ダリア 2022年2月号掲載、りゆま加奈さんの【狼の花嫁 21話(5巻)】のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の21話は【狼の花嫁5巻】に収録予定です。待ってましたヨ!!!4巻その後の21話。早くゼスとルーイが再会して欲しいと思っているものの、今はアズラクのことも気になります。
どんな風に今後は展開していくのでしょうか。できれば・・・アズラクも生きてルーイの味方になって欲しいです。
狼の花嫁 21話 ダリア2022年2月号
掲載P数 | 26P |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- ゼスが撤退!?
- マルジャの計画
- いよいよ決行のとき
【ネタバレ注意】狼の花嫁5巻-21話 あらすじ・感想
扉絵にキュンとなりましたが・・・お話としてはまだゼス・ルーイは再会していません。
早くこんな2人が読みたいですね。
21話は前話からの続きでアズラク脱出をマルジャが計画する、という展開でした。
ゼスが撤退!?
戦場で戦っているゼスの場面から始まります。
もう戦場に来て10日が経とうとしています。そして。。。戦場にいると鼻が利かなくなってきて困ると漏らすゼス。
駆り出された戦士たちにも疲労が蓄積し、肉体的にも精神的にも厳しい状況になっています。そんな彼らのところに伝達が。
どうやら相手側の兵士が撤退しているようだと。
『・・・どういうことだ?』
『それが・・・』
そういいながらハシからの書簡を手渡す使いの者。
その書簡に何が書かれていたかというと・・・
『・・・撤退しろとの命令だ』
『?!何故ですか』
アズラクを生きたまま引き渡すことを条件に停戦が決まったと。
『ハシ様はどのようなお考えなんですかね?』
『・・・なんの勝算もなく話を進めるはずはないが・・・』
ゼスはアズラクの事もですが、今回の撤退の命令が王からではなくハシから届いたことに少し疑問を持ったようでした。
王はどちらかというと戦を押し進めた人物です。
そんな王が撤退など選ぶだろうか?と。
(王宮で何が起こっているんだ・・・)
少し考え込むゼスではありますが『撤退の準備をしろ!』と命令します。
マルジャの計画
マルジャとアズラクの場面に移ります。
ここでマルジャの計画がわかります。回想に入るのですが、マルジャはユルールに計画を話していたのですね。それで協力を要請します。
ユルールは計画を聞いたとき、そんなのはうまくいくはずない・・・というのですが、それでもマルジャはそれが一番まるく収まる方法なのだと言います。
『しかしどちらかの国の領土で問題を起せば責任問題になります それでは意味がありません』
『向こうの人間である自分がどちらの領土でもないハシの上でアズラク様を襲うことで この国に降りかかる責任問題を回避できるのではないでしょうか』
マルジャが勝手に行ったという事で、狼の国は関与していないと言い訳ができると言います。
本来ならば、今回のような場所では引き渡しは行われない。でも実際には国境ぎわでの引き渡しになったのは、ザハブ王は自分の息子に謀反を起されたことを大きな事件にして周囲に知られたくないと思っていると。
これは好機。アズラク様を生きたまま逃すためにこの機は逃せないとマルジャは言います。
ユルールに協力を申し出たのは、両国にかかる橋での受け渡しと、そこにマルジャがどうこうすることをハシに了承させる必要があると言う事でした。
ユルールはそれは自分の役目だ、と言っていたのでかなりの全面協力ですね☆
ユルールの提言もあり、マルジャは引き渡し場所までアズラクに同行できることになりました。
『着いたぞ』
『おい下りろ』
橋まで連れていかれ、そこからはマルジャが引き渡しに行きます。
『説明した手はず通りに』
いよいよ決行のとき
アズラクを歩かせ、後ろから着いていくマルジャ。
するとアズラクが話し始めました。
『・・・結局俺は何も出来なかったのか』
『何も守れず 父への復讐も・・・この国で死ぬ事もできずに・・・何も・・』
するとマルジャは、そのまま振り返らずに自分の言う事を聞いて欲しいと伝えます。
『あなたを生きたまま逃します 私はそのためにここにいます』
橋の向こうで身柄を引き渡す予定になっているが、その前に橋から川に落ちていただく算段だと。
この川は山の中を入り組んで流れているので、流された自分達を追いかけるには多少時間がかかるはず。この計画を知っているのはこの場では自分達だけだとマルジャはアズラクに言います。
するとアズラクは・・・ただの従者がなぜここまでするのか?と問います。
『アズラク様の為ではありません ルーイ様と自分の自由のためです』
マルジャは、アズラクを生かして逃すとルーイ様を約束したと言います。
『許されたなんて思わないでください』
『あなたがどんな人でもあなたが死ねばルーイ様は一生ご自分を責めて生きて行く そういう人です』
アズラクの死をルーイの枷にしたくないというマルジャの思いにぎゅっとなってしまいました。
アズラクは少し黙ってましたが、マルジャの提案を受け入れる覚悟が出来たようですね。
ラストにこう言っています。
『最後の最後・・・ 国王の鼻を明かすことができるのがルーイのおかげとはな』
感想まとめ
次話早く!!!!って思いました。無事にアズラク・マルジャさんも生き抜いて欲しいです。
そしてこの2人の物語が始まって欲しい!!!(ついついBL脳で考えてしまいました(≧∇≦*))
これね、国境付近という事とゼスの撤退を考えたら・・・この2人はゼス達の隊に見つけられるのではないでしょうか?
もしくは隊に見つかるとややこしいので、ゼスにだけ見つかるとか???
ルーイにはアズラクが生きてると言うことを伝える人が必要だと思うので、ちゃんと誰かには発見されるのだろうなと思います。
でもねぇ・・ザハブ王どうにかなりませんかね・・・
この人が本当に元凶。
ルーイ母もそうだし、ルーイもアズラクも。
今回の件がうまくいけば、もうザハブ王は出てこないかもしれませんが。。。誰か王の座から引き摺り下ろしてくれないかしら。
でもお話としてももう後半になってるのかな?と思います。
早くゼスとルーイの再会読みたい~!!!
そして甘えるゼスとか・・・読めたらうれしいな。。。ゼスって気を許したら甘々になりそうな雰囲気があるので、思いっきりルーイに甘えて欲しい。
とにかく今はマルジャの計画が成功することを祈るのみ。
早く次話が読みたいです。
22話はダリア2022年4月号に掲載予定です。
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