ダリアで連載中、りゆま加奈さんの【狼の花嫁2】の6話・7話のネタバレあり感想になります。こちらは【狼の花嫁1】その後のお話。
1巻では美しい白鹿・ユルールに「番になろう」と言われたルーイ。王子×半陰陽の二人はこれからどうなるのか気になる展開になっています。
ダリア連載作品でこの作品も毎回楽しみに読んでるのですが、なかなか感想がかけず。やっと・・・やっと良い雰囲気になってきてさらにルーイの過去もわかりそうなので一気にまとめて書くことに。
さらには来月の9月20日に【狼の花嫁2】が発売されます!気になってたけど・・・という人の参考になればと思います。
ちなみに・・・すごく面白いです。狼×白鹿ではなく、狼×半陰陽×白鹿 みたいなトライアングルな感じもドキドキ。ただ・・・読む限りではゼスとルーイは惹かれあっているのであぁここは鉄板かな。
1巻の感想はこちらに書いていますので気になる人は是非チェックしてみてください。
https://snow-blmanga.com/okaminohanayome1/
狼の花嫁2-6話 ダリア12月号(2018年)
掲載P数 | 28P |
満足度 | ★★★★★ |
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狼の花嫁2巻6話 簡単なあらすじ・ポイント
- ルーイを番にと言うユルールですが、ゼスはユルールにもルーイの秘密はバレてはいけないとクギを刺す。
- ゼスがルーイに渡していた花はユルールにとっても思い出の花。
- ゼスと寝室を共にすることになったルーイは動揺するけれど・・・
- ゼスがとっても優しい・・・♥
- ルーイにまとわりつく男はいったい!?
【ネタバレ注意】狼の花嫁2巻6話 感想
もうなんかゼスとルーイの会話や表情にドキドキ。ゼスも変化してきたしすごく面白いです。
そこにユルール参戦。
でもユルールは・・・どうなのかな!?ゼスのことが好きなのでしょうか?これからピュアなルーイと接していくうちに本当にルーイのことが好きになってしまいそうですが。
狼の花嫁2巻は、ゼスとルーイが少しずつでも気持ちを通わせていくのでキュンキュンすると思います。ただ・・まだまだ二人の間には大きな壁が。
6話のネタバレ
扉絵は向かい合うユルールとルーイでした。これがまた綺麗なんです。ユルール素敵・・・いつかユルールのお話も読みたいです。
「番になろう」とルーイに言ったユルールですが。。。ゼスは「ふざけるのはやめろ」と間に入ってきます。
ユルールはふざけてなどいない、ここに来てから泣いてばかりのルーイを僕が幸せにしてあげたくなってしまったのだと話します。
「・・俺とルーイは既に婚姻の儀を済ませている おまえの思いつきひとつでどうにかできるものじゃない」
「でもそれだけだよね お互い好き同士ではないんだろう?」
この言葉にゼスは思わず顔を背けてしまいます。
「ルーイこっちへ来い」
一緒に部屋を出たルーイは、ゼスから「おまえは自分のことに無頓着すぎる」と言われてしまいます。
「不意打ちとはいえユルールにくちづけされていただろう」
ゼスはルーイにここにいたければ秘密は誰にも知られてはいけないと念を押します。
秘密というのは実は男性で半陰陽のことですね。
「ゼス様は・・・僕の身体のこと気持ち悪くないって・・思いますか?」
俯くルーイにゼスは・・・ルーイの頭に手を置き「おまえの悪いところはすぐにそうやってうつむくところだ」と言います。
そして髪の毛の色も身体のことも気持ち悪いとは思っていないと。
薬を飲まされた時にルーイを遠ざけたのは一緒にいれば薬のせいでルーイを傷つけてしまうかもしれないと思ったからだと言います。
それを聞いてルーイは胸の奥があたたかくなるのを感じました。
ここで手にしていた白い花が無くなっていることに気付きます。その花の名前がわからないけれど白い花だとゼスに言うと・・・
「・・・イルベの花だ」
「ゼス様は知ってるのですか?」
「知ってるも何も・・・」
この大陸では一般的な花なのだとゼスが言うと・・・さっきまで喜んでいたルーイの表情が曇ります。
「すみません・・・よくわからなくて」
「花は好きか?」
この問いにルーイは好きだと答えます。お母さんが花好きでその影響もあるのだと。いつも花を摘んでお母さんに持っていくと喜んでくれてその笑顔がみたかったのだと話すルーイ。
