲載P数 | 36P |
満足度 | ☆45 |
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3分でわかる☆ララの結婚22話のあらすじ
ラムダンが男だとウルジの父・ブルクトにバレてしまい二人は窮地に追い込まれる。
なぜバドマではなくウルジが家督を継ぐのか。それは彼が【逃げる】事を知らないからだというブルクト。
でもそれはブルクト自身のコトでもあったようだ。
ブルクトの婚姻も家同士の家が決めたものであった。
嫁ぐことになったメレーナは、ブルクトが自分の想像していたような容姿でないこと、厳つくて粗野で冷酷そうで華やかさのかけらもない・・・これからどうすればいいのかと嘆いた。
しかしブルクトはメレーナとの時間を大切にしていく。
家が決めた結婚だと言いながらもメレーナが喜ぶならとせっせと花を持ち帰る。本当はメレーナが好きな花は違う花だったが、いつしか彼女もブルクトが持ち帰る花が一番好きな花になった。
バドマが生まれ、ウルジが生まれてもメレーナに花を持ち帰るブルクト。
幸せな日々を送っていたけれど・・・!?
流行病でメレーナが倒れてしまった。部屋へ入るなと言われてもメレーナの部屋へ入るブルクトはその間も花を持ち帰っていた。しかしメレーナは亡くなってしまう。
そんな過去を思い出しながら、家のために尽くし、思いの他情熱的で一途な所が親子でとても良くにていると感じる家の者。
ウルジがラムダンを好きで仕方が無いという気持ちがわからないはずがないと感じるが、それでもこのブルクティーン家の家督は重いのだとひしひしと感じていた。
ラムダンはというと、ある決意をしていた。
家督も継ぐ、そしてラムダンにも一緒に居て欲しいと願うウルジに、ラムダンは以前ウルジから貰った指輪も返し家を出た。
ラムダンが出る時、例の異国の男性が声をかける。自分のせいで悪かったなと言う彼に、自分のためだと言うラムダン。
しかし彼は『キミは彼をすごく大切にしたかったんだな』と優しく言う。ラムダンの目からは大粒の涙があふれ出して・・・
【ネタバレ注意】ララの結婚5巻22話 感想
今回の話を読んだら・・・ブルクトの印象がガラリと変わってしまいました。
冷酷で子どもを自分の操り人形だと思ってるんじゃないの!?なんて思ってましたけど・・・なんでしょうね。実はすごく愛妻家でびっくり。
そしてウルジ母は想像していたよりもずっとずっと素敵な人。
彼女が亡くなってから余計にブルクトは子供達を立派にしようとキツくなっていったのかもしれませんね。。。
ブルクトの過去が読めて本当に良かったです。
ちょっとうるっときてしまいました。
ブルクトとメレーナの縁談
今回の話は、ブルクトがウルジに対し『逃げない』から彼に継がせるといったところから進んでいきます。
それを聞いた男性(家の者)は、それはブルクトの事なのではないか?と言うの。ブルクトもまたウルジと同じような性格の持ち主だという事がその後に描かれていきます。
ブルクトとメレーナ(バドマ・ウルジ母)は両家の親によって縁談が決まります。
初顔合わせの時でしょうか・・・・メレーナはしくしくと泣いているの。
それは・・・ブルクトが想像とだいぶ違ったから(笑)
噂に聞いていたのよりも美しくない、冷酷そうで華やかさのかけらもない人でこれからどうしていいのか・・・と号泣。
少しくらい夢みたいっていいじゃないですか、という彼女を・・・ブルクトは連れ出すの。
それは・・・リコリスが咲く場所。
この花は種で増えるものではないので、誰かがここに植えたということ。それはブルクトの祖父が遠方のキャラバンに参加した祭に持ち帰って植えたようです。
メレーナは1本手にし、ブルクトの髪の毛にさすのですが・・・
『やっぱり似合いませんわね』
としょんぼり(笑)ここ個人的にすっごく面白くて。どうしてブルクトの髪の毛にさそうと思ったのか(^_^;)
似合わないとか想像してもわかりそうなのに~~~~。
意外だなと思ったのはブルクトの行動なのですよね。そんな風にあからさまにしょんぼりされたら怒りそうなのに・・・むちゃくちゃ怖いウルジ父という印象だったのですが、メレーナには怒ることもなく。。。
寡黙、という言葉がぴったりな男性なのですよね。
『こういうのは女性がつけるからこそ美しい』
と言ってメレーナの手首につけ、気に入ったのなら自分もキャラバンの時に持って帰ろうと言うの。
その腕につけたリコリスはすぐに解けてしまうのですが、メレーナはクスクスと笑いながら『楽しみしております』と笑顔で言います。
かっこつけた割に、ちょっと不器用な所がメレーナのツボに入ったのかな!?
