ダリア 2021年10月号掲載、りゆま加奈さんの【狼の花嫁4巻】20話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の20話は【狼の花嫁4巻】に収録予定です。
アズラクから本当の目的を聞いたルーイ。アズラクはどうなってしまうのか気になる展開になっています。
狼の花嫁20話 ダリア10月号
掲載P数 | 34P |
満足度 | |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- アズラクの目的を知ったハシは、西の国にアズラクを引き渡す事を決める
- 戦場のゼスは・・・
- アズラクを死なせたくないルーイたちはある計画を立てる
【ネタバレ注意】狼の花嫁4巻-20話 あらすじ・感想
ルーイとゼスの再会は・・・まだまだまだまだ先になりそうですね。
早く2人が再会したところが読みたい。
アズラクの事も今となっては嫌な人ではなく、助かって欲しいなぁ・・・と思っているので展開的にはいいのですが、、、
でも、どう折り合いをつけるかがわからなくて毎回ハラハラドキドキしてしまいます。
アズラクの目的を知ったハシは、西の国にアズラクを引き渡す事を決める
ルーイとアズラクの会話を聞いていた人から、アズラクの目的を知ったハシは書簡を用意するように伝えます。
その届け先は西の国のザハブ王。(アズラク・ルーイ父)
ルーイは自分が報告するよりも先にハシが知っていた事に驚き、アズラクはどうなるのかとハシに問います。
ハシは殺しはしない、後の事はこちらでやっておくと言いルーイを退室させます。
部屋へ戻る途中にそわそわし始めるルーイ。なんと・・・ゼスの部屋へやってきたのでした。
中にはゼスの狼がいます。
『このことは秘密にしててくれると嬉しいな』
そう言って頭をなでなで。
ルーイはゼスのベッドに横たわります。すると・・・ゼスの匂いがふわり。
(ゼス様の匂いがする・・・僕って変態かもしれない)
ゼスに早く会いたいと思いを募らせます。
戦場のゼスは・・・
ゼスの場面。
夜になり、負傷者の手当をしながら急速をとる一行。
ゼスは新人のジルの元へ。
『ゼス様・・』
『お前は治療を受けなくても大丈夫なのか?』
平気だと言うジルですが、浮かない顔。
戦場で怯んだ事を謝りますが、浮かない顔はその事ではなく人を切ったことに対し感情が追いついていない様子。
『俺、今日初めて人を殺したんです』
学校の訓練では成績も良い方だったというジル。
『今でも手に残っているんです・・・人の肉を切る感触が消えなくて・・・』
自分がしていることは他人の命を奪うことだと分かっていなかったのかもしれないと口にするジル。
『・・・それが戦だ』
兵士の使命は国を守ること。敵を倒すほどに称えられるが、それは人を殺してきたことの証にほかならない。
『俺は大事な者を守るためにたくさんの敵兵を殺してきた』
戦ですべてを救うことはできない、敵兵とはいえそれぞれに帰る家があり待っている人がいる。だから早く戦をおさめる必要があるとゼスは言います。
『ジル、俺は戦でなくとも人を守る方法はあると思っている』
『今は戦うしか出来なかったとしても』
アズラクを死なせたくないルーイたちはある計画を立てる
ルーイの場面。
マルジャからアズラクが西の国に引き渡される事になったと聞いたルーイは急いでハシに確認します。
『兄を西の国へ引き渡すと聞きました』
『ああそうだ』
『なぜ・・』
ハシは戦いを止めるためで、西の国もそれで了承したと言います。
そんな事をすればアズラクは殺されてしまうと言うルーイですが、ハシは『最優先は民を守る事』と。
『それにこの戦の元凶はあの男ではなかったか?』
『そんな・・・』
『お前には何も出来ない 諦めろ』
下を向いて歩いていると、マルジャが『・・いかがでしたか』と待っていました。
首を横にふるルーイですが、それでもどうにかします、と。
どうにかしてアズラクを助けたいと思っているようです。自分が身代わりになって国に戻り、父上を説得出来れば・・・というルーイですが、それは無謀だと言うマルジャ。
でもルーイは、、、殺されてしまう事を知りながら見なかったことになんてできないという。
『・・・ 私がアズラク様を逃します』
マルジャは言います。
それではマルジャの命が・・・と心配するルーイですが、マルジャは自国を出た時に自分の命はないようなもの、それにルーイよりはうまくやれると。
マルジャがそこまでする理由がないとルーイは言うのですが、マルジャはアズラクが死ねばルーイはずっと自分を責め続けるだろうと。
『私はそうなってほしくない』
『あなたは身代わりではなく 自分自身のために幸せになるべきだ』
難しい事ではあるけれど、それなりに準備はするというマルジャ。
ルーイはユルールを巻き込むのは気が引けるようですが、ユルール様もルーイには悲しんで欲しくないはずだとマルジャは言います。
事が済めばどうにかして逃げる、うまく逃げられれば国にも人にも縛られず私は晴れて自由の身。
『でも2度と戻っては来られないでしょう』
『なのでここでお別れです きっとあなたにはあなたにしか出来ないことがあるはずです』
幸せになってください、ルーイにはいつも笑っていて欲しい、そうマルジャは口にします。
ルーイはマルジャの手を取り泣き笑いの表情で『さよならは言いません 多分泣いてしまうので』と・・・
マルジャも微笑みながら『笑って見送ってください あなたは笑顔が一番似合う』と言うのでした。
感想まとめ
アズラクが引き起こしたこととはいえ。。。アズラクには死んで欲しくないなと思ってしまいます。
マルジャさんの計画がうまくいきますように・・・
なんとか誰も死なずに生きて延びて欲しい。
逃げた場所にゼスたちがいて、ゼスの危機を救うとかウルトラな展開はないでしょうか。
はぁ・・・ラストのマルジャさんの顔が切ないですね。
なんとなく・・・死を覚悟しているようにも思うのですよね。しかし・・・一緒に来た時にはどこかしらあやしかったマルジャさんがすごく良い人だったとは。
彼もうまく生き延びて自由に生きて欲しいなと思う反面、またルーイの元に戻って来て欲しいなとも思ってしまいます。
しかし・・・ハシにはがっかりですよ。
確かにいっている事はわかります。最善策があるならそうするのが正しい。
だけれど、先にルーイには言うべきでは?
なんとなくやり方が鼻につくというか。
もしゼスがいたら・・・ゼスも同じような事をするのでしょうか。
その辺も気になるところ。
もしアズラクとマルジャが逃げたとして・・・戦争の方はどうなるのか、続行されるのか終わるのか。
いい方向に進むといいなと思いながら、まだ先が見えなくてほんと辛い。
ゼスが早く帰ってきますように。
恐らくここまでが狼の花嫁4巻の内容かと思います。
※巻末のコメントに10月に4巻発売と書かれてました!!!
なので・・・10月発売の12月号には『狼の花嫁』は掲載なしです。
次話が読めるのは早くてダリア2022年2月号かと。
まだまだ安心できる展開ではないですが、5巻はゼスとルーイのラブラブが読めますように~。
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