そんなルーイの話を静かにゼスは聞きます。
ゼスが白い花を渡していた理由
ゼスがずっとルーイのお膳の横に添えてい白い花なのですが・・・これはユルールにとっても馴染みある花だったようです。
というのも・・・子供の頃からこの白い花は、ゼスが謝るときにいるも持ってきていたというもののようで。
ルーイが置いていったイルベの花を見つめながら「ゼスは変わらないなぁ・・・」とユルールは呟きます。
ゼスはずっとルーイに謝りたくて花を添え続けていたのですね(*^_^*)
寝室は共に
ゼスと一緒に戻った部屋なのですが、そこにはルーイのベッドが用意されていました。
というのも・・・「寝所を共にするように」という国王からの命令はこれ以上無視できないということで・・・・。ルーイは豪華なベッドを見てもっと簡素なものでいいと言うけれど、もう用意してしまったとゼスは言います★
そして・・・1枚の服をルーイに渡します。
それは・・・ゼスが子供の頃に着ていた服。今の服では髪の毛同様、目立つからと服だけでもと用意してくれたようです。
「合わせてみろ」
「どうでしょうか」
「大丈夫そうだな おまえの髪の毛の色と合っている」
新しい服は今度仕立て屋を呼んで作らせるというゼスにルーイが遠慮すると・・・むっとするゼスが可愛いです。
「そういえばゼス様のお召し物はすべてこの模様の並びなんですね」
実は・・・ゼスの国の服の模様にはそれぞれ意味があるようなのですね。親から子へと願いを込めて選ばれる模様のようです。
一人一人模様が決まってるというわけです。
「そんな大事なものを僕に・・・」
そういってゼスからもらった服を抱きしめたルーイは・・・母親のことを思い出しぽろっと涙が出てきてしまいました。
「どうした?」
「す、すみません・・・母のことを思い出してしまって・・・」
そんなルーイをゼスは「まるで子供だな」と優しく抱きしめます。
仕事に戻ると部屋を出て行くゼスを見送ったあと、ルーイはあんなに優しく抱きしめられたのは母さま以外でははじめてだ、と頬を赤らめていました。
ですが・・・背後から『ルーイ』と呼び首を絞めてくるものが。『おまえはなんて醜い出来損ないなんだろうか』と・・・
これは幻聴的なものなのですが・・・どうやらルーイを縛っている男性がいることがわかります。若い男性で目はわかりませんが見る限り男前ですね・・・。
おまえなど好きになる人間なんていない、などルーイに酷い言葉を言い続けています。ルーイが卑屈になってしまうのはこの人の影響かなと・・・
それでもルーイは。。。。ゼスを悲しませるようなことはしたくない、ゼスを信じたいと強く思う所で7話へ。
感想
ゼスとルーイはイイ感じになってきましたね。
ただ・・二人とも言葉足らずというか。
なかなか本心で語り合えていないというか。そういうのがすれ違う要因になってしまうのかなと思います。
ゼスは本来はまっすぐで素直な人なのですが。
ルーイは自分を卑下しすぎてて素直に思ったコトも口にだせないですし・・・今後ルーイをゼスが変えていくと思うと楽しみしかないですが、ラストに出てきた男性が気になります。
彼は恐らくルーイに悪戯していた男性なのかなと。
こうやって目は描かれていないですが大きく出てきたということは今後登場する可能性が高そうです。
あとはユルールのことですね。
ユルールはどちらかというと・・ゼスのことが好きなのかな?と思ってしまいますが・・・ルーイの理解者になっていく人物なのかもしれません。
たまに当て馬の方がスキ!って思ってしまう作品がありますが・・・ゼスもユルールも捨てがたい。。。
今作はゼス×ルーイは鉄板だと思うけれど・・・ユルールも幸せになって欲しいです。
ではそのまま7話へ。
狼の花嫁2巻7話 ダリア2月号
掲載P数 | 24P |
満足度 | ★★★★☆ |
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狼の花嫁2巻7話 簡単なあらすじ・ポイント
- 何かに怯えるルーイ。
- ゼスはルーイに違う感情が芽生えてきているように思えるが、ルーイはゼスにとって自分は人質だと思い込んでる。
- それでもルーイはゼスに何かお返しがしたいと刺繍を練習しはじめるけれど・・・!?