育つブルクトとメレーナの愛
その後ブルクトはことある毎にメレーナには会いにいってたようです。
他の人には『面倒』とか言いながら、リコリスが咲いてそうな川沿いを帰ったりしてね・・・本当に不器用なんだから。
花を持ち帰り『奥様にですか?相変わらずお優しくていらっしゃる』と言われれば『いや、これで大人しくなるなら安いだろう それだけだ』って言っちゃって。
ここまで来たらブルクトが可愛く思えてくるから不思議です(笑)
そしてそんなブルクトの想いはメレーナにもきちんと伝わってましたね。
本当は一番好きな花はこれではなかったけれど、今では一番好きになったわと幼いバドマにナイショよって言ってるのを見てちょっとじわり。
このリコリスをプレゼントするのはバドマが生まれてもウルジが生まれてもずっと続いたそう。
幸せそうな家族ですが、それを壊したのが流行病。
それにメレーナがかかってしまいます。
感染するから部屋には入ってはダメだと言われても入るブルクト。ここもすっごくウルウルしてしまいましたヨ。
不器用で無愛想。でもメレーナの事は確かに愛していたのだろうなって感じた箇所でした。
じゃないとこの病で多くの人が亡くなっているのに、怖くて部屋になんて入れません。
メレーナが病気になっても花を贈っていたと思うとね。愛情深い男なのだと思ってしまいます。
今でもメレーナが特別なのだな・・・ってすごく感じました。一途な男だったのだと今回知りました。
そう思うともうね・・・印象がガラリと変わってしまう。
ウルジの一途さもわかっているけれど、ブルクトはブルクティーン家という大事なももを抱えているのですよね。
ウルジの決意とラムダンの決意
ウルジは部屋にいたラムダンを連れ出します。
同じようにリコリスの咲いている場所へと連れ出しているのがね・・・ブルクトとウルジはやはり似てるのかなぁ・・・と思ってしまいます。
ウルジはラムダンに自分の決意を話します。
『ラムダン オレはこの家を継ぐ』
でもその上でどうしてもラムダンに側にいて欲しいのだと言います。跡継ぎさえ用意できればその他の問題はどうでとでもなるからと。
ラムダンと生きていく道意外は考えてないと真剣な顔で話すウルジに・・・ラムダンはキスをします。
そして『オレは嫌だね』と。。。
ここは・・・・ちょっと悲しいシーンです。
ラムダンがウルジからもらった指輪を返しているの。本当に・・・本当に別れる決意をしているのだとわかります。
ヤンとラムダンの別れもなんだか切ない。。。やっと名前を教えてもらったのにこれっきりなんですから。
そしてまたも元凶が現れましたヨ。
この異国の人っぽい男性は誰なのでしょうね。
国王とかだったら(゚ロ゚屮)屮なんですけど・・・
それだったらブルクトが知らないはずないですしねぇ。
でも色々と見て回るのが性分なんだって言ってるのと、ブルクティーン家の事も知ってたりとそれなりに情報は持ってる人物なのではないかなって思ったのですよ・・・。
この男性が力になってくれるといいですが。
そしてラムダンが別れる決意をしたのはウルジの為でもあったのですね。
自分のため、と言いながらウルジが悩んだり傷ついたりするのが嫌なの。
『キミは彼を大切にしたかったんだな』
って言われた後のラムダンの涙。
今回も感情移入してしまって・・・本当にギュギュってなりました。
良い雰囲気になったと思ったらすぐに壁が立ちはだかって・・・どうにかならないでしょうか。
感想まとめ
ブルクトの印象がガラリと変わった回でした。
ただ、、、彼も情熱家で一途な男だからウルジの気持ちもわかるだろうに・・・と。でもそれ以上にブルクティーン家という大きなものを背負っているという事なのでしょうね。
また居なくなってしまうラムダンですが、今回はどこへ行くつもりなのでしょうか。
療養してるララの所かな!?
今度はウルジが迎えに・・・というより、決心したラムダンがブルクティーン家に帰るというのを期待しています☆
ということで・・ララの結婚22話の感想でした。
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