ダリア12月号掲載、りゆま加奈さんの『狼の花嫁11話】のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の11話は【狼の花嫁3巻】に収録予定です。
こんばんは!藤雪です。先日イベントに出かけた時も読者様にオススメした『狼の花嫁』です♪民族BLが好きだという事で、ためこうさんの「ララの結婚」についても話していたのですが、『狼の花嫁』がむちゃくちゃ面白い!と力説してきました((ノェ`*)っ))タシタシ
狼シリーズどれも好きですが、とにかくゼスが好みすぎるのでこの作品が一番好きかも☆
今回のゼス様も相変わらずカッコ良くてキュンキュンが止まらなかったです。お話としては短かったのですが、いやぁ・・・良かった。。。
まだまだ何かあるでしょうが、二人で乗り越えていってほしい。
ユルール以外の白鹿は・・・出てこないでしょうね(;'∀')ちょっと不安ですが、とりあえずラスボスはアズラクでありますように。
まだ動きがないからそちらも心配。
狼の花嫁11話 ダリア12月号
掲載P数 | 20P |
満足度 | ★★★★★ |
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簡単なあらすじ・ポイント
- ゼスの父は何やら病気?
- その父の考えがわからずイライラしてしまうゼスはルーイにも冷たくしてしまう。
- ルーイはゼスが心配だと言って・・・
- ラストにググっと気持ちが近づく二人。
【ネタバレ注意】狼の花嫁11話 感想
今回は20Pというやや短めではあったのですが、後半すっごく良かった!
前半はちょっとゼスのお父さんの病状が気になるなという感じです。どうしてゼスにすぐに子供をと言ったのかとか、そういう事だったのか・・・と。
とにかく国の安泰のためには大きな国とのつながりが欲しいという感じなのでしょうね。(敵国なので争いごとを避けるためにもという感じでしょうか)
ゼスは第二王子なので今回お父さんの横にいて病気の事も知っている人が第一王子なのかな!?
この第一王子はもうすでに白鹿さんと結婚しているのでしょうか・・・地味にそういうところも気になります。
アズラクはというと、まだゼスの国にいてルーイの付き人と接触しているようです。彼も怪しいですね(-_-;)
今回は、お父さんが何を考えているのかわからないと言った様子のゼス。考えてもわからずイライラが募ってしまいます。
なぜ強引に進めようとしているのか
あの夜お酒に細工をし、なぜルーイを襲わせようとさせたのか・・・父の考えがわからないと考えるゼス。
『早く子を生せ』と、どうして物事をあんなに強引に進めようとしているのか、と疑問を持ちます。
一人で考えこんでいるところにルーイが寄ってきました。
「ゼス様!」
「あのユルール様に教えていただいたんですけど 狼が・・・」
「その話は今しなければいけないことか?」
ゼスが怖い顔でルーイを見ます。
一瞬ビクっとおびえるルーイ。ゼスもルーイにあたっても仕方のないことだと分かっているのですが、どうしても気がたってしまったようです。
歩いてその場を離れようとするのですが・・・ルーイも一緒についてきます。
「ついてくるな」
「ゼス様・・・」
普段ならここで諦めてしまいそうなルーイですが、今回はそれでも後ろをついていくの!!!