- 今回はユルールのゼスに対する想いとか白鹿・狼への考えがわかる
- ユルールのゼスへの感情は家族愛に似ている
【ネタバレ注意】狼の花嫁2巻7話 感想
7話のざっくりとしたネタバレ
悪夢にうなされながら「助けて」と手を伸ばすルーイ。そしてルーイの手をぐっと引っ張る人がいました。
目を覚ますと。。そこにはゼスが心配そうにルーイをみています。
「大丈夫か?苦しそうな声が聞こえたから様子を見に来たんだが・・」
具合でも悪いのか?とゼスは心配します。
ですが。。。ルーイは話すコトもできず「大丈夫です怖い夢を見ただけです・・・」と返事をします。
このときすごい寝汗で胸元を掴むルーイなのですが・・・それにちょっとだけ欲情してるっぽいゼスにキュン。
すっと顔を背け「おまえに何かあっては困るからな」と言うのですが・・・この言葉は自分を人質だと思っているから出てきた言葉なのだとルーイは少し傷つきます。
それでもゼスからもらった服や言葉はルーイにとってはとても嬉しいもので・・・・
(僕にも何か返せるものがあればいいのに・・・)
と考えるようになります。何も持っていないと考えていると・・・何も持っていないならば何かを作ればいいじゃないか!と。
国から持ってきた中で一番上等な布に糸。。。これで刺繍をすることにしました。
でもルーイはとても不器用なのですね。
うまく縫えません。
そこへ・・・ユルールがやってきました。
ユルールはルーイが着ている服がゼスのものだとすぐに気付きます。
「その服の刺繍 ゼスの服だね」
「は、はい!私の持ってきた服だとここでは目立つだろうからと・・・ゼス様からいただきました」
「それで”それ”はもしかしてゼスにあげるの?」
ルーイが刺繍をしているのはゼスにあげるためだとすぐに見抜いてしまいます(*^_^*)
ユルールはこの国では刺繍にはひとつひとつ意味があるのだと言います。これはゼスも言ってましたよね。
そして自分で刺繍を施したものを相手に渡すというのは特別な意味があるのだと教えてくれます。
「親や子や好きな人 大切な番に特別な想いを込めて渡すんだ」
「大切な。。。番・・・」
ここでルーイはユルールに先日のことを尋ねます。
狼は生涯に番はただ一匹だけ
どうして番にならないか?と言ってきたのかと言うルーイにユルールはゆっくり話し始めます。
「・・・ルーイは知ってる?」
「狼ってね、生涯に番はただ一匹しかつくらないんだよ 愛した番をずっと大切にするんだ」
ユルールは小さい頃に親元から王宮につれてこられてゼスに引き合わされたのだと言います。
『お前の番相手だ』と。
ユルールは当時は自分がゼスの番になることに疑問などなくただ漠然とゼスが自分のたった一人の番なのだと思っていたようです。
白鹿と狼の関係、それは誰も疑わず誰もが期待していたけれどユルールの中ではずっと違和感がありました。
「なんで自分の人生は生まれた時から決められてしまっているんだろうって」
自分の道を選ぶ権利はないのか、誰かを選ぶことは許されないのか・・・
それでもゼスのことはスキなのだと言います。
「でもそれは家族への好きという感情とそう変わらない気がするんだ」
そしてユルールはルーイに「ゼスのことが好きなの?」と尋ねてきます。
動揺するルーイ。というのも・・・人を好きになるという気持ちがわからないから。
ゼスは本当の自分を知っても優しくしてくれた。嬉しかったから何かを返したいと思ったけれど、そもそもそんな気持ちになったのも初めてでどうしていいのかわからないようです。
「誰かを好きになるとはどうんなものなのでしょうか・・・?」
「さあ 僕も恋をしたことがないからわからないな」
この言葉を聞いて「やっぱり私のことが好きなわけでは・・・」と言うルーイ。
ユルールは、この国で異国の者が嫁いでくるというのは前代未聞のことで、最初は自分のしらない外の世界への興味から気になり声をかけたと言います。
この国の掟に縛られない異国の人はどんな子なのだろうか?と。
「でも」
「君も何かに縛られているように見えた 君は何に縛られているの?」
ここで次号。
ぜんぜんざっくりじゃなかった(笑)
感想
ゼスのデレがちょっとあってキュンでした。
自分の子供の頃の服を着せるとか・・・ルーイに特別な感情を持ち始めたからかなと思います。
それに・・・明らかにルーイに対してちょっと性欲というかそういうのに目覚めつつある。
ゼスカッコイイな・・・って読みながらいつも思ってしまします。
中盤から後半はほぼユルールとルーイの場面でした。
ルーイには秘密があるけれど・・・それはユルールが先に知ってはダメだと思うのですよね。
ユルールとなら親友にもなれそうですが、やはりゼスが先に知らないと。
ただ今回は、ユルールのゼスへの感情が「家族に似た好き」で良かった。
ユルールも穏やかな感じがしてとても素敵ですよね。この先ユルールがルーイ好きになったりしませんように。。。
ユルールも好きだからどっちも応援したくなっちゃうのは困る(T^T)
ルーイがゼスにあげようとしている刺繍ですが。。。これが今後すごく役立つというかゼスに気持ちが伝わるアイテムになるのではないかと思っています。
ルーイは普段いつも言葉にせずに飲み込んでしまうので、こういったアイテムはかなり効果的ではないかと。
大切な番に渡す、そんな意味があるなら尚更ですよね。
ゼスにどんなカタチで渡るのかも気になるのですが・・・ゼスの喜ぶ顔が早く見たいです。
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