ゼスは、今日は人の気配がわずらわしいと一人になりたい様子。
それでもついてくるルーイに「ついてくるなと言っただろう」とまた伝えます。
「で、でも」
そう言ってゼスに近づこうとしたルーイは、床石の隙間に足がひかっかってしまい転んでしまいます。
「ふぎゃっ」
転んだルーイを見てゼスははっとします。
俺の花嫁で 俺の番だ
「あいててて・・・」
本当に煩わしいならそのまま歩いていくこともできたゼスですが、ルーイに手を差し伸べるの。
やっぱりやさしいなぁって感動(´;ω;`)
「どうして何もないところで転べるんだ」
「お前はもう部屋に戻れ」
「い、嫌です」
ゼスの様子が違うようで、心配なのだと伝えるルーイ。
するとゼスは、どうして人の心配ができるのだ?と不思議がります。
どうして不思議に感じたかというと・・・ルーイの今の立場は人の心配をしている場合じゃないから。とても今の立場が危ういということですね。
両性具有であることもバレてはいけませんし、ましてや男性ということも。
そんなルーイは母国に利用され、嫁いだ敵国では一部から腫れもののような扱いをされ、色々なところで嫌な想いをしているはずだと。
それなのにどうして人の心配ができるのか?とゼスは感じてるようです。
するとルーイは微笑みながら話します。
「・・自分の立場はわかっています・・でもゼス様のことが・・いつの間にか大切になってしまったんです」
「大切・・・」
ルーイは、今ここにいるのはゼスのおかげ。この国ににきてからジグルやユルール。。。そしてゼスと大事にしたい人が増えたのだと言います。
みんなで笑ったり騒いだりする楽しさを知ったというルーイ。今までそんなこともわからなかったのだと。。。
「僕はゼス様にとって 本当の花嫁じゃなくても番じゃなくてもいいんです」
たとえ人質でもそれでも自分にとってはゼスは大切な人だと伝えます。
何も力になれることはないかもしれないけれど、それでも力になりたいと。
うなされている時にじゃ手を握って安心させてくれた、目立つからと大切な自分の服をくれた、何よりゼスが気遣ってくれるのがとても嬉しかったのだと言うルーイ。
ゼスはそんなルーイの言葉を聞きながら、そんな些細なことが幸せだと思うのかとたまらない気持ちになってしまいます。
ゼスはルーイの事を考え。。。そしてゆっくり近づきます。
「ゼス様?」
ゼスはルーイの頬に手を触れ。。。
「確かにお前は国にとっては人質だ」
「だが 俺の花嫁で 俺の番だ」
ゆっくりゼスは顔を近づけて・・・・
この感情が愛しいという気持ちなのかと感じてしました。
つづく。
感想まとめ
アズラクが出てこなかったからかなり平和な回でした。でもゼスのお父さん心配ですね。
病気で自分の命が短い事を知っているからこそ、何としても敵国のルーイとのつながりを得て利用したいと思っているのでしょうね。それは国王としたら当然の感情なのかもしれません。
ルーイの国とゼスの国ではルーイの国の方が大国。
だから余計に強硬手段をとってでも、目に見える形で繋がりが欲しいのだと思います。
ルーイだけだと、いつ逃げられるかわからないし、何か目的があるのかもしれないと疑ってしまうのもわかります。
恋愛結婚ではないので。最後は。。。ゼスのお父さんも安心してちゃんと認められて本当の意味で番になってほしいですね(⌒∇⌒)
でもラストの『俺の花嫁で 俺の番だ』のセリフは良かった!!!!ゼスカッコよすぎです。
ルーイよかったねってすごく思います。いつか・・・ルーイのお母さんも一緒にゼスの国に来れたらいいのですけどね。
でも嵐の前の静けさと言いますか、小休憩なご褒美回のような気もします。
あのアズラクはルーイにすごく執着しているので(ルーイ母への感情が変な方向へ向いてしまったようですし)、ルーイの気持ちがゼスにあると知ったら気が気でなくなってしまいそう。
それこそ、ゼスを追いやろうとするのではないかなと考えてしまいます。
そして、アズラクがルーイが両性具有だとバラすような気が。というよりも、王子だということをバラしそう。
アズラクは、ルーイを手に入れたいと思っているのでどんな手段をとっても取り戻そうとするような気がします。
でも・・・両性具有シリーズを読んでいるからかわかりませんが、両性具有って妊娠できるイメージしかなくて。
男性だったとしても、ルーイは子供産めないのかな。。。と思ったり。
国が安定したら、第二王子だから第一王子にもし子供がいれば・・・そこまで子供子供って感じではないのでは!?とも思いますし・・・周りが子供子供いう状況がなくなればいいですね。
王子だから子孫を残していくのは使命なのかもしれませんが。。。
2人が愛し合って結ばれますように。(邪魔者もいなくなって)
本来男同士の結婚も認められている国なので(狼×白鹿の場合のみ)、なんとかゼス×ルーイの結婚も・・・バレたとしても認められるといいなと思います。
ゼスならなんとかしてくれそう。ほんとゼスかっこいいです。狼は生涯1匹の番を大事にすると言ってるので・・・
ゼスが「俺の番だ」とルーイの事を言ったということは!?ですよね(n*´ω`*n)今回の「俺の番だ」は今までと違う意味にとれましたよ★
ゼスは今回で自分の中のルーイへの感情に気づいた感じがしたので、次はルーイでしょうね!
まだ人を好きになった事がないルーイが今「大切な人」とゼスの事を感じていて、それがもっと他の特別な感情なのだといつ気づくか楽しみです(⌒∇⌒)
早く次が読みたい・・・・。
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